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DX閑話~職場でのITリテラシーの低い人をどうするか?

ITリテラシーが低い人が職場にいるとあれこれ、仕事が上手く行かない事が多くなってきました。上手く行ったとしても、誰かが犠牲になっていたり、やたら時間がかかったりします。今回は、その原因と対処法を紹介します。

ITリテラシーが低い人が職場にいるとどんな問題が起きるのか

ITリテラシーとは、情報技術(IT)を効果的に活用する能力のことです。ITリテラシーが低い人が職場にいると、以下のような問題が起きる可能性があります。

仕事の効率が悪く周囲に負担をかける

ITリテラシーが低い人は、コンピューターやインターネット、オフィスソフトなどの基本的な操作に時間がかかったり、間違ったりすることが多いです。その結果、仕事のスピードや質が落ちたり、他の人に迷惑をかけたりすることになります。

情報の漏洩や損失のリスクを積み上げている

ITリテラシーが低い人は、セキュリティやバックアップなどの重要な対策を怠ったり、誤ったりすることが多いです。その結果、機密情報の漏洩やデータの損失などの重大な事故が起きる可能性があります。

コミュニケーションや協働を阻害される

ITリテラシーが低い人は、メールやチャット、オンライン会議などのツールをうまく使えなかったり、理解できなかったりすることが多いです。その結果、他の人とのコミュニケーションや協働がスムーズに進まなかったり、ミスやトラブルが起きたりすることになります。

なぜITリテラシーが低いままなのか

ITリテラシーが低い人が職場にいる理由は、人によって様々ですが、以下のようなものが考えられます。

周りに迷惑をかけていることに気づいていない

ITリテラシーが低い人は周りに迷惑をかけていることに気づかないため、自分のITリテラシーを向上させる必要性を感じないことにつながります。

ゴネれば周囲が許容してしまうので図に乗っている

ITリテラシーが低い人は、ITの学習や研修を受けるように求められると、反発したり、文句を言います。周囲はそんな面倒を避けるために、護送船団方式的に業務のIT化率を下げます。これは、このままで良いという成功体験になり、ますますITを拒絶するようになっていきます。

ITリテラシーを向上させるための対処法

職場において、ITリテラシーが低い人がいるのは非常に不味い状態です。ITリテラシーを向上させるためには、どんな対処法があるのか、これは果てのない論点ですが今のところの私の結論を紹介します。

周囲に迷惑をかけていることを理解させる

冒頭で述べたとおり、仕事の効率が悪く、リスキーで、協働を阻害して迷惑をかけていることを認識させる必要があります。正直に「迷惑ですわ、なぜなら・・・」と伝えましょう、容赦なく。

どこまでのITリテラシーが必要かを明示する

職場で求められるITのスキルや知識を明示する必要があります。ITのスキルや知識は業務によって異なります。組織はITリテラシーを定義することが必要です。「1億総プログラマー時代」のような、煽り系高価格リスキリングサービスの主張は微妙ですが、業務遂行のためのリテラシーとしてレベル感を示すべきでしょう。

甘やかさない

ITリテラシーの低い人が、どうゴネようとも妥協しないことが肝要です。護送船団方式で低ITリテラシーの人に合わせて業務をリスクに晒す合理性は一切ありません。正直、あるタイミングでは、もう置いて行ってしまって良いと思います。職場の中で、業務をしない人って、普通に切り捨てられますよね。日本の会社って、なぜかITだけは能力とは別枠に扱うという不思議な風習がありますが、この際、この悪習を断ち切ってしまいましょう。

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