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7月7日のわたしへ


おやすみプンプンが無料公開された
今年の7月7日。


わたしは病みに病んでいた。


いやだ、なんで、どうして、どうすればいいの?
そんなことで頭はいっぱい。

でも日々はこなさないと。
あぁ、気を抜くと涙がでる。
なんとかして止めておかないと。

(詳しくはこちら


思い出すだけでまだ苦しいけど
こなせてないこともあるけど
大袈裟に言えば
今日までなんとか生きてきた。


7月7日のわたしは
プンプンを読み
ダメージを負ってどうにかなりそうな自分を
なんとか落ち着かせて
それでもやっぱり寝れなくて
仕事は休めないから行って
子どものかわいい願い事に紛れて
心の中で七夕の願いを必死にして
前から決めていた七夕ゼリーを買いに行って

あとはなにをしたっけ。

謎に缶のコーラを買い込んだ。
レモンもセットで。

それでまたプンプンを読んだ。

1日限定だし
なんかもうしんどいし
なにも考えたくないし
プンプンは10年くらいずっと読みたかったし

一心不乱におやすみプンプンを読んだ。
途中友達と連絡を取りながら。


わたし:今プンプン無料だから読んでる

友達:なんでこんな時に
        そんな病み漫画読んでんの?


その通りである。
わたしが友達でも同じことを言う。

しかもプンプンの無料期間は延長されて
7月7日を過ぎても読めた。


読んだことがなくても
病み漫画と知っているプンプン。

足すことの

元から病みに病んでるわたし。


結果
プンプンによるダメージはなかった。


もっとやられるかと思った。
やられたかったのかもしれない。
傷の上書きのようなことを
したかったのかもしれない。


大誤算だ。


病み漫画だからと
びびって寝かせていた期間は
何だったのだろうか。


24時間で読み切らなければと思っていたのに
いつの間にか期間は延長されているし。

病み漫画とはなんだったのか。

通常時のわたしでも
意外と平気だったのではないか。


残ったのは
失恋とプンプンによる寝不足のわたしである。


どちらにせよ
おやすみプンプンに救いなどなかったのだ。

今読めば
また違った感想になるのかもしれないけれど
あの日のわたしはそう思った。


7月と8月はほとんど記憶がない。
でも7月7日だけ
はっきりとこんな風に思い出せる。



7月7日のわたしへ

もう9月だけど
相変わらず彼を好きでいます。

連絡はまだきません。
どうしているかもわかりません。
きっともうすぐ会える
と言い聞かせて過ごしています。

会えるまで
髪は切らないつもりだった気がするけど
切る決意をしたよ。

でもコロナにかかって予約取り消して
結局いつ切れるのかわかんなくなった。

10月に切りたいな。

忙しいのもあったけど
自暴自棄にならずに
なんとかここまでこれたよ。

随分と成長したのではなかろうか。
またはトラウマが増えたのかもしれない。

それでも彼と過ごした時間は

自分を大事にすることができるようになる
大事な大事な時間だったのだと

それが自然とできるようになるくらい
大事にしてもらったのだと

思ってる。


つらくても

失恋直後に自爆するようなことも
(記憶がないだけでしたのかもしれない)

自分を傷つけるようなことも

しないでいてくれたから

今日のわたしは7月7日のわたしより
心穏やかに彼を信じて待つことができます。

ありがとう。

しかし
まだまだ涙はでるぅ。

もっともっと
自分と向き合って

あの日までの彼を理解して

もちろんできるかぎり日々もこなしてさ

もう少しそうやって過ごしてみるよ。

がんばってくれたから
がんばるよ。


9月3日のわたしより


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