仕事理解と自己理解

憧れの職業

自分にあった適職を知りたい
そんな相談がよくあります。一体日本にはどのくらいの職業があるのだろうか?皆さんは、日本にある職種の数はいくつだと思いますか?

厚生労働省所管の独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の調査によると、日本にある職種の数はなんと 約1万7000種類以上だそうです。
仕事理解と自己理解は、切っても切れない縁
このマッチングがうまくいかないと、不具合がおこります。

以前私が勤めていた、株式会社オーネットという結婚情報サービスでデータをとってその傾向を調査していました。登録者の職業や年齢、経験や仕事内容などと診断のグラフの結果をみがらで特性が浮かびあがりました。
その当時、私は名古屋支社・中部エリアの管理者としてデータを提供しかかわった先生たちと診断の検証や実験などを行っていました。
HRパーソナル診断は、その当時の診断 現在におけるACS個性診断をベースにしたアセスメントで、そのテストの職業別モデル化を実施したときの資料が下記です。(一部) 計量心理学の村上隆先生 と ビッグファイブや心理尺度などの研究者の 谷伊織 先生に協力をいただきながら研究をかさねました。

職種データ1

やはり傾向や特性はしっかりと出ており、成果を上げる人とそうでない人の違い、特性などが見えてきました。予測はしていたものの数値化、グラフ化にされるとより一層わかりやすくなりました。
仕事で悩む人の多くは、一生懸命取り組んでも成果がでない。
そこにある課題は、特性が大きく影響していたからです。

楽しくできることは伸びしろがあり、ぐんぐんのびますが
辛いと感じることはなかなか伸びない。
当たり前ですが、そこが大事だったんです。

適した職業

見えてきたのは、その仕事内容とグラフの関連性
例えばトップ営業マン

トップ営業

この人は飛び込み営業なんですね。
会話性の高さから、どんな話しでも合わせることができる情報量
交流性の高さから、知らない人と会うことが楽しい。毎日違う人と話しをして会うことがストレスに感じない。だから続くし、成果も出るんですね。

営業でもいろいろ

こちらのグラフ。飛び込み営業より一回り小さく、交流性が低い人です。このタイプはルート営業に適性があると言われます。定期的な感覚で同じ人との関係を深めることが得意です。同じ人ですから、話すことも決まってきますし、相手のことがわかって話しができるのでどんな会話が必要か準備ができます。無駄に会話力がないほうが良いです。

ルート営業

さらに、専門職を扱う営業や技術営業なども特性は違ってきます。

法人営業

営業だけでも、誰を相手にどんな話しをするか
また、会話の量や頻度、提案営業が御用聞き営業かで特性が違うのです。
職業理解をした上で配属・配置がされるとミスマッチが防げます。

コールセンターでも活用できる

コールセンターも本当にさまざまです。
どれだけのお客様をどのように対応するかによって大きく個性は変わります。話しができるだけではNG

例えば、アウトバウンドでどんどん無数に興味のない人に電話をかけるのであれば、会話と幸福姓は必数です。できれば交流性も高い方が楽しくお仕事ができます。アウトバウンドは興味のないお客様にかけると冷たい対応をされます。そのときにへこまない力、打たれ強さが必要なんです。
これは幸福性の高い人であればOK。
またマニュアルではない対応ができるのは創造性の高さ
自分で相手によって工夫しながらすすめることができるのです。

逆に、インバウンドであれば、問合せの電話になります。
交流性が低くてもOK。会話性はマニュアルがあればOK。
丁寧に質問に感じ良く答えることができるか。
これは共感性の高さと幸福性のやや低めの人
ここで会話性が高いと余分なことを話して、話しが長くなってしまう(笑)

このように、仕事理解ができていないいと
適性なタイプは採用できません。多くの採用が思い込み。
本当に必要な人材を理解しているのかがとても大切です。
なぜなら、企業でお話をすと

いい人、理想の人を追って
会社に合う人、継続できる人を把握していないことが多かったからです。

まずは自社の本当に必要な人
現在活躍している人、継続している人を分析してみると
今まで気づかなかった点が見えるかもしれませんね

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