2023年11月26日J2・J3・JFL・地域CLネット観戦の感想

昨日のJリーグはヴィッセル神戸のJ1初優勝が最大の話題でしたが、京都・ガンバ・湘南のJ1残留が決まり、J1昇格プレーオフで清水が引き分けで勝ち上がり、J2大宮のJ3降格が決まったり、他の話題も豊富でした。

本日11月26日も注目の試合が目白押しです。

<JFL参入を賭けて戦う地域CL決勝ラウンド第3節>
10時45分~ VONDS市原対福山シティ
13時30分~ ジョイフル本田つくば対栃木シティ

<J2昇格を賭けて戦うJ3第37節>
13時~ 鹿児島対沼津、宮崎対富山、奈良対鳥取
14時~ 讃岐対松本

<J3参入を賭けて戦うJFL第30節>
13時~ 三重対滋賀、鈴鹿対青森

<J1昇格を賭けて戦うJ1昇格プレーオフ準決勝>
15時~ 東京ヴェルディ対ジェフ千葉

以上、シーズン終盤らしく、「この90分で決まる」という試合がいくつもあります。


さて、個人的感想としてまずはJFL入りを賭けた地域CLから。

ちなみに決勝ラウンドは2節終えて4チームとも1勝1敗で並び、3位4位の対決である市原対福山が引き分けに終わると、午後のつくば対栃木は引き分けで両チーム突破となってしまい、色々物議を醸す状況になっています。

理想は2試合同時キックオフですが、アマチュアの大会ですので費用面や試合会場の都合が難しいのでしょうね。

午前開始のVONDS市原対福山シティは前半は0-0。市原は何度もビッグチャンスがありながらも福山GKのファインセーブに防がれたのが惜しかったですが、福山も同じくらい決定機はありました。

後半も互角の展開でスコアレスの時間が続きますが、87分市原のFKから福山GKがかぶってしまい市原のゴールが決まりました。

さらにアディショナルタイムにはCKから市原が2点目をゲットして勝負あり。2-0で試合終了してVONDS市原FCが2位以上確定。

もう一試合のつくば対栃木は13時半キックオフ。VONDS市原が勝ったため、つくばと栃木の両方が勝ち上がることはなくなりました。

そして試合は18分、高い位置でボールを奪った栃木がつないでシュートを決めて先制。その後、判定にも助けられながらも栃木1点リードで前半を折り返します。

後半開始直後、左サイドからのグラウンダーのクロスをつくばGKが痛恨のファンブル。こぼれ球を押し込んだ栃木がリードを2点に広げました。

さらに10分に栃木が3点目を決め、ほぼ試合が決まってしまいました。得失点差の関係上、栃木はVONDS市原を上回るために攻め続けます。この点から言っても、やはり同時キックオフでないのは不公平ではありますね。

アディショナルタイムには栃木が4点目。自動参入となる1位通過を確実にし、そのまま試合終了。

地域チャンピオンズリーグ決勝ラウンドは、1位が栃木シティFCでJFL入り、2位がVONDS市原FCで沖縄SVとの入れ替え戦に臨むことになりました。


JFLは2試合を見ます。鈴鹿対青森と三重対滋賀という、奇しくも三重県の2チームがJ3入りを目指す2チームがJ3と戦うことになりました。

ただ、鈴鹿対青森のYouTube中継が原因不明ですが非常に通信状態が悪く、ほぼ試合展開が分かりません。

滋賀は5分に早くも先制、次いで15分にも2点目追加。滋賀がJ3に向けてかなり前進します。しかし三重も27分に1点返して1-2になり、前半はこのまま終了。

4位の青森はアウェイで鈴鹿相手に前半は0-0。

このまま行くと滋賀が2位となり、継続審議だった審査がクリアすれば、J3最下位の北九州と入れ替え戦で勝つと滋賀がJ3入りとなります。

後半は鈴鹿のYouTubeチャンネルでのライブが終了してしまっていて、速報はJFLのホームページ頼みになってしまいました。そこで55分に鈴鹿が先制したことを知ります。

その後ようやく復活した鈴鹿対青森の試合を見たら2-0になっていました。青森はキツいか。と思いきや1点返して2-1にするも追いつけず痛恨の敗戦。

一方、滋賀は三重に同点に追いつかれてしまい、2-2で試合終了。3位浦安が勝利して2位になり、滋賀は3位で終わったため、J3参入の可能性が消滅しました。

これにより、Jリーグ入りするクラブが無くなったため、J3最下位だったギラヴァンツ北九州がJ3残留決定となりました。一昔前のJFL門番を思い出しますね。


そしてJ3。今節、鹿児島が勝ち富山が負けると鹿児島の2位での昇格が確定しますが、鹿児島はこの4試合勝ちなしで、今日も前半から沼津のペースになって苦しみます。

J2昇格争いで最初に試合が動いたのは富山。伊藤が決めて先制に成功します。これで俄然、鹿児島へのプレッシャーが掛かります。

さらに富山はマテウスレイリアが独走からゴールを決めて0-2として前半終了。

鹿児島は前半0-0で終え、このままだと勝ち点で富山に並ばれますが、得失点差で優位なのはまだ救いがあります。

後半、産みの苦しみのような状態だった鹿児島が65分、ついにゴールを奪いました。CKからニアでのヘディングシュートで浮かして決めるテクニカルなゴールでした。

そしてその直後、富山がPKで3点目ゲット。こちらの試合はほぼ決まりですね。

さらに69分鹿児島が2点目を決めて大盛り上がり、富山も4点目、5点目、6点目をゲット。J3は最終節で2チームが昇格を争う状況になりそうです。

奈良対鳥取、讃岐対松本の試合も見ていましたが、昇格争いに関しては鹿児島が勝つと奈良・松本はノーチャンスになるので見ていなかったら、松本はPKを止められ、奈良は1-0から1-2に逆転されていました(最終的には奈良は敗戦、松本は引き分け、

富山は一足早く試合終了。圧巻の6ゴールで最終節での逆転昇格を狙います。

鹿児島は2-0で試合を終え、ようやく勝ち点3ゲットとなり、2位として最終節を迎えます。勝ち点差は2で得失点差が一気に5差まで詰まったため、今節のように富山が大勝すれば鹿児島は引き分けでも抜かれる可能性が出てきました。

最終節、富山はホームでY.S.C.C.横浜と戦い、鹿児島はアウェイで鳥取を相手に昇格を目指します。来週は昇格プレーオフ含め、日曜日よりも土曜日の方が白熱しますね。日曜のJ1は既に優勝が決まっていて、降格もほぼ決まりなのであまり盛り上がらないでしょう。

JFL・地域CL入れ替え戦は12月2日or3日なので、3日開催になると、この日一番他サポが盛り上がるのはこの試合かも。


最後はJ1昇格プレーオフ。東京ヴェルディ1969対ジェフユナイテッド千葉のオリジナル10対決です。個人的には元ガンバの呉屋と米倉がいる千葉を応援しますが、昨日の清水対山形では元ガンバのいる山形が引き分けで敗退したのですよね・・・。

試合開始3分、千葉のFKが直接ゴール!かと思いきやオフサイドで取り消し。

内容的には千葉が保持してペースを握っているように見えます。

18分には右サイドからのクロスにフリーで呉屋が合わせるもGKに弾かれて痛恨に決定機逸。

27分にはヴェルディも決定機があるも決めきれず。

34分に先制したのは東京ヴェルディ!左サイドでつないで中央のごちゃごちゃしたところから中原が左足を振り抜いてゴール右隅に決まり1-0。

引き分けでもいいヴェルディが先制する展開となり、千葉は2点必要になりました。

さらにヴェルディは44分にも左サイドからのクロスを頭で合わせて2-0とし、一気に勝利に近付きます。

前半はホームチームが2点リードで終了。正直、前半は試合は動かないと思っていましたが、2点差イコール3点必要というのは、千葉にとっては非常に困難なミッションになってしまいます。

後半攻勢を仕掛けるも決められない千葉。米倉も入ってきましたが、後3点の壁はあまりにも大きすぎます。

78分、ゴール前中央から小森がゴールを決めて2-1。あと2点。

7分のアディショナルタイムを過ぎたところで試合終了。1点差ながらヴェルディが余裕を持った状態で試合をクローズしましたね。

これで12月2日のプレーオフ決勝は東京ヴェルディ1969対清水エスパルスという、こちらもオリジナル10対決であり、Jリーグ創設時からのライバル対決でもあります。

前述の通り、来週は2日土曜の方が盛り上がりそうですね。

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