ミニトマトスキップ

スキップ。
改めて考えると謎な動作である。
あの独特なリズム。そして独特なステップ。
スキップなんて小学生以来やっていない。
というかスキップってどういう場面でするかわからない。
というかスキップという動作がこの世に存在することすら忘れていた。


GW最終勤務日。
連日朝から晩まで働いて、家事をこなして睡眠時間が削られて、寝不足気味な中この日を乗り越えようとしていた時。
仕事の帰り際、売店で余ったミニトマトを持って帰って良いと言われて、ミニトマトを貰った。
実は僕はミニトマト大好きな人である。
GWの勤務からの解放感とミニトマトをタダで貰えた事の喜びで、僕はハイになっていた。
「ありがとうございます!」とお礼を言って職場を出た。

自分の車がある駐車場に歩を進めていると、急に体が少し宙に浮いた感覚がした。

歩くリズムとは少し違う間隔でその浮遊感はやってきた。

そう、僕はスキップをしていた。
気づいた瞬間、恥ずかしくなって普通に歩く。
しかし、あの謎のリズムは脚でそのリズムを表現したいと言わんばかりに脚を疼かせる。

結果、歩いては2,3歩スキップするという、なんともおかしなステップで車に向かったのである。


スキップは、ヒトの本能的な部分が持っているリズムなのかもしれない。



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