23cmのメン

足のサイズが23cmのメンズもこの世にはいるって事を知ってるかい

23cmのメン

足のサイズが23cmのメンズもこの世にはいるって事を知ってるかい

最近の記事

あれも、これも、同じく現実

月曜日の朝、 スヌーズを繰り返して、来たる現実に抗う。 あと10分、あと5分。 寝てたい、まだ寝てたいと思うこの体。 だがしかし、そうこうしてるうちに、 理性がだんだん活動し始めて、 「起きるか」とほぼ諦めのような感じで起きる。 「昨日のサカナクションのライブが夢のように思える。あーこれから仕事か、現実が始まる」と 心の中で嘆きながら、ロフトのハシゴを降りる。 1段1段降ろす足に、ハシゴがきしむ。 それにしても、昨日と、これから来る現実とのギャップがでかすぎる。 特に昨日

    • 今日この夜が好き

      街灯の明かりの下、 風もなくサーと降りてくる霧雨に、 スキー場のナイターを思い出す。 10時を回った住宅街は、 いくら都会でもシンとして、 ヘッドホンから流れるサカナクションもよく聞こえる。 なんか、いいな。 なんかこの夜の感じ、好きだな。 仕事終わり、嬉しいはずの家の玄関が、 もう少し先にあってほしいと思った。

      • ごめんね、スカイツリー

        「飛行機から見るよりも低いな」 初めてスカイツリーの展望台に行ったときの感想がこれだった。 年4回は飛行機に乗る僕。 スカイツリーが知らない世界を、 僕は知っている。 ごめんね、スカイツリー。 期待外れの感想で。

        • 摘む花がない街

          2023の話 11月に引っ越し、アスファルトやらタイルやらで敷き詰められた場所に住みはじめて、生活に慣れてきた今日この頃。 久しく花というものを見ていない気がする、、、 ブランドもの、古着、サロン、こだわりの強い飲食店。何から何まで揃う東京というところ。ここでは、買えないものの方が少ないのではと思うほど、モノに溢れている。 そんな東京で地味に無いもの。 トイレ。 コンビニも駅もそこらへんにたくさんあるから、トイレもあるだろ。 最初はそう思っていた。 しかし、これが意

        あれも、これも、同じく現実

          レコード

          春の陽気と風。 イヤホンの中から聞こえる、ラジオパーソナリティーの声。 心地良いお昼休みの時間が終わりを迎えていた。 春の心地よさにぽけーと歩きながらも、 頭の片隅では仕事モードに戻らなければと頑張っていた。 会社目前、信号待ちをしていたとき。 ラジオパーソナリティーが、 yogee new wavesのA.Y.Aを流しますと言った。 「お、yogee。新曲かな。」 曲紹介が終わり、 そのイントロが流れ始めた、、、 途端、 その曲は、 春の心地よさに激しく拍車をかけ、

          元学生社会人 〜俺、社会人なんだな、、、〜

          そんなことは今まで無かった。 舌を噛んでも、頬を噛んでも、 口内炎になることは無かった。 稀に口内炎になったとしても、 チョコラBBを飲まなくたって、 寝れば治っていた。 だがしかし、今回頬を噛んだところは、 今まで通りにはいかなかった。 もお、ぜんっぜん治んない。 治んない。 口内炎があると、 いくら美味しいものを食べても、痛くて辛い。 歯磨きするときだって痛くて辛い。 辛い。 なぜこの世にチョコラBBが存在しているか、 やっとわかった。 にしても治らない。 ほ

          元学生社会人 〜俺、社会人なんだな、、、〜

          MONO

          MONOはご存知だろうか。 あのMONOである。 青と白と黒のケース、 消しゴムのMONOである。 もっぱら最近は文字を書くよりも、キーボードで打つ事が多くなったが、最近ノートを使う機会があって、久々に筆記用具を引き出しから出した。 すると使いかけのMONOがあった。 それを見た瞬間、 小学生、中学生、高校生の時に、 どの消しゴムが1番よく消えるか色々試していたことを思い出した。 Ainstainやら塾で貰える消しゴムやら。色々試していた。 いつ1番が決まったかはもう覚え

          ピーチポンチのエクササイズ

          セブンイレブンのチョコバナナクレープを目的に、 いや、ドライブするのが目的でわざわざ車で30分ほどのセブンに向かった23時。 やはりこの時間は道路が空いていて走りやすい。 少し前を走るトラックのテールランプ。 次々と後ろへ流れていく2列の街頭。 そしてしっとり響くyogee new waves。 うん。最高。 そして目的地のセブンに着き、明るく光る店内に。雑誌コーナーを横目に、向かったのはデザートが置いてある冷蔵ケース。 あった。 飲み物は、、、と店内を見回す。 お腹弱

          ピーチポンチのエクササイズ

          帰りの満員電車へのグチ

          アホらしい。 仕事終わりだというのに、 大人がこぞって押しくら饅頭。 次の電車でまでの5分ではなく、足1つくらいの微々たるスペースを選ぶ。 別に出勤するわけじゃねえのに、ケチケチ、セカセカ、まだいけるだろって押し入ってくる。バカじゃねえの。もういけねえよ。目付いてんのか。 少しでも気を紛らわすためジャズを聴く。 耳はホテルの朝食会場。だけどなぜか四方からは圧迫感。 聴覚と触覚のカオス。 よくわからない気分になる。 ハブ的な存在の駅に着くと多くの人が降りる。 自分はその駅が

          帰りの満員電車へのグチ

          馴染みのなかった木 〜「ちょっと思い出しただけ」を観てちょっと思い出しただけ〜

          「あっ」ってさ。 ハモってさ。 同時に気付いた夜の路地。 おかしくて、嬉しくて。 確かな場所は分からなかったけど、 確かにあった10月。 映画みたいなワンシーン。 今やどこでも見る。 トラックオイルの3番、ロクシタンのハンドクリーム。知らなかっただけで、内地にはいっぱいあった。

          馴染みのなかった木 〜「ちょっと思い出しただけ」を観てちょっと思い出しただけ〜

          パッケージが格好良すぎて感動した話

          ふと黒く煌めいた「東京 銀座」の文字に気づいたとき、 名前はとりあえず英字にしておけば格好良くなるという考えが否定されたと同時に、漢字の渋いかっこよさに誇りを抱いた。 〜パッケージが格好良すぎて感動した話〜 黒地の上に長く伸びた赤い一本の線、白色の「SHISEIDO GINZA TOKYO」。 さっきまで化粧下地が入っていた、情報量の少ないその箱からは、昔からあるブランドの風格が滲んでいた。 しかし、英字で書かれたそのブランド名と商品名。そして「MADE IN U.S.A

          パッケージが格好良すぎて感動した話

          桜ってのは

          11月に引っ越してきた部屋の窓からは、 隣の家の庭がよく見えた。 正直、建物が密集した東京で暮らすとなってから、窓からの景色は期待していなかった。 でも運良く窓の先には庭があって、開放感があった。 庭には、 花を植えるプランターが複数、肥料袋とシャベル、葉も何もついていない木があった。 11月の庭は寂しかった。 しばらくして3月、東京の生活に慣れた頃。 何気なく窓の外を見ると、葉も何もついていなかった木に、淡い花がいくつかついていた。 そして気づけば、 何もついていなか

          桜ってのは

          元学生社会人

          仲間がそこにいて、 寂しいって感情があって、 伝えたいこともあって。 でも、その感情も、伝えたいことも、全部昇華する前に 次から次へと社会が私を訪ねては、引き留める。 そのうち社会の相手をすることに夢中になって、霧中になって。 1年後。 仲間が集まって、 嬉しいって感情があって、 寂しいって感情を思い出して、 話したいことがあって、 伝えたいことがあったことも思い出して、 夢中になって時を戻して、 でもまたすぐに社会が私を訪ねてくる。 全ては昇華できずにまた夢中になって

          元学生社会人

          給湯器が教えてくれたこと

          (これは大学卒業間近の頃のお話である) Night Slider , just , Toromi days ,,, yogee new waves それは突然だった、、、わけではなかった。 前々からお湯が出なくなることがしばしばあった。 でも、何回か給湯器をいじるとその日のうちに直ったので、特別修理もせずにいた。 だがしかし、2月の初旬。 まあ、お察しの通り給湯器がちゃんと壊れました。何度やってもお湯が途中で出なくなってしまう。 さあ、どうする。 風呂に入れないとい

          給湯器が教えてくれたこと

          JRのCMっぽいのができた

          窓の外を眺めて、思いを馳せて。 しかし、それを遮るように対向列車が騒音と共に僕を現実に引き戻す。 また思いを馳せ直す。 窓の外を眺めて、思いを馳せている。 唐突に鳴る到着駅を告げるアナウンスが僕を現実に引き戻す。 覚悟はしていた。 馳せる現実の束の間、思いも馳せる JR東日本

          JRのCMっぽいのができた

          ピクルスとの出会い

          ピクルスといえば、マックのハンバーガー。 あれだけみんなが好きなものばかりが揃うマックの中で、唯一好き嫌いが別れるものではないだろうか。 まさにマックの異端児。 そんな私のピクルスとの出会いは、もちろんマックのハンバーガー。 小学生の頃、やはりハッピーなセットを頼んで、たまに食べていた。 別にその頃は好きでも嫌いでもなく、「なんじゃこりゃ」と思いながら食べていた。 しかし、だ。 23歳になった今、この「なんじゃこりゃ」が好きだ。 あの薄いバンズ、ケチャップソース、牛肉

          ピクルスとの出会い