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(本編+舞台挨拶感想)劇場アニメ「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」

まえがき

劇場アニメ「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」を見てきましたので、今回は公式のレポートが上がってくる前に先に出すことを目標に頑張りました!笑
(まえがきはネタバレなしです!)

ちなみにきっかけですが、

”井上ほの花ちゃんが主役だし、田村さんと石見ちゃんもガッツリ出るっぽいし(あと日笠さんもいる)、しかも舞台挨拶付きで1800円、これは安い、とりあえず申し込んでみるか!”

このように適当な感じでした笑
まぁこのふらっと舞台挨拶にいけるというのが都内付近に住んでいる最大のメリットといっても過言ではありませんからね笑

井上ほの花ちゃんはマジ音フェス(2016年)で親子共演を見てからは、たまにお名前拝見するくらいでしたが、去年のウマ娘のアストンマーチャンで完全に持っていかれました
Keyに育てられたおじさんにマーチャンのストーリーは刺さる。
ウマ娘のライブでの親子共演、夫婦漫才ならぬ親子漫才は本当に面白かったです笑

さて、本編感想としては、一言で言えば、児童書と侮るなかれです!

普通に泣きました。
まぁ私、ウマ娘の育成ストーリーとかイベントストーリーとかですら泣くので、泣けるがあまりバロメーターになっていない気もしますが笑

  • 魔法という子供だけでなく大人でも憧れる要素

  • 国の女王であるために厳しく接する母親をもち、一方でなかなか魔法をきちんと扱うことができない主人公

  • 親世代の因縁の敵の登場

  • バレバレなのに本人は好きな気持ちを隠せているつもりだったり(それが可愛かったり)、主人公を巡ってちょっと取り合いになりそうな雰囲気(ちょっとお兄さん的なポジと、ツンデレっぽいポジ、ザ王道)

60分とは思えない、ギュギュッと楽しいとわくわくと涙、そして幸せが詰まっていました。
まだ公開して3日くらいですので、ぜひ児童向けか~とか思わずに一歩踏み出すことをおすすめします!

ではここからはネタバレありで行きます!

感想

本編感想

基本的には、webのあらすじ通りですが、シリーズを知らない人にもわかりやすく初登場のキャラが出るたびに、きちんとフウカちゃんがモノローグで紹介してくれるのがよかったですね、チトセの紹介がいっつも意地悪してくる~みたいなやつで、思わずさくらちゃんと小狼を思い出します。笑

日笠さん(メガイラ)の断末魔を聞きながら、相変わらず演技がお上手だなぁという声優脳、、、でも日笠さんもこういうポジションかぁと少ししみじみしていたら舞台挨拶でそんな話が出てびっくりしました。

ちなみにこのメガイラ、封印されるときに、目だけ残って消える演出みたいなのがありました。
これ、セーラームーンとかでよく見た気がするんですがやっぱり、女の子向けアニメの鉄板演出みたいなものなんですかね?笑

メガイラにより、あやしい遊園地に送り込まれてしまう4人。
鏡の中で、フウカちゃんを傷つけるような言動をする友達が写り、それに絶望してしまうフウカちゃん。
そこへ唐突に現れ、目に見えるものが全てではないよと言い残して消えてしまう蝶々さん。フウカちゃんは仲間を信じて見事幻覚を破りました。

ちなみに石見ちゃんは最近お隣の天使になったり、天才令嬢になったり、大活躍なんですが、誰かを傷つけるような言動の演技ってあまりみかけないので新鮮でした、またいつか何かで待ってます笑

その後はメリーゴーラウンドに乗せられ、闇の世界の奥に連れて行かれる4人。馬に操られて、カリンちゃんが植物の技を出したり、キースが炎を出してフウカちゃんを襲っていましたが、チトセには足蹴のフウカちゃん笑
まぁ、チトセが時を止める魔法使っちゃったら多分GAME OVERだから、思わず足蹴にしたのかなと私は思いましたが、あれはチトセなら足蹴にしても大丈夫というある種の信頼関係だったのかもしれないと舞台挨拶では言っていましたね。

ついにメガイラと対峙し、フウカを守り、やられていく仲間たち。
でもフウカちゃんには信頼できる仲間がいて、みんなを助けたいという気持が爆発して見事メガイラを打ち破る。。。アツイ

メガイラにもそんな信頼できる仲間がいたらこんなことにはならなかったかもしれないというフウカちゃん、そして黒水晶になるメガイラ

メガイラのチカラが弱まり崩壊していく世界。
フウカちゃんの親たちが駆けつけ、それぞれの魔法で子どもたちを助けようとするが、フウカちゃんは足を取られ、黒水晶を落としてしまう。
が、それを命がけで拾いに戻るフウカ、、、泣ける。
もうメガイラはたくさんの時間を一人ぼっちでいたんだから、これからは一緒にというフウカちゃんの温かい気持ちを知り、メガイラはフウカを助けるために力を使い果たす、、、号泣

すべてが終わったあと、闇に落ちろといっていたメガイラが、フウカちゃんに対し、お前には光がよく似合う といって消える。
光の魔女の娘、銀の城の王女であることに自信が持てないフウカちゃんに対して、親や友達ではないメガイラに言われたことで、きっとフウカちゃんの心に深く刻まれたんだろうなと思います。

本編はだいたいこんな感じでしたが、
「らくだい魔女フウカの大冒険と、ちょっぴり初恋の物語が、始まります」
の、大冒険要素は言わずもがなですが、ちょっぴり初恋の物語というのは
カリン→チトセ
チトセ→フウカ
キース→フウカ?
このあたりですかね。

キースがフウカの話をしているときに楽しそうだったというのに嫉妬したリリカちゃん。
そのリリカちゃんがフウカちゃんのところへ訪れることから物語が動き出しているところを見ると、なかなか罪深い娘よ、フウカ笑
そしてリリカちゃんはお兄様と血は繋がってないんだから!というライバル宣言、、、いやぁこの鉄板の感じ、いいですね~!!

とはいえ、いつも意地悪してくると今は思っているチトセをいつフウカちゃんは意識しだすのか、そのときカリンちゃんはどうなっちゃうのか、普通に原作が気になってきました!

何はともあれ、あまり深く考えずに映画を観にいきましたが最高でした。
16日の舞台挨拶も申し込んでみようかなと思っていたり、、、笑

舞台挨拶感想

さてこちらは舞台挨拶の振り返りです。
開始前にスタッフさんが前に立ち音声チェックとホワイトを確認する時間に。
舞台挨拶には結構行ってますが、ホワイトチェックは初めてかも
(スタッフさんが白いボードを用意して立つ)。

あと今回の舞台挨拶ではアクリル板なしにやっていましたね、カメラマンさんの撮影の前後マイクないときも以前はキャストさんは喋っちゃだめみたいな雰囲気なのもだいぶ緩和されたように思います。

MCはフリーアナウンサーの松井佐祐里でした。
キャストが登壇し、挨拶などしつつ、収録は小野賢章さんと日笠さんが一緒、ほか3人が同じ収録だったということでこのメンバーで集まるのも初めてだそう。

アフレコどうだった~という雑な日笠さんのフリに、雑ですねとつっこむ田村さんに思わず爆笑。
石見ちゃんからはほの花ちゃんが座長として柔らかい雰囲気を作ってくれたと言ってました。

ほの花ちゃんは、公開初日に観に行き、そのときは親子連れ、一人、友人と一緒に、といろいろな人が来ていてとても嬉しかった、今日もたくさんの人が来ていてもう全世界?の幸せがここに集まっているように感じたといっていました。(その後、それを発散させたいという言葉に田村さんが突っ込んでいましたが笑)

本編で好きなシーンとして

  • 田村さん:チトセがフウカちゃんにハンカチを渡すシーン(ぶっきらぼうだけどなんだかんだフウカちゃんへの優しさが出ているところ)

  • 石見ちゃん:キャラクターの表情がコロコロ変わるのかかわいい。特に冒頭のチトセが部屋に入ってくるところでカリンちゃんが顔を真赤にしていたり、震えながらお茶の準備をしているシーンとか

  • 小野さん:フウカちゃんが可愛い。登場シーンでオン眉がアップになったり、前髪がぴょこぴょこ揺れるところが元気いっぱいなかんじがする。
    「監督!こここだわりましたよね!?」というのに会場爆笑

  • 日笠さん:衣装とかもこだわっていてかわいい。フウカちゃんの靴下が左右で長さが違うのが、らくだい感がある。
    「監督!これと小野さんのどっちのほうがこだわりましたか!?」というのに

    監督は、「靴下は原作であったやつなので。。。」と小野さんに軍配 。
    このあたりはさすが日笠さん、ありがとう日笠さん

  • 監督:メガイラを倒し、カリンちゃんがフウカちゃんにハンカチで拭いてあげるシーン。フウカも泣いてるけどカリンも泣き出して一緒に泣き出すところ

監督はこの作品を知っていたわけではなかったが、元々子供向けのアニメを作りたくてこの業界に入ったそうです。
きっとその熱量もたくさん作品に込められていたことでしょう。

ほの花ちゃんは、元々原作のファンだったそうで、子供や思春期の頃の作品は思い出にいつまでも残るものだから、この作品も残り続けてほしいと話していました。

また、レイアはたしかに銀の城の女王で光の魔女ではあるが、フウカにとってはお母様とかそういう役職がかかってくるような言葉ではなく、ママであること。最後のシーンでは今回の件についてレイアは、きつい言葉を投げつつ、無事で良かったというママの面も見せていたところも良かったと言っていました。

また、ほの花ちゃんは実は井上喜久子さんと一緒に観に行ったそうで、喜久子さんは1時間で情緒が崩壊した、頭が痛い、でもまた今すぐ観たいと言っていたそうです(その真似がうまいと突っ込む日笠さん、まぁほの花ちゃんは一番長く一緒にいますもんね笑)

笑い話になっていましたが、監督から、自分にも娘がいて、親の気持ちがわかるから、喜久子さんはこの作品を純粋に楽しみつつ、自分の娘の成長とかも感じられたんじゃないかというお話をされてしました。
同じ業界に親子でいてご活躍されているってほんとすごいです。

監督に聞きたいことというテーマでは、

  • ほの花ちゃん:(違っていたら恥ずかしいのですが)予告と本編でフウカちゃんの髪の色って違いませんでしたか?
    →正解。これは天の声によりそうするようにあったそう。フウカちゃんの髪の色が変わるのはなぜか、普通に理由気になる笑

  • 田村さん:テープオーディションだったのだが、ほの花ちゃんは風邪で鼻声のものを提出せざるを得なかったのでとても不安だったそう。実際大丈夫だった?
    →監督や音響監督などスタッフさんみんなでほの花ちゃんがいいと選んだよ。
    これを聞いてほの花ちゃんは安心し、作品の愛が届いたのかもと言っていました。


最後は一人ひとりの挨拶

  • 監督:この作品は色々な人に知ってもらえる、観てもらえる作品になったのではないか。今の人達は勿論、これからの子どもたちにもこの作品が届くといいなと思っている。

  • 日笠さん:パパ役の福山さんから日笠がもうラスボス的なキャラをやる時代になったかと言われた。確かに今も若い子たちがどんどん成長していて、これからの活躍も楽しみであり、自分も光を目指して行きたい(メガイラのように)

  • 小野さん:1時間の上映だったが、それ以上のボリュームを感じることのできる作品だと思う。魔法というのは誰にとっても憧れで楽しめる要素であり、ぜひ他の人にも薦めてほしい。本編でキース(小野さんの演じたキャラ)もまたねといっていたので、またぜひ演りたい。

  • 石見ちゃん:大人から子供まで楽しめる作品に出るのが一つの夢だったので今回とても嬉しかった。大人にとっては子供の頃のキラキラしていた頃を思い出すきっかけになり、子供にとっては大切なことを感じたり、学んだり出来る作品担ったのではないかと思う。長く愛される作品になれば嬉しい。

  • 田村さん:フウカはトラブルメーカーで騒がしいところもあるけど、最後のほうでメガイラを助けようとしたように心根は優しくて素敵なヒロイン。この映画は見どころもたくさんなので何度も足を運んでほしい。

  • ほの花ちゃん:メガイラからフウカには光が似合うというセリフでフウカは救われたと思う。”らくだい”という葛藤もある中、敵側からの言葉でより救われたと思うし、自分も心にくるものがあった。
    エンディングの一枚絵も素敵なのがたくさんあるので、ぜひ続きを観たい。この作品がたくさんの人に届くように、皆さんも魔法のバトンを周りの人(近所の人とか笑)に渡してほしい

あとがき

というわけで、本編+舞台挨拶感想でした。
どんなにいい作品でも、知られないとどうしようもないというのも確かで、そんな中、今回キャストさんを通じてこの作品に出会えたのはとても幸せでした。
こういうのがあるから声優好きはやめられません!笑

ではまた次回お会いしましょう!

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