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008:パンデミックとアロマテラピー業界の戦い

2019年中国武漢から始まったパンデミックは、2022年9月現在も『終息』の見通しが立っていませんが、このパンデミックをきっかけに、100年前の黒死病、ペスト、スペイン風邪を連想した話題も多かったです。
ロンドンに本部があるIFA(国際アロマセラピスト連盟)でも、かなり頻繁にウェブセミナーを開いてくれて、どのようにパンデミックを乗り越えていくか、感染制御に関する取り組み方から、逆に時間が取れる『今』勉強しておこう!というようなセミナーを開催してくれていました。
アロマテラピー業界的に知ってないと勉強不足と思われる世界的な著名人が何人かいらっしゃると思うのですが、そのうちのロバート・ティスランド氏は、順調にオンラインスクールを立ち上げられたので、いまは有料講座ばかりですが、立ち上げ当時は、実験的に無料講座をしてくれていて、大変有意義に利用させてもらいました。
日本でも関西を中心に、パーフェクトポーションと言うブランドを展開している創設者のサルバトーレ・バタリア氏も、フリーウェビナーをされていて、さまざまな視点からアロマテラピーを考える事を提示してくれています。
特に、英語圏では四体液説から医学が発展してきた中で、科学の技術革新により顕微鏡が発明されるまで、体内のバランスが崩れる事、すなわち、病気と捉えていたために、細菌やウイルスと言う微生物によって病気になると言う考え方が論争を起こした時代がありました。
『Germ theory vs terrain theory』
です。
自然療法の分野では基礎学問なのかもしれないと言うほど、英文では度々出てくる話題に見えます。

実は、精油の多くは抗菌、抗真菌、抗ウイルスと言う作用を、多かれ少なかれ持っています。ペスト流行時にも植物の恩恵を受けたハーバリストは感染者が少ないと言うことで、魔除けのようにハーブを玄関先に飾ったと言う話もまことしやかに残っています。

トリートメントサロンをしているセラピストの多くが、感染管理に戸惑い、業務に支障をきたしている中、英国も日本も病院、病棟に籍を置いているアロマセラピストは、防護服など必要な管理をしながら、アロマテラピーの提供を続けている話も聞けましたが、外部から訪問していくタイプの契約は、軒並みストップがかかり、どこも感染管理がしやすいように最小ユニットで動いているようでした。
そんな中、一般人でもオンラインでの活動を余儀されるような世の中になり、セラピストも少しづつ、オンライン活動を再開させていくようになり、接触せずともアロマテラピーを提供できるように工夫が重ねられていきました。

日本のアロマテラピー商業圏も、西洋占星術ブームとでも言うのでしょうか?
もともと、メディカルアストロロジーと言う分野にも歴史があります。
そもそも文明の起源にも、天体観測により農業の時期を見極める技術があったわけなのですから、星(惑星)の動きと、物理的事象には関連があると言うのは分かります。
小さなところでも、満月と新月には出産が多いですし、出血すると多量になりがちです。万有引力によって説明がつくのですが、地球と太陽と月の配置によって、海が満ち引きするのですから、体内の60%の水分が影響を受けても、何も不思議ではありません。

多分、きちんと勉強すると、西洋占星術は天体の動きと統計学なので、天文学は宇宙物理学なので、自然法則があってもおかしくはないと、私は思います。
私、不思議ちゃんじゃなくて、単なるリケジョなんで(笑)
いまの人間の科学では説明しきれず理解できないことでも、科学的に解明できそうなことは腑に落ちるのです。(笑)

そんなわけで、研究している人は前々からいらしたんだけど、もっとオシャレで簡易的な占いぽい占星術とアロマテラピーがジワジワと流行っていて、西洋占星術もアロマテラピーもどちらも、短期間でホイホイ分かるほど簡単な分野ではないのですが、短い時間のセミナーや、占いと並行して、今月のラッキー精油はコレ!的なオサレ感な商売が横行していてビミョーと、思ってました。
先日、パーフェクトポーションのサルさんが、12星座のブレンドを発表されたのですが、12星座のアーキタイプをもとにブレンドした話をされていて、アーキタイプと言われれば、ユングの心理学をご承知の方なら、私がスッと腑に落ちてしまったことが容易にお分かりかと思いますが(笑)
陰陽五行、チャクラもアーキタイプと捉えると、星座もアーキタイプがあり、太陽星座、月星座で見てもいいし、一年を月のサイクルで動いている人は、全星座購入しても、そのアーキタイプに対してサポートする精油をブレンドしました。と言うのは、とても理にかなっている(うまい商売)と、感心しました。
オルカでも、陰陽五行的にその人に必要な五行要素をサポートする精油を提案することがあるので、サルさんのアーキタイプマスター講座に興味が出てしまいました(笑)
英語でついていけるかがビミョー(?)ですが、いま、2本研修しているので、いますぐは無理かな。

しかし、アロマテラピートリートメントは、その性質上、クライアントさんが感染源だとリスク管理が仕切れない業種でもあるので、接触せずに、本来の芳香のみでトリートメントを試みよう。と言う動きは、本当に商業的に大切なことで、それぞれ頑張ってるなぁ。と、思うのですが、人の手の温もり(タッチケア)にも、非常に重要なものを感じているので、芳香療法とタッチケアの相乗効果を提供できるようにしたいなぁ。と、しみじみ思います。

フォロー&いいね、コメントなどで応援していただけると、気が向いて、仕事と研究の合間に、研究成果を書いていくと思います。
ただ、ヒトミシリーなので、気軽にお返事はできないかもしれません。
あらかじめご了承ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊

ご支援ありがとうございます。いただいたご支援は精油の購入や「アロマケア」の臨床研究費としてありがたく頂戴して、研究成果を発表していけるように頑張ります。今後ともよろしくお願いします。