トッポ@国際協力

京都大学大学院修士課程修了、国際協力を生業とする開発コンサルタント

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マガジン

  • 出張先で見たあれこれ

    途上国への出張が多いため、各国・各都市で見たこと、聞いたこと、調べたことについて、ゆるく書いていきます。

  • 学歴ロンダリング

    エリート教育を受けていない一般的な人が、旧帝大大学院修了を経て、学歴ロンダリングを達成するための情報を書いています。

最近の記事

衛星データを用いた、ベトナム・ダナン市の土地利用の経年変化の可視化

現在、ベトナムのダナン市を対象とした業務に関わっているので、たまには開発コンサルタントっぽい記事も書いてみます。利用するデータは、ALOS/ALOS2 解析研究プロジェクトにおいて、課題分野型研究:生態系研究グループが作成した、高解像度土地利用土地被覆図とALOS全球数値地表モデルです。今回紹介する地図類は、上記のデータをGIS上で可視化させたものです。 まずは結果から、1990年から2020年までのダナン市の土地利用図を1年ごとに進めていくタイムラプスのようなファイルを作

    • セルビアとベオグラード市の歴史

      さて、久しぶりに海外出張(セルビア)の予定が入ったので、セルビアの歴史のお話をしたいと思います。約8ヶ月前、セルビアへ行くのは初めて(というかヨーロッパが初めて)であったため、緊張していたことを覚えています。 セルビアとベオグラード市の地理、国名セルビア共和国は、南東ヨーロッパ、バルカン半島中西部の内陸に位置する共和制国家で、北にハンガリー、北東にルーマニア、南東にブルガリア、西にボスニア・ヘルツェゴビナ、南に北マケドニア、南西にモンテネグロと国境を接している内陸国です。

      • 学歴ロンダリングの実践2

        はじめに前回の記事では、学歴ロンダリングとは何なのか、どのようなスケジュール感で動けばよいのか、について確認しました。今回の記事では、学歴ロンダリングをする上で検討対象となる大学院(独立研究科あるいは独立専攻、大学院大学)について解説します。 対象とする課程とその理由日本の大学院は2年間の修士課程(博士前期課程)と3年間の博士後期課程からなりますが、本記事では2年間の修士課程(博士前期課程)に焦点を当てています。(情報収集年は2015年であるため、新しい大学院・研究科など設

        • 開発コンサルタントとは

          コンサルタントと名乗るビジネスは多くありますが、開発コンサルタントを簡単に言うと、開発途上国を舞台に自身の専門性と語学力を武器に、現地の人々の生活を向上させるためのお手伝いをする仕事になります。 開発コンサルタントの業界団体である、一般社団法人海外コンサルタンツ協会(ECFA)によると、下記のように定義されています。 開発コンサルタントの社会的立場開発コンサルタントの立場は、民間のコンサルティング企業の社員であったり、大学の教員やシンクタンクの研究員であったり、あるいはフリ

        衛星データを用いた、ベトナム・ダナン市の土地利用の経年変化の可視化

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          2本
        • 学歴ロンダリング
          2本

        記事

          学歴ロンダリングの実践

          学歴ロンダリングとは?学歴ロンダリングについては様々な解釈がありますが、本記事では「出身大学(学部)よりも難関大学の大学院に進学すること」として解説します。 例えば、就職活動の際に自身の出身大学(学部)よりレベルの高い大学院に進学することで、大学名で足切りするような学歴フィルターを突破できる可能性が上がるため、難関大学の大学院重点化も助ける形となって、近年急増しています。(厳密には大学院重点化自体は、2000年頃に完了している大学も多かったですが、学歴ロンダリングという言葉が

          学歴ロンダリングの実践