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誰もが存在していい

日本各地でさくらが咲いていますね。今日の雨で、さくらの花も散ってしまうでしょうか?


満開のさくら


まど・みちおさんの「さくらのはなびら」の詩をみつけました。

***

「さくらの はなびら」(まど・みちお)

えだを はなれて
ひとひら

さくらの はなびらが
じめんに たどりついた

いま おわったのだ
そして はじまったのだ

ひとつの ことが
さくらに とって

いや ちきゅうに とって
うちゅうに とって

あたりまえすぎる
ひとつの ことが

かけがえのない
ひとつの ことが

***  「にじ」(文藝春秋)


いままで5つのはなびらで、ひとつのさくらの花になっていて、5枚でひとつの花チーム。(桜の花びらの数は基本的には5枚。)

その花たちが木にいっぱいついていて、人間たちからは「すごいきれいだね~」と称賛されるほど見事に咲く。

さながら花たちの集団生活からはなびらが落ちるのは、はなびらにとっては自立なのかもしれません。


じめんにたどりついたときから、はなびらのはじまり。

じめんと接触できたことで安心したはなびらや、川の水面にたどりついてびっくりしたはなびらもいたかもしれない。

はやくじめんに行ってみたいと思ったはなびらもあったかな?

高所恐怖症のはなびらっているのかな?

はなびらに意識を向けてみると、また変わった視点が持てました^^


癒しアート【さくらのはなびら】


まどさんの詩は、はなびらが地面に落ちたようすを、終わりではなくはじまりととらている発想が衝撃でした。

いままでそんなこと思ったこともないし、花が散ったら終わりで、さみしい気持ちになってました。


わたしたちは、あたりまえに慣れすぎているのかもしれません。


あたりまえなことこそ、地球や宇宙にとって大切なことである。

この世に生存しているすべてのモノたちはつながっているよ、どれも大切な存在だよ。

誰もが存在していい。

自分と自然と地球と宇宙に感謝しながら、散るはなびらにも想いを共鳴してゆきたいです。

今日もありがとう。
よい一日を☆









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