業務スーパーなどの事業を展開する株式会社神戸物産の財務諸表(第39期第1四半期)を見てみる

今回は「神戸物産、2月度営業利益は16%増」という記事が目についたので、株式会社神戸物産をEDINETで調べることにした。

四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

「四半期連結貸借対照表,貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2023年10月31日)が、1087億円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2024年1月31日)は、1094億円と増加しているので、稼いでいる。当第1四半期連結会計期間(2024年1月31日)の負債合計(876億円)と純資産合計(1157億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

四半期連結損益計算書

次に四半期連結損益計算書,損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第1四半期連結累計期間 (自 2022年11月1日 至 2023年1月31日)が、63億円だったのに対し、当第1四半期連結累計期間 (自 2023年11月1日 至 2024年1月31日)は、85億円と増加しているので、当第1四半期連結累計期間の営業の調子はよかったようだ。最後に報告書をみると、業務スーパー事業の経営成績については、為替の急激な変動や物価高騰等を理由とした仕入れコストの上昇による個人消費の落ち込みを背景に、消費者の節約志向が高まったことで業務スーパーの低価格商品を求めるお客様の来店につながり、さらにメディア露出やSNSの影響もあり業績が拡大。結果、業務スーパー事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は前年同期比11.4%増加。外食・中食事業は、「神戸クック・ワールドビュッフェ」は、メニューの改廃等によるお客様満足度の向上に努めたことに加え、外国人観光客の増加等の影響で、集客は新型コロナ拡大前に近い水準まで回復。「プレミアムカルビ」は、メディアで紹介される機会も増加し、多くのお客様に利用された。「馳走菜(ちそうな)」は、お客様のニーズをとらえたメニュー構成や新メニューの投入で集客力を強化。加えて、店舗数の増加もあって売上高を拡大。結果、外食・中食事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は前年同期比30.1%増加。エコ再生エネルギー事業は、当第1四半期連結累計期間におけるエコ再生エネルギー事業において、稼働中の発電所と発電量は、太陽光発電所が19ヵ所で約81.0MW、木質バイオマス発電所が1ヵ所で約6.2MWとなっており、いずれも順調に稼働。結果、エコ再生エネルギー事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は前年同期比32.8%増加。といったことが書かれている。業務スーパーを経営しているが、エコ再生エネルギー事業も営んでいるのは興味深い。


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