埼玉県を中心に関東地方で食品スーパーを展開する株式会社ヤオコーの財務諸表(第12期第3四半期)を見てみる

「ヤオコー、35連続増益見込む店頭 人生かし総菜類磨く」という記事が目についたので、株式会社ヤオコーのEDINETで調べてみることにした。

四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

まずは「四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず現金及び預金(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、457億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、493億円と増加している。次に商品及び製品(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、96億6000万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、104億1300万円と増加している。次に売掛金(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、86億800万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、94億9600万円と増加している。次に原材料及び貯蔵品(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、3億9400万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、4億2600万円と増加している。次に土地(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、831億5900万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、832億3100万円と増加している。次に建物及び構築物(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、832億4300万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、830億2000万円と減少している。次に無形固定資産で前連結会計年度(2023年3月31日)が、61億8400万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、58億5000万円と減少している。次に差入保証金(投資その他の資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、224億7500万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、226億9000万円と増加している。次に繰延税金資産(投資その他の資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、78億5000万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、76億4300万円と減少している。

次に負債の部。買掛金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、352億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、372億円と増加している。次に1年内償還予定の社債(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、未発生だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、150億円発生している。次に未払法人税等(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、46億2500万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、61億2700万円と増加している。次に1年内返済予定の長期借入金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、42億8800万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、40億9600万円と減少している。次に賞与引当金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、28億8700万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、36億3500万円と増加している。次に長期借入金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、684億7800万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、665億100万円と減少している。次に社債(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、150億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、未発生となっている。次に資産除去債務(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、58億3400万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、64億7000万円と増加している。次に退職給付に係る負債(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、42億900万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、43億700万円と増加している。次に株式給付引当金(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、28億8500万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、28億2900万円と増加している。次に繰延税金負債(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、11億2100万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、10億5100万円と減少している。次に役員退職慰労引当金(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、2億3000万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、未発生となっている。そして純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2023年3月31日)が、1377億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1496億円と増加しているので、稼いでいる。当第2四半期連結会計期間の負債合計(1740億円)と純資産合計(1536億円)のバランスをみると負債合計が上回る。

四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上高は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が2685億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は2929億円と増加している。次に売上原価は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が2007億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は2190億円と増加している。次に販売費及び一般管理費は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が631億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は665億円と増加している。次に営業利益は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が159億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は194億円と増加しているので当第2四半期連結累計期間の営業の調子はよかったようだ。次に四半期純利益は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が107億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は136億円と増加している。最後に報告書をみると、食品スーパーマーケット業界は、オンライン取引を含め、業界の垣根を越えた厳しい競争に加え、商品の値上げや円安基調が強まり、原材料、人件費をはじめとした各種コストの高騰は継続し厳しい状況が続く。このような環境下、販売面は、二極化対応を継続し、価格コンシャスを強化。「厳選100品」やカテゴリー別価格対応、生鮮の頻度品などで価格政策に取り組む。同時に、技術力を高めることで魅力的な売場づくりに注力。また、集客強化を図るべく、単品量販を推進する「日本一企画」、地方の特産品を品揃えする「産地フェア」などを全店で実施。導入開始したキャッシュレス決済サービス「ヤオコーPay」は全店展開となり、お客さまのお買物の利便性を高めるべく、取組みを推進。また生産性向上のために、自動化による業務改善やデジタルを活用した改善。グロッサリー商品を対象としたAIによる需要予測に基づく自動発注システムの活用は順調に推移。生産性向上に寄与。また、レジ部門においてはフルセルフレジの導入を進める。新設した初となる自社WMS(倉庫管理システム)を導入しチルド商品の供給をスタートした物流センターでは店舗及び構内作業軽減のため順立てシャトル、シャトルGTPなどを導入し、グロッサリー商品の供給をスタート。といったことが書かれている。

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