タイトルの通り・・。そりゃ、HSPだと元気も出なくなるわな。元々エネルギー少なめなのに加えて、生きて行く中で逆風だらけ、困難だらけなのだから。

慢性的に鬱っぽい人、人生小さい時から今までずっと鬱っぽい感じだった人、っていうのは別に少なくないと思う。

というか、HSPなのにいつもハイテンションで鬱と無縁というのはむしろ例外的なケースのような。程度問題はあれ、HSPはどうしても気分がいつも晴れない、憂鬱だというのがデフォルトみたいになっている、と思う。

別にHSP＝元気ない、ってことではなくて、HSPだと色々と不利益を被ったり割りを食う経験が多くて、それが長年積み重なるんで、そういう過去の今までの累積によって元気なくなってきちゃう、気力もなくなってきちゃう、というのがある。

そういう慢性的に元気のないHSPに忍び寄るのが、心地よい言葉を囁きかけてくれるHSPビジネスの人たち・・。

自称カウンセラーとか占いとかスピリチュアルとかなんでもいいけど、そういう人たちね。まあ「弱者ビジネス」ってやつww

こういう人たちは、商売のため、「HSPは素晴らしい能力を持っています」「あなたはありのままの自分でいいのです」的な、甘い言葉を言ってくれる。

こういう言葉を言われたことが少ない、自己肯定感の低い、自信のないHSPは、すっかり気分が舞い上がってしまい、世界が今日から変わったというくらいにハイテンションになり元気になったりする。

・・でも、現実世界の環境が変わったわけではないので、HSPはしばらくするとまた以前のように暗くなってしまう。

この手のビジネス、別にビジネスとして成り立っているんだからそれでいい、客も納得していればそれでいい、という考えもあるにはある。

ただ、どうも弱者ビジネス自体がそもそも気にくわないというか。なぜかと言えば、それってHSPがバカにされてる、カモにされてる、ってことだから。

それと、重要なことは、HSPがHSPをカモにしていることが多いっていうこと。だいたい、HSPはHSP相手にしか商売できないんで・・。

なんか自分で稼ぎたいと思うHSPは多くて（HSPは経済力ないことが多いから）、そういう人がまず思いつくのがHSP相手のネット商売になる。

別にビジネス自体を否定しているわけでなくて、そういうビジネスがあってもいい。でも、どうしてもカモにされてる感が強いのが否めない。

書籍とか、ブログや動画の広告収入くらいならまだ良心的なんだろうけど、カウンセリング１時間数万円とか、あまりにもぼったくりというかナメてませんか？というのが多いんで。しかも、それでいてやってることは素人にもできるようなこと。

はっきり言って、HSPビジネスはやってる側もHSPなんで、ビジネス感覚というのがない（いいものを提供したいというんでなく、お金を取れるだけ取りたいだけというのが見え見え）、という感じが透けて見えたりする。

まあこういうのに高いお金を払って満足するならそれでもいいんだけど、何度も何度もこういうのにハマるのはどーなんかと思う。

実を言えば自分も昔、この手のビジネスに１回お金を払ってしまったことがあるんで、自分も人のことは言えないが。（商品が高額の割に、とんでもなく待たされた上に、あまりにも内容がひどかった（ただのネットからのコピペw））

HSPって辛いことが多くて、精神的に参っていたり弱っていることも少なくない。そういう時、高額でも救いを求めて、そういうのにすがってしまうという心理はよくわかる。

でも、相手は所詮こちらをカモとしてしか見ていないこと、しかも、サービスや商品が素晴らしければまだいいのだけど、高額な割に内容があまりにもショボいことが多いと思う（全て検証したわけでないけど）。所詮素人ビジネスなんだよな。

しかも、一番問題なのは、こういうふざけたサービスや商品だと、普通の人なら怒ってクレームを入れたりモンスター化することもあると思うんだが、HSPって大人しいんで、文句も言わなかったりする・・。

HSPは、黙って我慢しちゃうんだよねえ・・。こういう大人しくて文句を言わないHSPの「特徴」を向こうはよくわかって利用しているということ。

まあ、言いたいのは、HSPには変な罠が多いので、気をつけよう！ということだ（自戒も込めて）。