読了:新版 リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは
読了:新版 リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは
中竹竜二(著)
【概要】
フォロワーシップとは、どうやって目の前の部下を教育すべきかを考えるのではなく、「どうやったら、彼らが自然と勝手に成長してくれるのか」を、突き詰めて考え抜くことである。強烈なカリスマ・清宮克幸氏の後任として早大ラグビー部監督となった著者。「日本一オーラのない監督」と呼ばれながら、常勝ワセダのプレッシャーを背負いつつ大学選手権2連覇を果たした組織づくりの秘密を明かした2009年の著書に、「これからのフォロワーシップ」について論じた終章を新たに加えてリニューアル。
【所感】
「優秀で信頼を集めるリーダーほどフォロワーシップを発揮している」
トップダウン型、カリスマ型のリーダーシップからの脱却。
VUCA時代に求められるリーダー像について述べられていました。
最終的にはフォロワーが自走できる環境を作ることが理想。
⇒次の一説が印象的でした。
「リーダーのためのフォロワーシップという観点から言えば、リーダーにしかできないことをゼロにすることが、リーダーの最大の役割といえる。」
また、そのためのメソッドして挙げられていたのが、VSSマネジメント
1ステップ まず、ビジョン(Vision)を描く
2ステップ 次に、現在からビジョンに向かうまでの道のりをストーリー(Story)にする
3ステップ 最後に、ストーリーの裏側にあるシナリオ(Scenario=台本)を用意する
⇒リーダーにとって、フォロワーが自分たちで課題を見つけ、自分たちで解決していく力を身につけることは、ある種フォロワーシップの完成形である。
以下、メモ
最悪なリーダー像とは
1位.言うことや指示がコロコロ変わる
2位.強いものには弱く、弱いものには強い
3位.大事な局面で責任逃れ
4位.感情的で気分屋
5位.失敗を部下のせいにする
6位.上司自身が仕事ができない
7位.部下の手柄を持っていく
8位.部下指導をしない
9位.決断力がない
10位.無責任に部下に投げる
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