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読了:部下を元気にする、上司の話し方

読了:部下を元気にする、上司の話し方
著者:桑野 麻衣

【概要】
管理職や職場のリーダー層の方々からは、「最近の若者は意欲が低く、自らコミュニケーションを取って来ないが、こちらからどんな言葉をかけたら良いのかわからない」「新入社員のモチベーションを下げないような注意の仕方がむずかしい」といった声をよく聞きます。
一方、新入社員や若い世代の方の悩みを聞いてみると「上司は自分たちのことを勝手に決めつけてくるので相談する気になれない」「上司の価値観や物事の見方を強いられるので、正直理解できないことが多くコミュニケーションに悩む」と言います。
上司は部下にかける言葉に悩み、部下は上司からかけられる言葉に悩むだけでなく、信頼さえできなくなってしまう。
こうした双方のリアルな現場の声を聞くことができる著者の立場だからこそ、書くことができたリーダーシップ、コミュニケーション本の決定版です。

【所感】
結論としては、
「こう話せば部下のモチベーションがあがる」という小手先のテクニックではなく
相手に興味、関心を持って接することが大事。
仕事がうまくいくように支援したいというにじみ出る愛が大事。

褒める・叱るよりも大切なこと
⇒褒めると叱るは表裏一体。
部下に興味を持って観察することが大事
普段ちゃんと見てくれているという信頼が大事。

「ありがとう」、「ごめんなさい」
⇒人として当たり前のことをちゃんとやる。
「ありがとう」よりも「ごめんなさい」がおろそかになりがちなので気を付ける。
これをちゃんとやっていると見え方が全然違うと感じました。

■大事なこと
言いづらい、耳が痛いことを指摘するには
⇒上司の立場としての意見は思いっきり厳しくてOK
セットで個人としての見解も添えて、気持ちにも寄り添う。

「普通は」「一般的には」「自分だったらそんなミスはしない」
⇒自分のものさしを振りかざさない

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