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RoomClipが挑戦している「住」の領域について

RoomClipで取締役およびプロダクトマネージャーをしております高橋(@ht6030)です。

RoomClipは、11/12(火)〜13(水)で開催されたプロダクトマネージャーカンファレンスに今年初めてブース出展いたしました。

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ブースでは、サービスやプロダクトに関わっている多くの方々とお話させていただきましたが、皆さんがそれぞれの領域で挑戦している様子を受けて、改めてRoomClipが挑戦している「住」の領域の可能性について、このnoteにも書いてみました!

住領域におけるCGM

RoomClipは、一般のユーザーさんが投稿したお部屋の実例写真が集まる、住まいと暮らしのCGM(Consumer Generated Media)です。

引っ越しや模様替えなどにあたって、どんな部屋にしようかと考えるときに他の人の部屋の実例を参考にしたり、ご自身のお部屋の中での工夫やこだわりをシェアしたりと、多くのユーザーさんにご利用いただいています。

現時点で400万枚の、ユーザーさんの創意工夫がつまったお部屋の投稿が集まってきています。

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住領域の持つポテンシャル

生活の代表的な分野として、よく「衣・食・住」という言葉が使われますが、「住」つまり住生活は日常の中心にあるものなので、「家」や「住まい」を持っているほぼすべての人が対象となる領域です。

ここでいう「住生活」は、ただ単におしゃれなインテリアに囲まれるライフスタイルではなく、あらゆる「家」や「住まい」を持つ人が、そこでどういう生活を営んでいきたいか、という日々の暮らしのあり方を指しているので、誰にでも少なからず当てはまるものだと思っています。

また、「住」を構成する業界は、インテリアや家具・家電だけでなく、日用品や住宅設備に至るまで様々で、全体としての市場規模も大きいのが特徴です。年間で約30兆円の消費が行われており、各業界でその消費行動を獲得するために、マーケティング活動を行っています。

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しかし、このようにポテンシャルがある一方で、まだまだ課題も多い領域です。

リアルな実例を見る機会が少ない住領域

ちょっと唐突な質問ですが、直近1年を振り返って、だいたい何件くらい、他の人の部屋を見ましたか?

これは普段外部の人と話すときによくしている質問で、みなさん一瞬考え込んでしまうのですが、だいたい「1〜2件」と答える方が多い印象です。

ファッションであれば、日々街中で見た人分のコーディネートを見ることになるので、おそらく年間では数え切れないくらい多くのコーディネートに出会っていると思います。

一方で、部屋のパターンという意味でいうと、特にホームパーティーなどの文化も根強くはない日本においては、多くの人が10件以下ということになるのではないでしょうか?

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このように、家の中は自分以外の誰かの工夫や実例を見る機会が非常に少ないため、いざ変えたいと思っても、自分にぴったりのイメージを見つけ、実現するのがとても難しい領域です。

その結果として、多くの人がまだまだ本当に満足・納得できる形での住生活を実現できていないのではないかと考えています。

今後に向けて

このような住の分野における課題を解決した前例はなく、難易度が高い領域であることは事実です。

しかし、RoomClipには既に多くのユーザーさんによるコミュニティと、その人たちによって投稿された400万枚のリアルな部屋のデータベースができてきており、それらを様々なユーザー接点で活用する中での道筋が見えてきています。

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投稿された住まいの実例を、これから住まいを変えようと思っているユーザーさんが集まる様々な接点に展開したり、家の中の商品を探すユーザーさんと、商品を提供したい企業さんをマッチングさせたりすることで、ユーザーさんが自分の暮らしを変えるときの選択肢の幅を広げていく。

結果として、住生活を中心とした日々の暮らしのあり方を、誰もが自らの手でわくわくするものに変えられる、そんな世界を目指しています。

終わりに

ここまで書いたように、住領域における課題解決は、前例がないため手探りで事業を進めていく大変さはありますが、幅広いアイディア・手段でユーザーさんや業界にアプローチし、新しい住の市場をゼロイチで開拓していく面白さがあります。

プロダクトマネージャーカンファレンスの場でお会いした方もそうでない方も、機会がありましたら、またそういったお話をさせていただければと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします!

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