事業は”やり方”次第           ~同じものをより多く売る方法~

がっちりマンデー5/30 放送分
儲かる「業態変え」店!より


「扱っているものは同じでも、業態を変えたら売上が上がった」

というケースが紹介されてました。


姫路にある「まるまさ」は、元々、肉バルのお店だったんですが、業態を焼肉店に変えたことで成功しています。


この焼き肉店は、「ランチ50分 1100円食べ放題」というスタイルなんですが、一般的な食べ放題とは少し違っています。


まず最初に、重さ500gの「本日の肉の盛り合わせ」が出てきます。
そこから先は、お客さんの食べ終わりのペースに合わせて、お肉が次々に出てくるというもの。
お客さんが「ストップ」と言ったら終了です。

串揚げ屋さんなどで見られる「おかかせストップ方式」を、焼肉店でやっているんですね。


この業態変えによって、売上が月商150万円から240万円にアップしたそうです。 


この業態の魅力は、50分1100円という驚きのコスパと、      「次に何が出てくるかわからない」というワクワク感です。


経営上のメリットとしては、以下のような点です。
・出すお肉をお店側が決められるので、無駄なく出せること。
・注文して余らせるということがほとんどないこと。
・店員さんは運ぶだけなので人件費が抑えられること。

この経営効率の良さが、食べ放題1100円で利益を出せるポイントなんですね。


「扱うものは同じでも、提供の仕方で売上が変わる」
というのは、さほど珍しいことではないですよね。


「商売のやり方」ですね。

「自社の技術や特技をどういう形で提供するか」ということですね。


この前、ある印刷会社の社長にこんな質問をされました。
「以前に比べて半分ほどの会社がつぶれている印刷業界で、いい方法などあるのか?」

PCの普及やデジタル化などによって、印刷の市場規模は、約20年前のピーク時に比べて40%ほど縮小しており、多くの会社が廃業しました。


確かに印刷業は成熟産業でピークを過ぎた厳しい業種です。

でも逆を返せば、「半分は今も続いている」ということですよね。



「どちら側に入るか」ということではないかと思います。


どんな衰退産業でも、事業者がゼロになることはまずありません。

多くが廃業していく中、何社かは新たな業態を見出して生き残って事業を続けています。


それは、技術力や設備の問題ではなく、「より買いやすい形」だったり、「価値の転換」といった「付加価値」の見い出し方ではないかと思います。


事業も商品と同じで、作りっぱなしではなく、その時代に合わせてアップデートしていくことが大事なのではないかと思います。


ご参考まで^^


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マーケティング・経営コンサルタント 橋本経営事務所




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