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神秘&奇跡。フローレス島 in インドネシア 

インドネシアはみんなも知っているバリ島の他にもジャワ島、スラウエシ島と色々行きましたが、ダントツ1位の魅力たっぷり、おすすめしたいのがフローレス島 (Flores) です。今日はインドネシアのフローレスの魅力について語らせてください。

インドネシア フローレス島の位置(黄色四角)
インドネシア領土の島の数は>16,000で世界最大の数
人口は2億3,100万人らしいけれども、島ごとに言語や文化が違い、
島そのもののアイデンティティがある

2016年、北京でアメリカ資本の病院で働いていた時のこと、北京→バリ島経由→フローレス島の旅行予定としていましたが、行く直前に面白い偶然がありました。この病院で関わる患者さんはほぼ全員ex-pat = 外国人(ex-pat はexpatriate、自国を離れるの意味です)なのですが、ある日、診察した患者さんは北京に住む(確かスイス人)アーティストでした。病院にやってきたの理由はバイクで転んで肘を痛めたとのこと。彼は旅行中にバイクで転んだというので、何気なく旅行先はどこだったの?と聞いたら、インドネシアのフローレス島というので、診察中ということを忘れて、思わず、私も来週行く予定にしているんです、偶然ですね、と世間話に花を咲かせてしまいました。彼はフローレス島でアートプロジェクト中と教えてくれました、ぜひ、行った際には寄ってください、そして、彼を世話をしてくれる現地の人を訪ねてこの宿に泊まってみてくださいとメモをくれました。

彼の紹介してくれたその宿はフローレス島の東、Moniという村にあるKelimutu Crater Lakes Eco Lodgeでした。

山・田園風景に囲まれ、茅葺き屋根の個々のコテージがゆったりと配置された、手入れの行き届いたとても良いお宿でした。

パノラマ
テラスでゆったり
緑が優しい

宿の人にアーティストである彼の名 Not Vital(本名だったかペンネームだったか忘れたのだけども)の紹介である旨を伝え、彼のアートプロジェクト現場を見たい言うと、早速連れて行ってくれました。それは
House to Watch Three Volcanoes=3つの火山を見るための家

訪ねた時にはまだ建設中で、家というよりは歩いて登れるスカイツリー。

この外階段を上まで登ると一気に視界が開ける

今これを書きながらその後完成したのだろうかと調べてみると、訪ねた翌年の2017年に完成したとありました。

内装:https://www.wallpaper.com/art/not-vital-house-to-watch-three-volcanoes-installation-moni-flores-indonesiaより
完成した外観:https://www.wallpaper.com/art/not-vital-house-to-watch-three-volcanoes-installation-moni-flores-indonesiaより

なんともミニマリズムの家というか教会というか、神秘的なものになっていますね。

Not Vitalさんにご興味がある方はこちらがHPです。クリエイティブ!

この建物の名3つの火山を見るための家の通り、Moniの村にはとても有名な火山(Kelimutu volcano)と火山クレーター部分にできた湖があるといいます。湖部分は3つの違う色(青、茶色、ターコイズ)が隣り合わせになっていて、朝早起きして行くべしというので

もちろん、行ってきました
ターコイズとチョコレートが隣同士なのが不思議、色は年々少しづつ変化しているらしい
チョコレート
どうしてこの3色になっているのか科学的解明はまだされていないのだそうです。

朝早く起きて火山に登るという苦行のせいか、この山の上の3つの湖は今でも記憶にのぼる絶景スポットでした。なんとも神秘的(X2)。

この当時、私たちの旅行は結構行き当たりばったり系で、その場で次の日の予定を決めたりするスタイルだったので、Not Vitalさんのおかげですっかりお世話になりすっかり気に入った宿のご主人に聞いて

宿のご主人Tamさん

3日間のFlores旅行計画を立ててもらいました(車つき、運転手付き)。

Tamさんのレシートと旅行計画
天然の青石が取れる海岸 Blue stone beach 
ターコイズの湖みたいにここには何か青い色素があるに違いない
Bena Traditional Village 高床式住居
蜘蛛の巣状の水田(spider rice field)
地元のコーヒー、フローレス島のBajawaコーヒーは有名。

宿はTamさんのお友達の家のようなところに泊まり大家族に混じる

日本人が黄色ならインドネシア人はブラウンの肌だね

食べ物は家庭料理。

スパイシーなソースが◎

そしてこの旅のハイライトはMalanage Hotspring riverでした。

火山国日本の住民だから温泉にはびっくりしないのだけれども、この温泉流れる川には驚愕しました。北海道にもオシンコシンの滝という暖かいお水の滝がありますが、そこはあくまで暖かいというレベル。このMalanage 川は50~60度はありそうな湯気の立つ熱い川と、普通の温度の冷たい水の川が合流し、ちょうどお風呂の40度程度になるという天然掛け流し+温泉+露天+流れる川という多分世界にここしかないだろうと思われる驚異のスポットでした。

前日ガイド兼運転手さんが、今日の夜はお風呂ないからね、でも明日は温泉に行くからね、と言い訳ではなく妙にウキウキした様子だったのは、彼もこのMalanage Hotspring riverに行けるのを心から楽しみにしていたからだったのです。

湯気の立つ熱い方の川
冷たい水が流れ込むところも奇跡的だ

こんなに気持ちの良い川遊び?川で入浴をしたのは後先ここだけです。
川下ではガイド兼運転手さんも入浴していたので、さすがに混浴okの私も水着を着て入りました。

いつもの背泳ぎ入浴スタイルで髪の毛を湯シャンしているところ
本当に本当にお風呂
ガイドさんと我々の他には誰もいなかった

3日間とても充実。フローレス島(風呂レスでなく、風呂あり!だってフローレスが風呂レスに変換される)を横断しました。最後にLabuan bajoで運転手兼ガイドさんにお別れをし、ここでもう2泊ほどしてKomodo island(下の黒矢印)にも行ってきたのでそれはまた次回。

フローレス島横断しました

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