時間泥棒とゼロサムゲーム

誰でも他人に時間を奪われることは嫌ですよね?
仕事の場面で、特に時間は人にとってとても貴重な資源です。

「泥棒」と書いたのは、自分のものを「奪われる」と感じる場面が起こるからです。

自分の仕事が進行中でも、他の人を助けるために手を止めて時間を割くことは大いに構いません。

この場合、時間を「奪われた」感覚は一切ありません。

それでは時間泥棒とは誰なのか。

私はこういう類いの人だと思っています。

1・確認や調べることをせずに人に聞いてくる人
2・自分の暇つぶしのために絡んでくる人

本当に迷惑な限りです。仕事の手が止まり、流れも止められてしまいます。

1の人について、よくある具体例を挙げると。

尋ねられている事柄は、すでに話し合いや確認が終わっており、決定されているのです。決して、進行中の話ではないのです。

よって、質問者自身で過去のメールなり資料を読み返せば容易にわかることです。その努力と手間を怠り、人にその作業を委ねているだけです。本人にとっては、そうすることが管理者であると考えているでしょう。しかし、お門違いもいいところなのです。

自分の時間は減らさずに人の時間を使う。

このような人に出くわしたら、相手は人の時間を奪いかねない時間泥棒、だという認識をした上で付き合っていかなければなりません。

2の人は仕事でもプライベートでもよくいるでしょう。自分も相手への配慮を怠り気を抜けばそう思われる危険性を秘めています。

「どうしても誰かに話したい、シェアしたい!」と思うことは誰にでもありますね。それが相手の「今」必要なことなのか、それとも今度会ったときにでも話せばよいことなのか、一人テンションの上がっている状況では落ち着いて熟考する必要があります。

わざわざ電話したり、立ち止まらせてまでして話すことではないかもしれません。

今の世の中、TwitterやInstagram、ブログでも何でも、自由に発信するツールがあるのですから、そちらでお願いしたい。

自己都合の欲求発散の時間に相手を巻き込む。

上記のようなパターンの人はいずれも時間泥棒です。

自分の時間を使わずに人の時間を奪っているに他なりません。そういう意味で、ゼロサムゲームが成り立ってしまいます。

人のために時間を割く場合、ゼロサムではありません。そこに関わった助ける側、助けられた側の両者とも損したとは感じないからです。

しかし時間泥棒との関係は、一方は得した、また一方は損した、となります。

時間泥棒さんには、さりげなくゼロサムゲームの説明を「時間」を例に説明し、認識していただくことが防御策としてよいかも知れませんね。

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