【アメリカFinTech体験記②】SoFiの預金・クレジットカード

アメリカにおいて、高利率の預金サービスを提供する銀行については、前回上記の記事で触れました。現在は私はSoFiのサービスを主に利用することになったので、その経緯や理由等を共有しておこうと思います。

高利率ー4.5%

SoFiの魅力はなんといっても高利率です。現在は、給与支払い口座にSoFiの口座を設定すると、利率は4.5%です。これが毎月計算されて支払われます。結構バカにできない金額がもらえるので、私は前回お伝えしたChimeではなく、SoFiを給与口座にしました。

また、SoFiの口座を給与口座に指定すると、50ドルから250ドルのボーナスが支払われます(サイトによれば、今年いっぱい期限のキャンペーンとのこと)。ボーナスの額は給与の額によるとのことでした。私は研修先でもらう報酬としては弁護士事務所の一般的なレベルと思いますが、250ドルのボーナスをもらえました。250ドルもらえるのはめちゃくちゃありがたい!!!

Savings口座からの引き落としの可否

Chimeから乗り換えたもう一つの理由は、Chimeは、Checking口座にのみAccount numberがふられているため、クレジットカードの引き落としはChecking口座からせざるを得ず、ボタン一つで簡単にできるとはいえ、何らかの引き落としの度にSavings口座からChecking口座に移すのが面倒であったという点も挙げられます。SoFiはちゃんとSavings口座からも引き落としができますので、そうした面倒はありません。

クレジットカードのキャッシュバック

そして、SoFiが提供するクレジットカードのメリットもかなりあります。アメリカでは魅力的なクレジットカードがいくつもありますが、SoFiは非常にわかりやすい特典を提供していて、2%キャッシュバックが無制限に得られます。また、Expediaで予約する際には、無制限で3%のキャッシュバックを得られます。
そして、なんと、給与支払い口座にSoFiの口座を設定しているSoFi PLUSのメンバーには、360ドルを上限として、3%のキャッシュバックが得られます。ただ、この特典は2023年一杯までのようです。

年間手数料のないクレジットカードで、(期間限定とはいえ、)全カテゴリーで3%のキャッシュバックというのはかなりいい特典だと思います

クレジットカードのその他特典

しかし、アメリカのクレジットカードによくある、入会特典や特定カテゴリーの出費へのキャッシュバック等はほとんどありません。したがって、どのような出費が多いか等は精査された上でクレジットカードは作られた方がいいと思います。たとえば、食料品の購入額が多い方は、食料品のキャッシュバックの比率が高い優良カードを作るとお得になると思います。

ほかに、Mastercardの提供する特典として、Lyftをひと月に3回乗ると、次の5ドル割引をゲットできるというものがあるようですが、大してありがたいものではないです。。

クレジットスコアの要否

当然、クレジットスコアの審査は必要になりますが、クレジットスコアがそこまで高くなくても、審査が通る点もおすすめポイントです。私は、引っ越しのタイミングで出費がかさみ、クレジットカードの使用額多かったため、申込時のスコアが670とかなり低めでしたが、どうにか審査は通りました。

サービス利用に伴うポイントサービス

SoFiは、銀行口座やクレジットカードのいろいろなサービスを利用する度にちょこちょこキャッシュバックできるポイントをくれるので、これも意外とありがたいです。(たとえば、クレジットカードの自動払い設定で10ドル、アクティベートで10ドル、最初のクレカ使用で2ドル、Apple Payへの追加で2ドル等々(なお、給与支払い口座に設定しない場合にはポイントは半分になるます。)。)

まとめ

このように、給与支払い口座に設定できるなら、高利率も得られ、3%のキャッシュバックも得られるので、SoFiの銀行預金とクレジットカードはかなりよい選択肢になると思います。少なくとも、Apple Cardには負けないサービスになっていると思います(Apple Cardは指定された会社での支払いで3%、Apple Payを使ったすべての決済が2%、その他が1%で、預金の利率は4.15%です)。

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