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物事を仕組みで捉え、縁を結ぶ場をつくる | 社員インタビュー

今回のHuber社員インタビューでは、『SBO (人事労務総務)』のマネージャーである佐倉田拓也さんにお話を伺います!埼玉県出身で、一時期はHuberの全部署を束ねる統括をしていた佐倉田さんに、Huberに関わる想いをお聞きしました。

「攻めの時は一緒に駆け上がるチーム」という意味を込め、「サイドバックオフィス(SBO)」と呼ぶこのチームを率いる佐倉田さんは、言わばHuberの屋台骨。
組織を支えることの苦悩とやり甲斐を伺いましょう。

Huberとは構想段階以前からの縁!”呼ばれた”経緯とは。

━━お時間ありがとうございます。最近は年度末に向けてご多用中ですか。
いや、去年に比べたら忙しさはマシだよね。
去年は3事業全部見てたわけで、しかもそれって事業だから売上を立てに行く”攻め”が基本姿勢じゃん?
SBOは守りがメインだから、振り幅が広すぎて切り替えが大変だったよね。
会社としてはエリア別の区分から事業部制に変えたばかりでもあったから、型も無かったし。

━━確かに、サイドバックどころかフォワードやキーパーもやられてた感じですね。
しかも、局面は二転三転、、、四転五転していたからね 笑
西日本側の社員も顔ぶれが一新して、しかもSBOメンバーの離脱もあって、単純な作業量だけでも大変だったよ。

入社当時、Huber本社前にて

━━思い返せば激流を掻い潜って来ましたね。そういえばHuberに入る前の佐倉田さんの状況も、中々の荒波だったのではと伺っているのですが。
昔の話でいうと、荒れていた地域のヤンキー校に通っていたね。
当時はカラーギャングとかの時代で、おやじ狩りとか問題になっていた頃。
そういう、非力な人に矛先が向いていた当時の風潮を、自分ではダサいなと思っていたね。
一方で、自分のとこは未だに最強の決め合いとか、いわゆる東京リベンジャーズみたいな抗争が起こっていて、それに連れ行かれたこともあったね。

━━まさに漫画の世界って感じですが、ヤンキーだったんですか佐倉田さん。
いやいや 笑
自分は東京リベンジャーズで言うと”たけみっちー”みたいな立ち位置というか。そういうグループのトップの子と幼馴染だったりした縁もあって成り行きでね。

高校時代

━━なるほど、安心しました 笑。縁と言えば、Huberに入ったきっかけは何だったんですか。
3.11の震災の数日後くらいに紀陸さんと知り合ったのがきっかけだね。
紀陸さんと共通の知り合いが居て、その人に会いに行く時にたまたま紀陸さんが先に打ち合わせしていて、紹介してもらったのが初めまして。
その後、イベントをボランティアでやることになって、お金を出せないけど会社で参加してくれる人居ないかって紀陸さんから相談があったのね。
社内で募って4,5人参加したんだけど、それを好評価してくれて以降仕事の繋がりが継続したんだよね。
端的に言えば、元クライアントだね。

━━それが御縁の始まりですか。奇しくもHuber構想のきっかけと同じということですかね。その後はどのように?
紀陸さんがいつもの感じで、仕事以外にもBBQとか色々誘ってくれていて。
良い営業紹介しますよって元役員の佐藤さんを紹介されたりして。
そのHuberの元になるアイディアで、ソフトバンクアカデミアで銀賞を取る前にも、事業構想を聞かせてもらってたんだ。

BBQ会

━━なんと、最初の部分から知っていたとは。とはいえ、佐倉田さんの参画はもう少し先ですよね。
そうだね。
その時のメンバーは紀陸さんと佐藤さんだけで、3人目は英語を話せる人が欲しかったんだって。
英語でガイドをする事業だからね 笑
だからその時は縁が無かったんだけど、2年後にたまたま再会する機会があったんだよね。
ドコモの登壇イベントで紀陸さんが登壇していて、ちょうど東急さんと縁ができ始めた段階。
僕も転職を考えていたので、改めてお話を聞いて参画を決めたんだ。

━━これまた合縁奇縁と言いますか。参画の理由は何ですか?
派遣会社に居て、人材業は合っていると思ってたんだよね。
ただ、人と人をつなげるのは良いと思っていたが、その仕組に歪みを感じていて。
商売だから、個人的に合わないと思うマッチングも成立させなきゃいけない時もあるからね。
あと何より、人材紹介業に対して将来性を感じていなかった。
「トモダチガイド」のマッチングは、その意味で綺麗な仕組みだなと思った。
社名も「Hubになる人」なので、これは呼ばれているなぁと思ったね。

前職時代の一幕

━━トモダチガイドは色んな人を繋げてくれますね。Huberに入って最初は何をなさってましたか?
東急、ビジョン、ANA、ドコモ・バイクシェア、ピーチなど、toBでトモダチガイドの提携を結んでいくことがミッションだったね。
そしてガイドからニーズを探る「リサーチガイド」も。
その時は唯一の紀陸さん直下部隊で、社長室でプレゼン練習とかしてたよ。
「鉄道事業者を相手と想定して、会社概要を◯分でプレゼンしてみて」とかお題を決めてね。
夏頃からは、JRとのプロジェクトで仙台に出張だね。
二次交通の課題解決に向けた「レンタカー運転ガイド」の実証だね。
3人目メンバーの所さんと、インターンの子と一緒にTGL。

━━各地でガイドしていた頃ですね、懐かしいな。関東の担当になったのはその後ですね。
コミュニティ運営から「labチーム」になって、関東の主担になったね。
トモダチガイドをガンガン回して。
その時のlabのメンバーで、今の観光案内所の運営に繋がっていくわけだよね。
Huberが大きく傾いた時に、SBOも兼任することになって。
その後はあの大忙しだった全事業部統括になり、今のSBO責任者に至ると。

トモダチガイドで豪徳寺へ

━━怒涛といか波乱というか。その中で印象に強く残っているプロジェクトはどれですかね。
仙台は楽しかったね。暮らしそのものも楽しかった。
仙台駅徒歩2分くらいのところに住んでいて、仕事して帰って、飲み歩いてコミュニケーション取って。
色々なことをまちの人から教えてもらっていた。
現場関係でやらなきゃいけないことが多々ある中、主担でやった初めての業務でもあったね。
一人では全然回せなかっただろうと思うよ。

━━自らエリアを開拓していく楽しみがありますよね。他にはありますか?
辛かったのは2019年夏かな。
WCオープン、熊谷、慶応のJR寄付講座、蒲田のリサーチが全て被り、しかもどれも主担していたから、一番大変だった。
マジで死ぬ気で連勤して乗り切った。
WCオープン前なんか家に帰れなかったもんね。

仙台でトモダチガイド

━━僕らも佐倉田さんを心配していた記憶があります。では、色々やってきた中で仕事に大事なことは何だと思いますか?
いっぱいあるっちゃあるけど、まず煮詰まりすぎないようにすることかな。
派遣会社の時は、誰かは必ず派遣先に居るわけなので、毎日連絡を受けていて。
でも、それを全部真面目に受け答えていたら休日なんか無くなるし自分がもたない。
上司からは、「何かあったら責任取るからから気にしなくて良い」とも言われていたけど、最初は気になったね。
だから、そこで養った気にしない力は重要だったと思う。

━━割り切りと言いますか。自分も課題感じてましたので、共感します。
あと、システム思考。
昔から、自然と時間や関係のつながりを見る癖があった自覚があって。
だからマルチタスクを抱える状況も乗り切ることができたんだと思う。
これは幼少期の体験が効いているね。
身内にパンチの効いたおじいちゃんが居て、よくトラブルの火種をつくっていたので、その頃からトラブルが起きないようにする方法を観察を通して考えるようになった。
気を遣う性格だったね。

システム思考のセッション

━━佐倉田さんが関わっているシステム思考のセッション、一度受けさせてもらいましたが、大事な考え方だと思いました。では、コミュニケーションについては何か持論ありますか?
僕はコミュニケーション能力は低いと考えているんだよね。
ストレングスファインダーでも低めに出たし。
だからこそ、会話のきっかけづくりの為に誕生日を覚えるとか、差し入れをよく持っていくとかしてて。
苦手な分、自分のフィールドに持っていく努力をしているんだよね。
それは、派遣会社の頃からおもてなしとしてGiverになることを言われてきていたから、その教育の成果かな。

━━折々に「今日は何の日」のお話してくださるの、凄いなと思っていました。では、未だ仕事において困難を感じることはありますか?
しんどいものは最近なくなってきた気はする。
でも、自分も含め、外発的要因に依って会社のために動いてもらわないとっていう状況になるのは辛い。
人が内発的動機から動けるものに沿った仕事を割り振れるときは良いけどね。
自分がやるぶんには仕事だからで割り切るが、他の人がその状況におかれているのを見るのはしんどいな。

物事に通底する仕組みを捉える。Huberの場づくりを考えていたら、初心に立ち返った。

━━自分もお気持ちわかる気がします。佐倉田さんは今取り組まれていることはありますか?
エンパワーメント系は自分に合っていると思ったから、コーチングやったりとか、システム思考の講座もやったりしているね。
あとは『進化思考』を読んだり、新規事業開発の講座を受けたりも。
自分から何かをするっていうのはあまりなかった中で、それでも現実をつくっていくにはやはり何かを形にしていくことが必要だと思って。
そのプロセスを知りたいから、今まで興味なかったクリエイトすることに対して取り組んでいるよ。

━━良いですね。制作はやはり良いですよ。
最近は場の設計に関する話も色々あるよね。
環境によって、DNAなどで持っているはずの適正も発露されなかったりする。
それをコントロールする場づくりにも興味があるね。
家族や職場以外の3rdプレイスがあると良いよねって話だし、自分がそういうところをつくっていきたいなと考えているかな。

進化思考のセッション

━━素晴らしいですね。場で言うと、プライベートの方はどうですか。今はバランス取れていますか。
バランスは取れていると思ってる。
Huberとそれ以外で分けたら、今はバランスできているだろうと。
とはいえ、システム思考の勉強とかもプライベートに分類しているわけで、ワークとライフでは考えていないかな。

━━それでいうとこれも完全プライベートかは分かりませんが、昨年からはHubrメンバーでゴルフ行く機会が出来ましたね。
ゴルフは前職の社長が好きで、気に入られていたから僕も始めたんだよね。
Huberで皆とやるまではけっこうブランクあったな。
ゴルフってあまり一人でやらないし。
でも、やる人が増えてできるようになったっていうこれも場作りだよね。

Enjoy Golf Club

━━まさにですね。他にはどうですか、プライベート。
最近の興味は海釣りとキャンプ。あと自宅でのタコパ。
もともと公私分けるの下手だったから、逆にプライベートで仕事の人と合わなかったりしたんだけど。
今は心境の変化もあって、我が家というプライベート空間も共有してみたいと思い始めたんだよね。

━━佐倉田さんは綺麗好きのイメージなので、自宅空間の共有は中々大きな変化とお見受けしますね 笑。ところで、最近はSBOとして採用も進めていますが、後輩にアドバイスとかありますか?
面白いなぁ、なんだろうねぇ。。。
まとまらない中で話すけど、考え方って重要だと思うんだよね。
マザーテレサの言葉が凄いなと思っていて。
「思考に気をつけなさい、(中略)、それはいずれ運命になるから。」っていうやつね。
システム思考にも関わってくるけど、今あるものに対して多角的な見方をもつこと。
難しければ誰かに聞いてみることも大事。
あとは人の縁。感謝を忘れないこと。「実るほど頭を垂れる稲穂かな。」
自分がうまくやったと思うことはあるけど、これを「俺の力だ」と過信したら終わりだなと思って。
だから、過度に期待しないこともかな。

元メンバーと一緒にたこ焼きつつき

━━深みのある格言ですよね。後は、恋愛観についてもお聞きしたいですね。
恋愛は向いてないんじゃないかなぁ。一人の時間好きだし。
昔は月に2回とかしか合わなくて、「付き合ってる意味ある?」とか言われたこともあってね。
石橋をむちゃくちゃ叩いて渡るタイプの自分は、3組に2組が離婚している現代では結婚に対するハードルが高いよね。
無責任に恋愛していくわけにも行かないし。誰かと一緒に暮らせんのかなぁ、みたいな。

━━ハードル高いですよね。何というか、日本全体が結婚しづらい雰囲気になってるような気もしますね。
でも、いつか結婚したいとは思う。
でも、そのための努力は今までしていなかったな。
なら潜在的に必要としてないんだろうけど、それは一旦置いといて出会いの機会を作ってみようかと思っている。
そして、自分がどう感じるかを観察してみようと思っている。
片親であることも潜在的に影響しているのかな。
親ですら離れてしまうのに、他人とずっと一緒に居られるのか。
そう思うと、好きな人に逆にそっけなくしてしまうかも。

━━同じ片親育ちとして、わかります。逆に、いつでもやり直せると思うくらいでちょうど良いのかもですね。で、YouはHuberで何するの?

今はやっぱり場作りがしたい。
まず研修を作ろうとしていて、そういう勉強会もいいし、ゴルフ部みたいな楽しめる集まりも良いし。
それから物事を構造化、体系化して、より人をエンパワーメントしていけるようになりたい。
『進化思考』では、「あの人だからできる、は本当にそうなのか」について書かれていて、やはり誰にでも可能性は開かれているんだけど、それでもアプローチの仕方は重要だからね。
あと、Newsエブリで案内所を特集してもらって改めてトモダチガイドの世界観、善意の連鎖は素晴らしいなと思った。
TGLやってた当時を思い出したな。
もう一度インバウンド向けガイド事業にトライしたいと思う。

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【編集後記】
SBOはまさに屋台骨。
会社の収支をきちんと管理しているからこそ、未来に向けた投資に現実性を持たせられます。
佐倉田さんがHuberというシステムを捉え、物理的な場をつくり、雰囲気をつくり、そしてキャッシュフローを整えてくれることで、総合的に我々をエンパワーメントしてくれています。
事業もプライベートも、まだまだ先の話をしながら、日々を楽しく充実させていきたいですね。
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