手綱を取る

こんにちは。
ご無沙汰しております山本です。
noteの発信はおろかツイートすらしなくなってしまい、数年前の某イキリツイッタラー()の見る影も無くなってしまいましたが、一応生きてます。

年末恒例の振り返りnoteでも書くか〜いつぶりだろうな〜って思ったらまさかの去年の振り返り以来とのことでいよいよフォロワーをTwitter社に返納したくなっているそんな年末でございます。

さて、この一年をnoteに綴るとともに振り返りたいのですが、表現するなら「激動」「変化」なんて言葉がしっくり来る気がしています。
とにかく今までの当たり前が大きく変わったそんな1年でした。

特に僕に大きな変化をもたらしたのが「病気」、そして「転職」です。



当たり前が変わった4月26日

忘れもしない4月26日。

この日は平日で普通に仕事のある日でした。
が、この日をもって自分で布団から出て自分で会社に行くことができなくなってしまいました。

とにかく吐き気と変な緊張をずっとしている感覚で、自分ではどうしようもない感覚でした。






彼女の支えもあって何とか乗り切り、早めに上がって病院に行ったところ、
自分は「適応障害」という診断をもらいました。



身の回りやニュースでも度々聞いてはいましたが、「これだけ学生時代にキツい環境で野球をやっていた自分が?」と疑いました。

ここから2ヶ月の休職をすることになり、仕事から離れて少しずつ回復をはかっていくことになりました。




「仕事に行かなくなったし、ゆっくり休むか〜」くらいに思っていたので、あとは時間が解決してくれると思ってました。






「あれ?休めない?」









睡眠障害がひどく、毎晩睡眠薬を飲んでやっと日が回らないと眠れない日々。
日中何もしていなくても、過去の嫌な思い出を思い出したり、現状の弱い自分を責めたりして、また布団から出られない日々が休職してもしばらく続きました。


色んな人からLINEをもらったり、連絡くれていた人もたくさんいたのですが、返信もできないし、ケータイの通知すら見たくない日もありました。

この時に不義理なことをしてしまった方もいました。
本当に申し訳ない気持ちで今もいっぱいです。




そこから自分の足を何とか動かして、回復に向けて本を読んだりジムに行ったり、何かしらできることをやろうと思ってはまた病んでの繰り返しをしつつ少しずつ良くなってきた実感があったのは1ヶ月後の5月末頃でした。

ちゃんと普段から休んでおくべきだったなというのはもちろん反省なのですが、病気と呼ばれるレベルまでくると「休みたいのに休めない」ということを初めて知りました。


とにかく今は足を動かすしかない、余計なことを考える暇があるならアポを入れて一つでも仕事に活かすんだと思って、休みを削って仕事も1年取り組んできました。

自分は大学時代に色んなことを取り組んで経験した自負があったし、動機の中でも優秀な方だと思っていたし、営業にも向いてるだろうから、あとはとにかく量やって行動すればいずれ時は来ると本気で思っていました。(続けていれば本当に来たかもしれませんが)

が、どうやら僕はそこまで強くなかったし、そこまで仕事ができたわけではなかったし、もちろん優秀でもできたやつでもない。とこの結果を受けて本当の意味で理解することができました。




そこから少しずつ体調も回復し、自分の弱さを受け入れた上で、0から再スタートをしたいと思い、転職をすることを決意しました。



リスタートした7月1日


僕が次のフィールドに選んだのは「教育」でした。
色々自分の中で考えた結果、熱くなれるのはやっぱりここなのかなと思い、
不動産業界から教育の世界へ戻ってくることを決意しました。



ちなみにですが、私はエナジードという会社に転職しました。
かっこいい大人を増やす」というミッションのもと、中高生向けの総合や探究の時間の教材開発や企業研修をやっているような会社です。

そこで学校向けの新規営業をやっております。
入社理由はFacebookにざっと書いてますのでよろしければこちらから。




話を戻しますが、転職をして7月1日からリスタートすることができました。
そこからはとにかく営業についての学び直し、今の教育、コミュニケーションスキルやその他諸々のポータブルスキルから沢山のインプットをしていきました。

また周りの社員の皆さんも温かく受け入れてくださり、自分の体調にもご配慮いただきながら少しずつ仕事に慣れていくことができました。


そんな中で少しずつできることも増えていって(できないことはその度10個くらい出てきますが)、「あれ?もしかしてスーパーダメダメ営業からダメ営業くらいには進化したのでは?」と自分の成長を自分で実感できる機会も少しずつ増えていきました。




皆さんのお力添えをいただいた結果、9月の期最終日に待望の初受注もご縁があって達成することができました。
新卒から営業を始めて約1年半かかりました。

沢山の人に喜んでもらえて、時間はかかったけど本当に忘れ難い最高の瞬間でした。




今思うこと

そこから12月まであっという間に過ぎ、気づけば転職して半年と思うと時間の流れがかなり早く感じます。
本当に激動の毎日だったと思っています。

そして今「少しいい感じになってきたんじゃないかな?」と思っているのが率直なところです。

思っている要素としては2つ感じていて、

1つは「解釈に幅ができたな」と感じていることです。
大学以前の自分だったらこの物事は一辺倒にしか解釈してなかったなと思っていることが、今だとこういう考え方もあるな!と考えられるようになったなと実感しています。

特に「周りと協働する」ということや「人の感情に寄り添う」という部分はイキリツイッタラー()をやっていた頃の自分が避けまくっていたからこそ今大変学びがある部分が多いです。

そういう考えを持てたのはエナジードという会社の文化や考え方が良い意味で大きく影響しているんだろうなーと認識しています。



もう1つは「いい顔してるね」と周りに言ってもらえるようになったことです。

営業する中でお話する先生方だけではなく、身の回りの友人先輩や前職でお世話になった方々からも言っていただけることが増えて大変嬉しく思っています。

顔にそう出ているということは今が充実しているしている表れだと思うので、苦しい期間を乗り越えて、自分で腹落ちさせられたのがよかったのかなーと思うし、あの期間は無駄じゃなかったと今少しだけ思えます。




とはいえまだまだ課題やできないことだらけだし、また同じことが繰り返される可能性もあると思っています。

そんな中で来年に向けて今思うことは、タイトルにもあるように「手綱を取る」感覚が大事なんだろうと感じています。


少し話が逸れますが、私は競馬が大好きで「ディープインパクト」という馬が小学校の時からのお気に入りの馬です。

彼は後半最後の直線で後方から一気にまくる競馬をするのが特徴なのですが、走るのが好きで我慢できずに前に行きたがるシーンも度々見られました。

またその時その時のレースで調子やテンションも変わるので、前走が良くても次走が別物になってしまうことはよくあることです。

そんな彼を我慢させつつ、なるべく気持ちよく走らせようとしていたのが武豊という騎手です。彼がしっかりと手綱を取ってコントロールしていたからこそ馬もそれに応えて素晴らしい結果を収めたのだと思っています。



こんな具合で自分の中にも心、感情という馬と頭の騎手の2人の自分がいるんだろうなと改めて自分を捉えています。ここをどう折り合いつけて気持ちよく走れるかどうかが重要で、この感覚をより養っていくのが来年だと思っています。

今もまだまだ自分をコントロールできていないと感じることがありますが、成長を実感しつつさらに気持ちよく自分自身を走らせられるそんな年に来年はしたいと思っています。


さいごに

ここまで読んでくださりありがとうございました。
また気が向いたら書くので、よかったらたまに出した時に見てくださいませ。

そして今年苦しかった時期に特に助けられた皆さんにこの場を借りて感謝を申し上げたいと思っています。


シンさん
僕が病んでしまった時にすぐ連絡していただいて、飲みに連れていってくれてありがとうございました。今の自分を受け入れようと思えたのはあの時シンさんがその時の僕を受け入れて話してくださったおかげだと思っています。1着目のスーツは無事大破してしまいましたので、落ち着いたら2着目またお願いしますね。


佐野さん
ここの場で改めて言うんか?ってくらいいつもお世話になってます。特に転職どうしようか悩んでいたときに「教員復帰もいいんじゃねーか?」って言ってくれたことで教育の世界へ飛び込もうと思えました。私の人生の先輩としてこれからも背中を見せてください。来年もオナシャス


根上さん
改めてエナジードに誘ってくれたこと、仕事面でサポートしてくださっていること、川口GDに誘ってくれたこと、本当に感謝しています。もはや7月からは根上さんのおかげで好転したと言ったら差し支えありますが、気持ち的な部分もスキルの部分も本当に助かっています。来年もよりコッカラッスを体現していきましょう。

みあ、木谷、ちぇりん、しんのすけ
僕が仕事してようがしてまいが、何しようが変わりなく接してくれていたことに本当に感謝しています。何も考えずにアホなことばっかり言ってお酒飲める友達ができたのは自分にとって財産です。来年はもっと面白いことしよう。

しおり
今年は4年付き合ってきてお互いにとって1番試練の1年だったなと思います。いや、本当によく耐えたというか、なんとかできてまた一つ強くなった気がしてます。そろそろ地に足つけて行きたいところですがきっとまだ許してくれなさそうな気がしているので、来年もめげずに頑張りましょう。


それでは皆さん良いお年を!

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