野球に生まれ、野球で死ぬ
お久しぶりです。山本です。
年末に差し掛かるとnoteを書きたくなるあたり、やはり私はクソイキリツイッタラー()だったことを思い出します。
とはいえ、何事においても振り返ることや言語化することは大事なことなので、気が乗ったこのタイミングでnoteを一本書くことにしました。
今回はタイトル通り「野球」がテーマなので仕事については年末年始に帰省したタイミングでまた書こうと思います。
昨年の8月頃から埼玉の社会人硬式野球クラブチーム「川口ゴールデンドリームス」というチームに所属し、早1年半が経とうとしております(早すぎて草)。引き続き川口GDに所属し、今年は怪我も無く1月から12月までの活動もほぼほぼ休まず参加し続けることができました。
思い返すと、私は社会人1年目は硬式野球チームの立ち上げのためプレーしておらず、大学4年生はコロナ真っ只中で4~9月までの断片的な活動、大学2,3年生はTJ手術や教育実習のためこれまた行けたり行けなかったりなので、本当にいつ振りなのか最早記憶にないくらい久々のシーズン完走となりました。
プロ野球もオフシーズンで契約更新のニュースが飛び交ってますが「1年間ローテーションを守り切れた」「怪我無くワンシーズン乗り切れた」という部分が評価される話はよく聞きますが、アマチュアレベルであっても中々難しい話であることはプレイヤーであれば皆さんお分かりかと思います。
今シーズンの振り返り、今年うまく行ったこととそれによっての学び、来シーズンに向けての抱負なんかを今回のnoteでは書いていこうかなと思います。お付き合いくださいませ。
川口ゴールデンドリームスについて
今年振り返るその前に私が所属している川口ゴールデンドリームスについて少し触れさせてください。
現在埼玉JABAに所属している社会人硬式野球クラブチームであり、私は昨年の8月に、現職に誘ってもらった根上一茂さんに野球チームまで誘ってもらい入部したチームです。
来年創部15年目を迎えるチームですが、メンバーは30代の立ち上げメンバーのベテラン(弊部では彼らを「大人」と呼びます。何それ。)選手の皆さんに支えられながら、25歳前後の若手メンバーが中心になりつつあるチームです。
活動拠点は名の通り埼玉県川口市と練習試合は埼玉県含めた一都三県だけではなく茨城県や栃木県、群馬県まで色んなところで活動させていただいております。
若手とベテランのバランス感
上記の通りベテランのメンバーに支えられながら若手メンバー主導の運営にシフトしつつあるチームです。練習メニューも若手選手から発案、運営までやらせていただき、それを「大人」の皆さんがいい感じで支えてくれている非常にバランス感の良いチームです。
選手の属性
これぞクラブチームと言わんばかりの様々な選手が集まっています。
有名どころでは昨年まで独立リーグでプレーし、指名まであと一歩と迫った芦谷汰貴選手(赤坂のもうやんカレーで死ぬほど勧誘しました)や50歳から野球を始めた初心者の選手までいるチームです。
他にもyoutuber(私ではありません)や社会人で野手転向した選手など様々な選手がいます。まさに多様性。
芦谷選手の記事はこちら
このチームの好きなところ
たくさんありますが3つあげます。
①アホ
一つ目はみんなアホです。気になる方は是非見学や体験に来てください。
とはいえオフシーズンなのでこちらの動画が弊部の雰囲気を凝縮しているので是非ご覧ください。ここまで来て思いますが、アホとやる野球が一番楽しいです。色々と言うてますが、かく言う私も筆頭のアホです。
②野球だけではなく仕事も頑張っている
私はここが川口に来て驚いたことでもあります。結構仕事に対する熱量も高い選手が多いと思います。何事にも一生懸命頑張れるというところも素晴らしいですが、何より仕事をちゃんとやっているので「建設的にコミュニケーションが取れること」が大きいなと思います。
結構野球部のミーティングって言いたいことをみんな言いまくって終了、みたいなものが多くて「結局なんか解決したっけ?」みたいになることが経験上多い印象です。逆に仕事ではそれが通用しないので、その辺を各々の仕事の中で磨いてきている感覚を感じます。
当たり前のように見えて会話が成り立つ、というのは野球をやることにおいて練習を考えたり試合の振り返りだったりの質も上がるし、変なストレスを感じずに野球できる大事な要素だと思います。
③「大人」の存在
割と③が最強な気がしますが、ベテラン選手の皆さんが最高に頼もしいです。監督、キャプテン、部長をはじめチーム運営や様々な面倒な部分を担ってくださっている「大人」の皆さんのおかげで若手の私達は好き放題野球をやらせていただいている感覚です。結構若手とベテラン選手がぶつかったりすることはクラブチームあるあるな気がしますが、そういう要素が無いのは安心して野球できる要因だと思います。
紹介が長くなりましたが結論「プレーに全集中できる環境」が私にとってすごく大きかったと思います。それを前提として振り返りたいと思います。
今シーズンを振り返って
今年の成績です。
今年はほぼ9割くらいクローザーとして投げさせてもらいつつ、先発も何度かやらせていただきました。
比較対象がないので、数字に対するフィードバックはあまりできないのですが、個人的には過去18年のシーズンで一番良いパフォーマンスだったと思っております。
要因としては
①1年間怪我なく投げ切れたこと
②コントロールが安定したこと
③欲しいところで三振が取れるようになったこと
この3点が大きいなと思います。それぞれを振り返りたいと思います。
①1年間怪我なく投げ切れたこと
まずはこれが一番大きかったと思います。
できた要因としてはシンプルに「運動量が増えた」だと思っています。
昨年は仕事に追われる部分も多く、中々活動日以外の時間を割けなかったのですが、今年は自分に「水曜日と土日の活動日だけはトレーニングする」というルールを作り1年やり切れたのが良かったです。
水曜日はチームで夜に室内練習があるのでそこでやるかその前にウェイトトレーニングをしたり、走り込みをし、土日どちらかで試合や練習があるのでその後にも同様にウェイトを取り組みました。たかが週2ですがこれだけでも相当パフォーマンスに影響があったと思っています。
来年もこれは継続していきながら「できることをできるだけやる」ことは意識していきたいと思います。
②コントロールが安定したこと
過去一緒に野球したことがある人は分かると思いますが、私はいわゆる「自滅系」の投手です。ただ今年はぶち壊した試合が記憶にある試合で1試合くらいの感覚でした。
解説が面倒なので詳細は伏せますが
①前脚の使い方
②投球フォームのリズム
の2点が私のコントロールを左右するファクターだと分かったので、そこの再現を出すためのトレーニングと練習とアップの流れを確立できたのが良かったと思います。割と通年のクセなので来年以降もここを中心に安定させていきたいです。
③欲しいところで三振が取れるようになったこと
クローザーという役割である以上、三振が欲しいケースは多々あります。そこで三振が今年かなり取れた印象です。
要因は3つで
①ストライク先行のカウントメイクができた
②ストレートの質が向上した
③チェンジアップのアップグレード
あたりかと思います。
①は先述の通りです。
②はトレーニングによる体づくりと投げ方、握りの見直しがハマりました。
特に後半はストレートでの空振りも増えたので来年はシンプルに球速も求めにいきたいです。
③はもはや山本一真と書いてチェンジアップと読むくらい私の代名詞となったチェンジアップですが、春先に持ち方を改良してこれがかなりハマりました。投げ方気になる人はご連絡ください。気が向いたら教えます。
③に関連することですが、今年はオフにラプソードによる計測を2度行いました。ここでチェンジアップで空振りが取れやすい要因を数値ベースで理解できたのは大きかったです。
新しい変化球もラプソードを活用して開発中なのでより三振が取りやすいデザインはしていきたいと思います。
来シーズンに向けて
色々やりたいことはありますし、すでに取り組んでいますがとにかく来年は「勝って勝って勝ちまくりたい」です。「誰かオレたちを止めてくれ」ってドヤ顔できるくらい勝ちたいです。
野球のモチベーションの変化
ちょっと話を逸らしますが、今年は私の野球のモチベーションに変化が生まれた年だったとも思っています。
今まではクソイキリツイッタラー()だった時から「個人のパフォーマンスを計画的に高めること」に快感と楽しさを感じていました。
もちろんここは今でも私の中に残っているのですが、優先順位が大きく変わりました。
今年の公式戦1発目の対一球幸魂戦にてタイブレークの末勝利を挙げることができたこの試合が死ぬほど嬉しくて泣きそうになったのが転機だったと思います。
公式戦の勝利の味というのも久しぶりだったし、これを「みんなと分かち合えているこの時間こそが至高」だということに気づけました。その瞬間を自ら手繰り寄せられるクローザーという立場にもすごくやりがいを感じています。
この勝利を起点に今年は公式戦で3勝することができましたが、どれも最高の瞬間でした。だからもっと勝ちたいしこの瞬間のために頑張りたいと思っています。
とにかくこのチームで優勝という景色を見たい
これが「優勝」となるといかほどなのか?これを知りたくて、この景色を見たくてたまらないです。ただ一人では決して実現は不可能です。
なので来シーズンは個人のパフォーマンスは当たり前に上げていきながら、チームのためにも何ができるか考えまくりたいと思います。とにかく優勝して死ぬほど騒いで「大人」の皆さんを胴上げしたいです。もう胴上げで落とすところまでイメージできています。
野球を辞めるだの野球から脱せないとダサいだのグダグダ言っていたくせに結局野球にどっぷり浸かりまくっている私ですが、野球に生まれて今の私があり、私の取り柄は野球でしか無いので割り切りました。もう私は野球から逃れられません。野球のために、そしてこのチームで死ぬ覚悟です。キャプテンにも川口市に先に墓立てといてくださいと言いました(なんそれ)。
とにかく最高に楽しみな来シーズン、皆さんご期待ください。
とりあえず来年に向けてまずは痩せたいと思います。
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