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HUG for ALLスタッフ合宿2日目

こんにちは。
HUG for ALLのしぇりー(スタッフ兼メンバー)です。
7月29,30日で初となるHUG for ALLスタッフ合宿を長野県軽井沢町でおこないました。会場は軽井沢風越学園です。

 ▼1日目の様子はこちらから。

2日目のスケジュール
・浅間山を見ながら朝ごはん
・軽井沢風越学園のスタッフにも参加していただき、2チームに分かれて学園を探検
・軽井沢風越学園×HUG for ALLのスタッフ同士で対話

東京近郊に住んでいるメンバーが多く、私自身は長野県に住んでいることもあり、3年前から関わっているHUG for ALLの中で実際に会ったことがあるのは一人だけ。画面越しに会っていたスタッフにようやく対面できると、とても楽しみにしていました。

そもそも、なぜ今回スタッフ合宿を軽井沢風越学園で行ったのか。簡単にではありますが、HUG for ALLの今年度のスタッフ向け施策をご紹介したいと思います。

図の赤枠が今回の施策でした。「安心できる居場所」と「生きる力」を子どもたちに願うのであれば、私たち大人たちもそうあることを体現しようとすることが大切だと感じています。「どんな子どもにも幸せな子ども時代を過ごしてほしい」と願っている軽井沢風越学園で、HUG for ALLのスタッフ同士が同じものを見て同じ体験をすることで、共通言語ができたり、共通体験からのつながりを感じられると考えました。

校舎のまわりには自然がたくさん。この学園では、幼児さんは基本的に1年中野外で過ごしています。フィールドには川があり、池があり、小屋もありました。すべて、子どもたちとつくったものです。

軽井沢風越学園
どんな子どもにも幸せな子ども時代を過ごしてほしい。遊びが学びへとつながっていく、この人間の自然な育ちを大切にした学校をつくりたい。そうした思いをベースに私たちは、3歳から15歳までが一つの校舎で学ぶ「軽井沢風越学園(かるいざわかざこしがくえん)」を2020年4月に開設しました。

(HPより抜粋:https://kazakoshi.ed.jp/campus/about/

この日は休日だったので、子どもたちはいませんでしたが、壁に貼ってある掲示物やホワイトボードのメモなどから「子どもたちの興味が学びにつながっている」と感じました。例えば、「おにぎり」をテーマにしているプロジェクトではおにぎりから歴史や地理の学びにつながっている様子が伺えました。
校内を案内してくれた学園のスタッフは、子どもの興味から学びにつながるような「しかけ」を考えていると話していました。子どもに手渡すこと・大人が導くことのバランスに悩むこともあるようですが、スタッフ同士や、スタッフと子どもたちで対話をしながら状況に応じて一つ一つ学びをつくっている印象を受けました。

学園のスタッフとの対話の中で、以下のような考えや問いが出てきました。
「子どもに探究をって無理やりさせるのは、探究ではなくなっちゃうよね」
「暮らしと学びは切り離せないと思う」
「ちがいとおなじをおもしろがれるといいな」
「本当に子どもが中心ってどういうことだろう?」

参加したスタッフの感想も少しご紹介します。

・心動かされることが多かったです。HUGのみんなだけでなく、多くの人が子どもの成長と幸福を祈っているなあと感じました。そういう人がいるこの世の中もまだまだ捨てたもんじゃなく、希望を持って生きていきたいし、大人たちがそうでないと、子どもたちに失礼だな、と思いました。

・「子どもを中心におくってなんだろう」を常に問い続けること。大人が決めた校則・ルールで縛り、大人が描く「理想的な子」になってもらうのではなく、子ども自身がルールを決める、自分たちで未来をつくるための寄り添い方を考えたいです。

・「自由に生きること、自由を相互に承認すること」。すごい難しいと思うけど、これができる世界・コミュニティは温かいと思っています。

・大人も試行錯誤していて、真剣にでもワクワクしながら子どもに向き合っているなと感じました。カリキュラム1つとってもとても自由度が高くて、時間制約の中でどうやって子どもたちの「学びの芽」を育てていくのか、「探究的な思考を育んでいくのか」、大人が真剣に考えたことを子どもにぶつけているから、大人も子どもも隔てなく、いい意味で「切磋琢磨」しあえている場所ってすごく稀有なんじゃないかと思います。

HUG for ALLと軽井沢風越学園。
NPOと学校というそれぞれの組織で、子どもへの関わり方や手段は違えど、子どもたちの主体性を大切に思う気持ちの中で、共通点もたくさん出てきました。今後もかぜのーとなどで学園の様子もキャッチアップさせていただいて、活動に活かしていきたいと思います。

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