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ミゲルとジョルディの素晴らしいニッポン蹴球~今回は野球;オータニさんの契約金額にイチャモンをつける~

ミゲル(M):オラ ジョルディ。今回は野球の話題だよ。
ジョルディ(J):野球?あの米国人と日本人しかやらないルールが複雑なスポーツのこと?
M:いやいやキューバ人だってベネズエラ人だってやるよ。
J:おや、そうかい。でも妙な棒切れで球を打ったら、なんで反時計回りにしか走っちゃダメなんだ?自由さがないね。フットボールに比べると。
M:ルールなんだからしょうがねぇよ。
J:でも、投げる人と打つ人以外はみんなヒマそうじゃん?楽しいのかね?

M:そんなこと言ったらレアルのGKだってヒマそうじゃねぇか。レアルはいつも攻めまくってるから。ま、それはともかく、すごいね大谷選手。史上最高額の契約だってさ。7億ドル。しかもそのほとんどが契約期間終了後の後払いだとさ。
J:大丈夫なの?10年たったらドジャース倒産してたとか、オーナーが変わって「そんなの知りません」とか言われないのかな?僕だったら「担保よこせ」ってドジャースに言いますね。
M:担保?
J:そう。10年後に7億ドルになってるような金額の米国の長期国債を今よこせ、とかね。ボクの計算だと利回り5%の国債だと4億ドルちょっと用意すれば良いはず。
M:すげえな!なんでそんな計算できんの?キミ、専攻分野何だっけ?
J:ポリネシアの民俗芸能。
M:なんでスペイン人が日本でそんなコト研究してんだよ!?
J:スペイン人じゃない。カタルーニャ人だ。
M:わかったわかった。カタルーニャ人はカネにうるせえからな。でも4億ドル分の国債買うカネなんてドジャース持ってねぇだろ?

J:銀行から借リればいい。
M:金利いくらになる?
J:そうだね。米国の政策金利は5%台だから銀行はそれにいくらか上乗せしておカネを貸すだろうから、7%くらいかな?
M:利回り5%の国債を7%の金利払って金借りて買ったら逆ザヤじゃねか?ドジャースそんなコトしねぇよ。
J:お、マドリッドの人でもそのくらいの計算はできるんですね。
M:うるせぇ!

J:じゃ、国債担保はあきらめて、ブックメーカー(賭け屋)に仕組ませましょう。10年後にオータニさんはドジャースからおカネがもらえるか?という賭け。
M:で、どうすんだよ?
J:きっともらえる方に賭ける人が多いでしょ。で、オータニさんはもらえない方に賭けとくと。ドジャースが潰れなきゃオータニさんは無事おカネをもらえるし、万が一潰れても掛け金がもらえる。保険みたいなもんだね。
M:オマエ、すげぇな。専門何だっけ?
J:ポリネシアの民俗芸能。でも、一つ問題があるんだよね?

M:なによ?
J:みんなから掛け金預かったブックメーカーが10年後に倒産していると、掛け金がもらえなくなる・・・。
M:そうかぁ・・・。じゃ、どうする?
J:別のブックメーカーに頼んでそのブックメーカーが潰れるかどうかの賭けを仕組ませてオータニさんにはそっちにも賭けてもらう。
M:別のブックメーカーが潰れるリスクは?
J:また別のブックメーカーに賭けを仕組ませて・・・・。そのブックメーカーも潰れたら・・・・。あぁダメだ~。
M:それが今日のオチかよ。■

(この対談はフィクションです。筆者の思いは色濃く反映されておりますが・・・。)

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