羽後燦樹

京都と嵯峨野とサッカーをこよなく愛する経営コンサルタントです。 将棋も好きです。弱いけ…

羽後燦樹

京都と嵯峨野とサッカーをこよなく愛する経営コンサルタントです。 将棋も好きです。弱いけど。本もよく読みます。かなり偏ってますが。 嵯峨野 風鈴亭(ただの民家)主人。 写真は麦秋の落柿舎。

マガジン

  • ミゲルとジョルディの素晴らしいニッポン蹴球

    京都在住のスペイン人、ミゲルとジョルディがサッカーをはじめスポーツ全般、果ては日本社会について縦横無尽、言いたい放題に切り刻みます

  • 嵯峨野綺譚  京都嵯峨野を舞台にした奇妙な物語集

    京都 嵯峨野を舞台に物語をいくつか書いてみました。 「観光地 嵯峨野」のイメージとはまた違った嵯峨野の貌をみていただければ幸いです。

  • 2014年ブラジル北部の旅

    2014年ブラジルワールドカップ。日本代表を追ってブラジル北部、リオグランデドノルチ州を旅してきました。

  • 羽後日誌

    羽後燦樹が気の向くままに書き留める羽後日誌。蹴球編・読書編・よしなしごと編に分類しています。気が向いたら、気が向いたトコロから読んでいただければ嬉しいです。

  • フォトエッセイ 京都嵯峨野愛宕参道

    京都盆地の西北の端に聳える愛宕山。地元嵯峨野の人々から親しまれるこの山の四季折々を写真とエッセイにまとめました。

最近の記事

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羽後日誌~よしなしごと編~ 4月27日更新

4月27日 NHK/BSでエビータが放映されていたんで録画して鑑賞。 前から気になっていた作品だったんですが、当たり!!!でした。 主人公のエバ・ペロン(=エビータ)はアルゼンチンのペロン大統領のファーストレディ。夫婦揃って南米史に残る稀代のポピュリズム政治家でした。 マラドーナ、メッシ、チェ=ゲバラと並んでアルゼンチンで最も有名な人物でしょうね。 寒村で生まれた私生児という境遇から成り上がり、労働者階級からは絶大な支持を得つつも毀誉褒貶に満ちた彼女の生涯を綴った映画

    • 羽後日誌~よしなしごと編~ 更新しました!!! 映画 「エビータ」。 稀代のポピュリズム政治家にして毀誉褒貶に満ち、今もアルゼンチン国民に絶大な人気を誇る(なんかマラドーナと似てるな)エバ・ペロンの生涯。 こちらからどうぞ https://note.com/hugo2002jp/n/ncae42105fc74

      • 京都 嵯峨野 風鈴亭の四季 更新しました!!! 嵯峨野は新緑の季節です。 こちらからどうぞ。 https://note.com/hugo2002jp/n/n37ff1fa466d0

        • 羽後燦樹のブックレビュー『1on1ミーティング~「対話の質」が組織の強さを決める~』

          著者:本間浩輔・吉澤幸太 出版社 : ダイヤモンド社 発売日 : 2020年11月24日 単行本 : 301ページ ☆☆☆☆ お薦めの1冊1on1ミーティングは「人材育成を目的として上司と部下が1対1で行う対話(面談)のこと」などと定義されています。 本書は、日本での1on1の「先駆者」ともいっていいヤフー株式会社で1on1を推進してこられたお二人による、組織開発における1on1のあり方を多角的に浮き彫りにした良書です。 1on1とは何か、から始まり、導入企業の取組事例

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        羽後日誌~よしなしごと編~ 4月27日更新

        • 羽後日誌~よしなしごと編~ 更新しました!!! 映画 「エビータ」。 稀代のポピュリズム政治家にして毀誉褒貶に満ち、今もアルゼンチン国民に絶大な人気を誇る(なんかマラドーナと似てるな)エバ・ペロンの生涯。 こちらからどうぞ https://note.com/hugo2002jp/n/ncae42105fc74

        • 京都 嵯峨野 風鈴亭の四季 更新しました!!! 嵯峨野は新緑の季節です。 こちらからどうぞ。 https://note.com/hugo2002jp/n/n37ff1fa466d0

        • 羽後燦樹のブックレビュー『1on1ミーティング~「対話の質」が組織の強さを決める~』

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        • ミゲルとジョルディの素晴らしいニッポン蹴球
          8本
        • 嵯峨野綺譚  京都嵯峨野を舞台にした奇妙な物語集
          10本
          ¥500
        • 2014年ブラジル北部の旅
          6本
        • 羽後日誌
          3本
        • フォトエッセイ 京都嵯峨野愛宕参道
          6本

        記事

          羽後日誌~読書編~更新しました!!! 今回は芥川龍之介です。 こちらからどうぞ。 https://note.com/hugo2002jp/n/n55aece39143b

          羽後日誌~読書編~更新しました!!! 今回は芥川龍之介です。 こちらからどうぞ。 https://note.com/hugo2002jp/n/n55aece39143b

          嵯峨野綺譚~嵯峨大念仏狂言~

          満開の桜の横に釣鐘堂があって、その向こう、公衆トイレの横に能舞台があって、嵯峨大念仏狂言はそこで演じられていた。 小雨が降っている。 デン・カンカン デン・カンカン 太鼓と鉦が単調な囃子を繰り返す。 能面をつけた2人の登場人物が何やら身振りをつけている。台詞はない。 「狂言」というからにはもっとゆったりと舞うような所作なのかと勝手に思っていたが、意外にひょこひょこ重みのないモーションで演じられている。 見物客が20‐30人。パイプ椅子に腰掛けたり、立ったまま眺めている。

          嵯峨野綺譚~嵯峨大念仏狂言~

          羽後燦樹のブックレビュー『ロジカルな必死』

          ☆☆☆☆ お薦めの1冊 著者:金子 タカシ 出版社 : 浅川書房 発売日 : 2023年6月27日 単行本 : 288ページ 著者の金子さんはアマチュア将棋の強豪。 何冊もの棋書を著されていて、終盤系のものが多いですね。 特に「寄せの手筋200」は不朽の名著と言って良いと思います。 本書はその金子さんの最新著。 その名の通り、将棋の終盤戦の必須技術のひとつ「必死」を取り上げた「解説本」ですね。 よくある「必死問題集」と違って「必死」を5つのパターンに分類し詳細な解説が

          羽後燦樹のブックレビュー『ロジカルな必死』

          ミゲルとジョルディの素晴らしいニッポン蹴球~京都サンガ 2024シーズンの皮算用~

          ミゲル(M):オラ ジョルディ。すっかり春めいてきたね。 ジョルディ(J):オラ ミゲル。京都の桜はまだつぼみのところが多いけど、六角堂や車折神社は「見頃近し」だってさ。 M:嬉しいね。ワクワクするね。 J:でも僕は日本に来て花粉症になっちゃったよ。 M:そうかい。オレは黄砂アレルギーの方だよ。 J:あ、「習近平の呪い」ね。 M:え?黄砂アレルギーってそう言うの? J:いや。いま僕が決めた。 M:(無視して)Jリーグも始まったねぇ。どうだい。我らが京都サンガの今シーズンは?

          ミゲルとジョルディの素晴らしいニッポン蹴球~京都サンガ 2024シーズンの皮算用~

          嵯峨野綺譚~車夫 或いはドッペルゲンガー~

          「リョウちゃん。アンタすごいな。人力車引っ張っとるんか?」 JR嵯峨嵐山駅前のしょぼい居酒屋で飲んでいたら知人に声をかけられた。 「そうそう。よう見るで」 別の知人も言った。 「渡月橋のあたり。一生懸命走っとったがな」 「オレは野々宮神社の前で見たなぁ」 いずれも人混みの中、黙々と人力車を曳いていたそうだ。 「いやぁ、人違いやろ。もう45歳やで。さすがにその体力はない」 「そうかなぁ・・・。そっくりやったんやけどな」 「アレはリョウちゃんやで。間違いない」 「いやいや。本人

          嵯峨野綺譚~車夫 或いはドッペルゲンガー~

          羽後燦樹のブックレビュー『良い戦略、悪い戦略』

          ☆☆☆☆ お薦めの1冊 著者:リチャード・P・ルメルト 訳者:村井章子 出版社 : 日本経済新聞出版 発売日 : 2012年6月22日 単行本 : 410ページ 著者は戦略論と経営理論の「世界的権威」と言われていますが、寡作のためか日本での知名度はさほどではありません。 しかしながら本書は他の著名な「戦略の大家」の数々の著作とと比べて勝るとも劣らぬ名著と言って差し支えありません。 書名のとおり「良い戦略とは何か?」「悪い戦略とは(これが大半)とは何か?」を極めて明確に、

          羽後燦樹のブックレビュー『良い戦略、悪い戦略』

          嵯峨野綺譚~雌鹿のハルミさん~

          家の前に竹藪があって、落ち葉を掃いてると「いつもごくろうさま」と声をかけられた。 竹藪は僕がいる道端からは一段高くなっていて声は竹藪の中から聞こえてくる。 伸びあがってみると、雌鹿が一頭僕を見下ろしていた。 「いつもありがとうね」 「いえいえそんな」 「アナタのお父様も毎日のように落ち葉を掃いてくださって。道にはみ出した蔓や雑草を刈ったり、垣根を直したり。ホントによくしていただいたわ」 「父は昨年亡くなりました」 「そうね。救急車が来たのを覚えているわ。ここ2-3年、お元気

          嵯峨野綺譚~雌鹿のハルミさん~

          ミゲルとジョルディの素晴らしいニッポン蹴球~なでしこジャパン パリ五輪出場決定~

          ミゲル(M):オラ ジョルディ。なでしこジャパンが五輪出場を決めたね!よかったよかった。 ジョルディ(J):オラ ミゲル。我らがラ・ロハ(スペイン代表)だって欧州1位で五輪決定だよ。スペイン人ならまずそっちでしょ。 M:この記事の読者、日本人だからさぁ。 J:でもアレだね。日本vs北朝鮮、いかにも「東アジアのサッカー」って感じの2試合だったね。 M:ほう、どういうところが? J:ちょこまかよく動く。技術高い。組織的。ハイテンポだけど一本調子。チェンジオブペースができない。真

          ミゲルとジョルディの素晴らしいニッポン蹴球~なでしこジャパン パリ五輪出場決定~

          嵯峨野綺譚~桜吹雪~

          あら、この小川、昔みたいにきれいになって。 もうずいぶん前から暗渠になってたのにいつからもとに戻ったんえ?コンクリの川底も砂底に戻って。 遊んでんのはリョウ君と・・・。トシオ君とシュウジ君や。 いつもの3人組やがな。 桜の花びらが・・・。桜吹雪やんかいな。 え、あの桜の樹、あの大きな桜の樹ぃが元に戻ってるわ。きれいに咲いて。えらい勢いで散ってますがな。 あれ、お兄ちゃん。あんた何してんのこんなトコで。 (あんた、何十年も前に、桜の樹ぃが切られたのと同じ頃に自殺してしもたがな

          嵯峨野綺譚~桜吹雪~

          羽後燦樹のブックレビュー『戦略の要諦』

          ☆☆☆ 一読の価値あり 著者:リチャード・P・ルメルト 出版社 : 日本経済新聞出版 発売日 : 2023年11月25日 単行本 : 528ページ 戦略論の世界的権威、久々の新著です。 企業が戦略を策定する際に本当に重要なことは何か? 戦略は、 「長期目標」ではない。 ステークホルダー向けの売り込みでもない。 組織内での予算分捕り合戦に勝利するためのツールでもない。 士気を高めモチベーションを上げるようなメッセージを発信することでもない。 ミッションやビジョンとは別物

          羽後燦樹のブックレビュー『戦略の要諦』

          嵯峨野綺譚~百舌鳥の早贄~

          「うわぁ百舌鳥の早贄やぁ。」 ルミが声を上げた。 「毎年な、この山桜桃梅の枝に、百舌鳥が獲物をぶら下げはんねん」 よく手入れされた庭の片隅に葉を落とした山桜桃梅の木があって、着物姿のルミが手招きしている。 呉服屋の娘だけあってルミの着こなしは見事だ。 50代半ばを過ぎても艶やかな美貌は衰えず、豪勢な着物と相俟って同窓会でもひときわ目を引いていた。 奥嵯峨の鳥居本にある和食レストランでの同窓会が終わり、数人が大覚寺の近くにあるルミの屋敷に流れた。 「知っとる?ルミちゃん。今

          嵯峨野綺譚~百舌鳥の早贄~

          ミゲルとジョルディの素晴らしいニッポン蹴球~アジアカップ日本代表総括~

          ミゲル(M):オラ ジョルディ。久しぶりだね。 ジョルディ(J):オラ ミゲル。年末から1ヶ月ばかりバルセロナに帰ってたんだよ。 M:おお、バカシオン(休暇)だね。楽しかったかい。 J:まあね。でも京都の人はオモシロイね。「バカ(馬鹿)シオンいうくらいやからアホなコトしたはったんですか?」だってさ。 M:アハハ。実際はどうだったんだい? J:当たらずとも遠からずだけどさ(笑)。 M:ところでアジアカップ、あっさり終わっちゃったね。 J:そうだね。日本代表、大会前は優勝して当

          ミゲルとジョルディの素晴らしいニッポン蹴球~アジアカップ日本代表総括~