『エスケープ・フロム・L.A.』 午後ローを予習する。

 日本は酷暑が続きますが、本日の午後ローでそんな蒸し暑さを払っていただきましょう。ジョン・カーペンターの『エスケープ・フロム・L.A.』です。この作品、全世界が待望していた『ニューヨーク1997』の続編なんですね。一九九六年の作品で、実に前作から十五年の月日が経ち、舞台をニューヨークからロサンゼルスに移し、痛快、爽快なアクションが描かれるんですね。
 本作の主役スネーク・プリスキン、彼は犯罪者で政府からは追われる身でありながら、無法者たちからは尊敬されるような伝説的な存在なんですね。そんなスネーク役を演ずるのは、前作から引き続き、カート・ラッセル。
 ジョン・カーペンターとは何度も作品を作っています。『遊星からの物体X』怖かったですね。『ゴーストハンターズ』これも面白いアクション満載でしたね。そんな彼が、今回は脚本や制作に関わっているんですね。自分がまだアクションができるうちに続編を撮ってもらいたかった、そう言っていましたね。その思いにジョンカーペンターが答えるんですね。男と男の友情を感じますね。
 共演陣も、一度見たら忘れられないような、癖のある役者が続々登場しますよ。スティーブ・ブシェミやブルース・キャンベル、パム・グリア、ピーター・フォンダといった存在感のある俳優が次々とスネークの前に現れるんですね。時には敵に、時には味方になって、スネークを助けますね。
 そうやって敵の手に渡った、政府の秘密兵器を取り戻すためにロサンゼルスに潜入するんですね。ところが、このロス、ロサンゼルス、私たちの知っているロスではないんですね。なんと大地震が起こって、島になってしまっているんですね。政府はそこを流刑地にしてしまう。犯罪者や反乱分子たちを閉じこめてしまうんですね。ところが彼らはそこで結託して反政府組織を作ってしまうんですね。どうなるんでしょうね。
 スネークはもちろん、政府の手先になんかなりませんね。ですが彼はいつの間にか、殺人ウィルスを体に仕込まれてしまったんですね。八時間以内に任務を達成しなければ解毒剤が手に入らないんですね。
 さあ、スネークの運命やいかに。
 それでは『エスケープ・フロム・L.A.』たっぷりとお楽しみいただきましょう。
 
 今日は、往年の映画解説風に書いてみました。
 さよなら、さよなら、さよなら。
 

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