『フレンチ・ラン』午後ロー予習タイム。

 本日の午後ローは『フレンチ・ラン』。二〇一六年の作品。未見。
 フランス革命記念日の前夜、スリの達人マイケル・メイソンは女性のバッグを盗むが、捨てたバッグが爆発を起こした。彼は爆弾テロの犯人として逮捕され、CIA捜査官のショーン・ブライアーに尋問される。ふたりは大規模テロを阻止できるのか。みたいな。
 ジャンルとしてはアクション、サスペンス、スリラーあたりか。
 主演はイドリス・エルバとリチャード・マッデン。渋いおっさんと陰気な若者の組み合わせが、なかなか良い感じである。
 スリの手口がなかなかオシャレに描写されているのは、面白い。いくつか段階を踏んで、周囲の人間の視線や注意を誘導していくというディテールがある程度あったほうが、観客にわかりやすいよなあ、と感心する。たんなるスリの技術が上手いという設定だけだと、はあそうなんですか、となるところだろうが、こういった工夫があって最終的に成功しますという説明があると、納得しやすいというか。こういう詳細を一度提示しておけば、後々ちょっと無理な展開も通しやすくなるんではないだろうか。参考にしたい。
 
 

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