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アニメ

私はそこそこアニメを見る。


本格的?に見るようになったのは小学生の頃だ。

夏休み、深夜までテレビを見ていた時に偶然流れていたアニメがきっかけだった。

かっこいいOPとED、当時まだ珍しかった3Dを混ぜ合わせた派手なアクション。間に挟まれる知らない漫画のCM。

そして何といっても登場人物がエッチだった。

おっぱいが、デカい。

そのアニメは『爆裂天使』というアニメで、それまでアニメの認識がジブリやドラえもんレベルだった私には衝撃的だった。

口を半開きにしながらアニメを見終わった後、これは大人のアニメだと思った。同時に子供の見るものでは無く、両親が見ることを許さないタイプのものだと直感で理解した。

しかし、私はこの”大人”のアニメがまた見たかった。

次の日から、新聞のテレビ欄をチェックして、深夜にアニメがやってないかチェックする様になった。

当時私の部屋にはテレビが無く、リビングで見る他なかった。

私は深夜こそこそ起きだして、音が出ない様にイヤホンをテレビに挿し、すぐ物音に反応できる様、片耳だけ引っ掛けながらアニメの音を聞いていた。

さらにいつ親が起きてもいい様、机には偶然喉が渇いて目が覚めたという言い訳の為の麦茶と、すぐチャンネルを変えるためのリモコンを片手に構えて。

当時見ていた深夜アニメは、時系列がよく覚えてはいないが『ノエイン』『ああっ女神様』『天上天下』『妄想代理人』『舞-HiME』『パラダイスキス』などを見た記憶がある。

それらのアニメは今の私を形作ったといっても過言ではない。

自室にテレビが置かれてからは、さらに拍車がかかった。

そうして現在に至る。

最近でこそアニメを見る本数は減っているものの、コンスタントには見続けてはいる。

それに今は当時見ること、知らなかったアニメを調べ、お金さえ払えばネットを通じて容易に視聴できる。

いい時代になったなあと思うと同時に、深夜コソコソと起き出して、テレビでアニメを見ていた時代を懐かしく思ったりもする。

桜蘭高校ホスト部のBDを見ながら、そんな事を夜考えていた。






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