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20240411 スパイスシフォンケーキ

母と豊田市美術館に行った。入口の桜が満開だった。谷口吉生によるモダン建築を背景に満開の桜を見られるという贅沢な空間だけど田舎だから4人くらいしかいなかった。もしこれが東京にあったら、平日でもすごい人だったと思う。

「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」という企画展をやっていた。誰も知らない人ばかりだったけど、収穫はガブリエル・リコというメキシコの芸術家。先住民へのリスペクトやオマージュがテーマだけれどどの作品もポップでかわいくて、時々グロテスクで、想像力をかき立てる作品だった。

肉体の中のガイコツは案外楽しく踊っているのかもしれない。このシリーズのアクリル板キーホルダーとか出してくれたら買ったのに!

帰りにカフェに寄って、展覧会の感想もほどほどに、離婚の話をあらためて母にした。お互いにネガディブに思っていないこと。むしろ私はこれからの新しい一人暮らしが楽しみなこと。作るごはんも家事のやり方も自由になってうれしい。そのうち美術館に触発されて、自分もなにか作品を作ったり、飾ったり、できたらいいな、なんて。

「4種類のスパイスのシフォンケーキ」はたぶんシナモン、カルダモン、クローブ(存在感がつよい)、キャラウェイシードと予想。コーヒーに負けない力強いシフォンケーキだった。

焦らずに、あたらしい、生活のバランスを作っていかなきゃね。

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