実家にいるから掃除も洗濯もしていない。すべて母まかせになってしまう。そんな私に仕事があるとすれば、唯一紅茶を淹れるということだろう。ティーバッグを使わずに、茶葉を計って紅茶を淹れる。父が定年後に紅茶店を開こうと勉強しているので、実家にはさまざまな茶葉がある。

お父さんは日曜日になるとときどきスコーンを焼く。これも修行先のレシピらしい。相変わらずキッチンの勝手を覚えるのに苦労しているようだけど、最近は安定してお店のようなスコーンができる。そしてお母さんが買っておいたジャムとクリームを机に並べる。私が紅茶を人数分準備する。なんて平和な日曜日の朝。

今回はミルクティーがいいだろうと思ってルフナにした。アッサムもミルクティー向けの重めの茶葉だけど、最近その違いがわかりつつある。見た目はルフナは暗いけど、アッサムはむしろ深みのある赤色。ルフナは舌全体にどっしりとくるチョコレートのようなテイストなのに対して、アッサムからはダージリンなどのようにフルーティーなフレーヴァーを感じることもできる。

こんなふうに書いていると「ていねいなくらし」みたいだけど、このあと家族でバッティングセンターに行き、焼肉にも行った。むしろワイルドな家族です。笑

週末のたびに、こんなふうに過ごせたらいいのにと思うけど、そろそろ帰省も終わりが近づいている。