20240407 ときのうつりかわり

今日は暖かかった。天気もよかった。数日前は、天気予報では雨のはずだった。だからお花見は昨日にしたけど、結果的には今日やったほうがよかったのかもしれない。

毎年桜をどこかで見ている。桜に限らず季節の花を見るのが好きだ。亀戸天神の藤棚、古川庭園のバラ、上野公園のハス、浜離宮のコスモス。そういう「一年に一度」のものを見るたびに、あと自分は何度これに出会えるんだろうと思う。

昨年父ががんの手術を受けた(幸い今のところ経過良好だ)。最後のおばあちゃんも亡くなった。月並みだけど、生きているのが当たり前ではないこと、生命が有限であることを思い知らされた。小さいころに持っていた「自分が死ぬなんて遠い先のこと」という感覚がなくなったわけではないけれど、年を取るのは自分一人だけではない。

四季のある場所で生きているから、より「ときのうつりかわり」に敏感になりがちでりり、その切なさに身を締め付けられるような思いをしやすいのだろうか?

そんなことをぼうっと考えていると、クシャミの止まらないこの季節のことも、少しだけ愛そうと思うのだ。

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