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マザーテレサは言いました。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

この言葉の出発点となる"思考"とはなんでしょう?

辞書には
「考えること。経験知識をもとにあれこれと頭を働かせること。」
とあります。

また、
思考と意味が混同されやすい言葉に
"想念"という言葉があります。

では"想念"とは?
辞書には
「心の中に浮かぶ考え。」
とあります。

これらを見比べると、
思考とは"考えのプロセス"のこと
想念とは"思考によって作り出されたエネルギー"のこと
だと分かります。

私たちは日々、自らの思考によってたくさんの想念を生み出しています。

ex)自分はダメだという想念、私は人と接することが苦手だという想念、私は病弱だという想念

世の中には自分の性格や言動、行動を変えたいと思う人が一定数いますが、
言動や行動、性格を理想のものに変えてみても長続きしません。

どうしてでしょうか?

それは、自らの思考、そしてそこから生み出される" 想念が変わっていないからです。

大元の部分が変わっていないので、
一瞬変わったように思えても
何かの出来事や身体の状態から
すぐに以前の自分に逆戻りしてしまいます。

では、想念を変えて、根本から自分を変えていきたい時に取るべき賢い行動は何でしょうか?

それは、その想念と"反対の想念"を自分の脳に学習させて、思考体系を変えていくことです。

・・・言葉で聞くのは簡単ですが、実行するとなると一苦労です。

というのも、想念は思い続ける回数、期間が長いとより強固になっていきます。

自分が変えたいと思っている厄介な想念は相当強いでしょう。
その強敵に明確な一石を投じなければ流れは変わりません。

つまり、その想念を止められるほどの"新しい概念"を自分の中に取り入れ、
今までコンコンと流れていた自分の困っている想念の流れを止める必要があります。

自分の思考によって生まれた想念は、"今までの経験や知識に基づいたイメージ的要素"が大きいですが、
概念とは物事についての知識や理解にあたります。

どんな新しい想念の概念を入れるかは人それぞれ抱えている想念の内容によって異なります。

それが突き止められたら、次にその想念の概念をどのようにしたら自分の思考の一部として取り入れられるか想像力を働かせ、

そして、その新しい概念を日常生活の中で表現するためにイメージしていきます。

イメージの後は自分の意識で
身体、感情、思考を使って
所作やふるまい、態度、表情、言葉などを通して実践していき、
そのサイクルを繰り返すことで新しい想念の概念が
脳に上書きされると言われています。

「人は自らが考えるものになる」
という宇宙法則がありますが、

法則通り、
考えの結果生み出された想念は、
自分の性格や言動、行動、そして人生そのものに及びます。

今の自分の性格や言葉や行動、つまり想念の結果生じているものにいくらアプローチしても何かの拍子に逆戻りして余計に落ち込みます。

対して、原因となる思考や想念に賢くアプローチをして、根本から性格改善を試みれば、嫌だった自分はやがて、振り返ってみると遠い他人のような存在となるそうです。

これは一夜にして成し得ることではありませんが、
同じ"大変"なことなら、結果が出る大元の想念を変える方の"大変"を選んでいきたいなと私は思います。

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