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日記3 マイルール 道順

「おにぎりを2種類買うときは違う種類のものを買わなければならない、ということはない」 というツイートを見てびっくりしたのを覚えています。 バイト先と家を往復するとき、私は決まった道順で、決まったタイミングで同じ信号を渡っていました。 しかし、そうする決まりはないらしいと知ったので、全く違う道順で帰ってみました。 普段と道が違うので、周囲にいつもより多くの注意を払う必要がありましたが、こんなことをしても咎められないのか、と新鮮な気持ちになりました。

    • 所感1

      物を書く心構えが、私には全く足りないように思います。 というのも、Suzukiさんという方の無職についてのnoteを見た時に、この方はこんなに自らを曝け出している、こんなに長い文章を書いている、こんなに多様な表現を用いている、と心を動かされたのです。 私が何かを書くことに特に目的はありません。 ただ、思い浮かんだことを忘れてしまっても見返せるように、漠然と筆を取っています。 しかし、私の書き方は不誠実じゃないのか?と思う瞬間があります。 先ほどのSuzukiさんのような

      • 日記2 空の暗さと友人について

        おそらくもう会えない友人がいます。 おそらくというのは、また会いたいと思っているからです。 その友人はパニック障害をもっていて、快晴の空が見れませんでした。 ──空は楕円形で、その天井に近づくにつれて空の色が暗くなる。自分の目がおかしくなったかもしれない恐怖で、自分は人生で二度と快晴の空を見上げることはできないだろう。 私は今、快晴のたびに空の天井を見上げます。 友人と同じ景色が見たい。 もう会えないけど、あなたがかつて感じた恐怖に近づきたい。 空の天井が昨日より暗く見え

        • 空想2 膀胱iCloud SF

          ディストピアでの話です。 テクノロジーは進歩する一方、貧富の差はどうしようもないほど広がった世界。 スラムの下級市民、つまるところの貧民たちは今日も労働に明け暮れています。 その中でも多くの人々が携わるのは、「排泄代行」。今日も今日とて排泄に勤しんでいます。 排泄代行とは iCloudに課金した上級市民と、代行の仕事に応募した下級市民の排泄器官がiCloud上で共有されます。 トイレに行く時間も惜しい上級市民は、下級市民に自らの排泄を肩代わりしてもらいます。 上級市民は

        日記3 マイルール 道順

          空想1

          世界に私と誰かの2人だけになったらな、と思います。 相手は誰でもいいです。 恋人でも、友達でも、同僚でも、他人でも。 誰もいなくなった街を、あてもなくその誰かを探してひたすらに彷徨いたい。 数時間後でも、数日後でも、数年後でも、はたまた数百年後でも、まだ見ぬ誰かを探し求めたい。 誰もいなくて静まり返った世界に、1人だけは寂しいですから。 もし見果てぬ誰かに出会えたら、3分後とかに現実に戻っていいです。 2人で生きていきたいわけじゃないから。 ただ、誰もいない世界の

          日記1

          今日は、バイト終わりに雨が降っていたので歩いて帰りました。 雨の日に外に出ることが少ないので、久々の雨の中の散歩でした。 ペトリコールってやつもしました。 感傷に浸って楽しかったです。