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友達が自転車でごみステーションに突っ込んだ話

これは私が小学六年生の頃の話。
友人と自転車で隣の市に行くというロマンを味わいに行きました。

ところで校区またの名を学区をご存じでしょうか。
校区とは通学区域のことで学校に通う児童が住む区域のことを表すものです。そして小学生が一人で移動可能な範囲が校区でした。
その外である校区外にいくことは認められていませんでした。

しかし学校でちょっと山道のほうを走って隣の市まで行こうという話になり、友達と旅に出かけました。

家に帰って自転車に乗ってハンドルを握りいざ出発!
曲がったことがない道の先にはあまり踏み入れたことのない道が。
ぐねぐねと道が曲がっており坂道ではかなりのスピードを出してまるで絶叫マシンに乗ったかのよう。

私の自転車にはスピードを出す原因となるスピードメーターがついていたのです!小学校低学年のころはつけてもらえなかったのですが、高学年になったこともありつけてもらいました。

スピードを出すとかなり怖いですが、もうメーターに夢中です。
「40,41,42…」結局私の記憶では46km/hほど出たと思います。あのスリルはたまらなかったですね。自転車のハンドルがガクガクと揺れます。それでもスピードを出します。

だんだん細い道になり、車が来ると見えにくい見通しの悪いところを通っていよいよ市境の看板が!

みんな自転車を降りてわきに寄せて停車。全員でジャンプして市境を飛び越えたことをよく覚えています。あのときは拍手をしましたね。やったー!と。

しかし特にそこですることも何もないし、日が暮れると怖いのですぐに来た道を引き返す。一度通った道なので余裕余裕♪と調子に乗ってノンブレーキで疾走。すると友達がごみステーションに衝突。どうやら片方のペダルが衝突したようで乗り心地がとても奇妙に。自転車を漕ぐと足がうねうねして乗り心地がとてもきもかったです。

結局どうにか家に着くことができました。
今考えると隣の市にいくことなんて何でもないことですが、
小学生の頃ってなんかロマンに溢れていましたね。

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