見出し画像

外壁塗装工事から逃れて

我が家、外壁塗装工事中です。

とうとう本格的に塗りが始まり、揮発臭がすごい。

昔と違って、今の塗料はさほど有害ではないというけれど、ホントですか?

目がショボショボするというか、頭痛がするというか、呼吸が苦しいというか、喉が痛いというか。

換気もできず締め切っているのに、玄関から入りこんでくる臭い。家って、密閉空間じゃないんだなあと、しみじみ思う。密閉されてたら、空気足りなくて死んじゃうけれども。

この臭いをほぼ直に嗅ぎ続ける塗装屋さん、大変だなー……。

「塗装屋さんも頑張ってるんだから!」なんて思ってみたところで、ツラさはやわらがない。

ネット検索したところ、「せめて塗りをしている日中だけでも、家にいないようにする」と、当たり前のことが書かれていた。

そりゃそうだ。だって私、今すっごく空気の綺麗なところに行きたい。

手工芸やネイルの資材などでこの手の臭いには馴染みがあるから、多少なら大丈夫のつもりだったんだけど、臭いの濃さが段チだ。

しかし、このコロナ禍、気軽に遊びに行けるとこなどない!

選んだのは、洗車。

前回の洗車時に鉄粉の付着の多さに驚き、除去しなければと鉄粉除去剤を買いに行ったのだけれど、ゴールデンウィークという一時的に洗車人口がガツンと跳ね上がる時期で、欠品中だった。

……入荷したら、やるか……と思ってから、約二か月。

二か月も経ってしまった。さすがに入荷しているだろう。ホームセンターへ、れっつらご!

実のところ、自分で鉄粉除去をするのは初めてである。

以前は線路の側に住んでいたので、自力でするのはハナから諦め、ガソリンスタンドに持ち込んでいた。

今の愛車は、購入からようやく一年が過ぎたところなのだけれど、その前の車は曰くつきだったため事故が多く、のんびり鉄粉取りをしているヒマもなかった。

ゴールデンウィークに、ホームセンター勤務の車好きの友人に尋ねたところ、「自分なら粘土だけど、はみちゃんなら手軽で事故の少ないスプレーがいいと思う」と進言されていた。

友人の勤めるホームセンターで、スプレーと拭き取りクロスをカゴに入れ、店内を彷徨う。勤務中の友人を見つけて呼び止め、お客様だと愛想よく振り返った友人に「なんだオマエか」という視線を浴びせられる。

「お疲れちゃん。これか?」

「ああ、それ」

二か月前のLINEの会話の続きをいきなり始めても、すぐに反応がある。伊達に三十年もトモダチやってない❤️

「まだやってなかったのか」とも言われない。

本体に説明書はあるが、老眼で読みにくいので、友人からざっくりとした使い方を口頭で聞いて、洗車場へ。

シャンプー洗車をして一度振き取りをして、いざ、茶色い斑点にスプレーする。愛車は白なので、斑点が一目瞭然なのだ。これが濃色車なら、まだ私は鉄粉の存在に気づいていないと思う。

このスプレー、「臭いがある」とネットで読んだけど、思ってた臭いじゃなかった。硫黄と酸っぱさが混ざったような臭い。……いい香りではないが、現在の我が家に比べれば余裕のよっちゃんである。

そして、ネットで見たとおり、友人が言ってたとおり、白いボディに紫色のマルチストライプが現れはじめる。

スプレーしては、捨てる予定の古いセームをびちゃびちゃに濡らして洗い流すのを三度繰り返し、温水洗車して、拭き上げ。

なんとなくくすんでいたボディが真っ白、そしてツルツルに……。(取り切れてない鉄粉が、少々残ってはいる)

完全に鉄粉除去出来てない状態で、コート剤を塗っていいのか分からず、やめた。水弾きも悪くなっているが、鉄粉が残っている上からコートするのは、どうも良くない気がする。……ボディの保護はどうしたらいいんだろう……?

そこそこの蒸し暑さの中、いつもよりかなり長い時間洗車をしたので、めっちゃ疲れた!

帰宅すると、家を出た時点よりも、臭いはだいぶマシになっていた。

外壁塗装工事は、まだまだ続く。

次の避難プランを考えねば。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?