見出し画像

フラワーチルドレン

空港からエアポートエクスプレスで30分くらいで香港駅に着きます。まず、重い撮影機材から開放されたかったので、予約してある蘭桂坊(ランカイフォン)にあるミニホテルセントラルを目指しました。小さなホテルですが、香港駅から近い清潔なホテルです。

前回はバックパック一つで、ホテルまでの道のりをゆっくり歩いて10分もかからず、ネオンに輝く都会の高層ビル群の光景を楽しみながらだったので途中の坂道や階段など、覚えていません。ところが今回は、10キロほどのバックパックと25キロのスーツケースを引きずってるわけです。わかりやすくいうと、りんご140個を抱えてるわけで。。。

しかも湿度は100%に近く30度はある気温。よく見るとホテルまでの道はずっと急な坂道で、そして、ところどころ、階段なのです。ホテルの直前には心臓破りの階段があり、次回はホテルのチョイスを考えなくてはいけません。こういうところも一つ一つ経験値なのですね。ただし、ひとり旅で、荷物の少ない旅なら、ここのホテルをリピートするとおもいます。

20時半、チエックインを済ませて、スケジュールもパンパンなので、即、出発。

香港駅に引き返し、香港駅とMTR(地下鉄)の中環(セントラル)の駅は繋がっているので、そこからアイランドラインで、香港の僕のアーティスト活動のエージェントであるジョン君のお店がある天后(Tin Hau)駅まで。

途中、なんだか、警察官や交通規制が多く、物々しい雰囲気が漂っていたので、なんでだろ?とおもっていたら、6/4日なのです。

天安門事件からちょうど30年の節目の日でした。

とくに怖い体験はなかったですが、香港特別行政区と中国の関係、そして民主化。今もデモなど大変なことになってますが、そういうことを何も考えずに、日程を組んだ自分を少し、反省したりして。写真を撮るときも警察官を刺激しないように気を使いました。

ただ、僕が花を使って撮ってる写真のテーマは、「武器よりも花を!」をスローガンに活動したフラワーチルドレン、俗に言うヒッピーの系譜です。
あえてダサく書くと、ラブとピースとフリーダム!なのです。

今日は、この日に香港にいることに、なにか引き寄せられてる気持ちを持った経験でした。

次回は、撮影に使う花の仕入れとか、撮影について書きたいと思います。













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?