イノベーションの本質は、問題解決ではなく、生きる意味をつくること

「イノベーションの本質は、問題解決ではなく、生きる意味をつくること」という言葉(*)に出会った。
私たちが何かを変えようとする時、仕事する時、何か行動しようとする時、問題解決ではなく、本質は「生きる意味をつくる」ためなのではないか。「イノベーション」のかわりに「仕事」、「介護」、「AI」、「技術」、「宗教」、「アート」など様々な言葉をいれてみても色褪せない。
「まちづくり」という言葉を入れてみる。・・「まちづくり」の本質は、問題解決ではなく、生きる意味をつくること・・まちをきれいにする、資産価値をあげる、災害に強くする、観光名所をつくる、商店街を活性化する、住みよく、働きやすく、学びやすくする、子育てしやすくする・・・「まちづくり」には様々な意味合いが含まれるが、問題解決ではなく、本質は「生きる意味をつくること」にあると考えてみよう。
そこに住む人の「生きる意味をつくること」と考えると、その人の顔がみえるようになる。障害を抱えた人たちの顔が見え、コンビニの店員さんの顔がみえ、その人たちに混じって自分の顔がみえる。そして私の「生きる意味」が見えてくる。

*ミラノ工科大学教授ロベルト・ベルガンディの言葉(第一生命財団city ε life no.130-オンライン座談会「都市のしくみとくらし、これからの方向性」陣内秀信+大村謙二郎+小泉秀樹で紹介している。)

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