日常から溢れた言葉をエッセイとして書き残すチームを立ち上げます
エッセイは好きですか?
僕は読むのも書くのも好きです。
これまで公開しなかったけどログとして残したものがたくさんあり、その中の1/60くらいは個人のブログにて公開しています。
なぜ全て公開しないかというと「単純に恥ずかしいから」という理由でした。夜は誰しもポエマーになって臭いことは呟いてしまいますから。それを見た人は「なんか寒い」と感じることもあるかもしれません。
僕の場合の「恥ずかしい」は文章を書くことに自信が持てないから。学校に通っていたときは授業をサボってまともに国語を勉強してきませんでしたし、恋文を書いて渡す相手もいませんでした。
そんな僕でもここ最近は何かあればメモを取り、そこに具体性と抽象性を織り交ぜた自分自身の感情なども書くことが増えてきました。それを見返したりすると「あの時こんなことを考えていたのか」と過去の自分からのエッセイを見ているような気がします。
僕の話はここまで。
エッセイを書くチームの話をさせてください。
文章を書きたいこの気持ちはなんだろうか?
文章を書くことにすっかりハマってしまったそんな時、と飲む機会がありました。
タカハシさんはとにかくお酒が大好き、そして素敵な文章を書くお姉さんです。彼女の書いた文章を見ると「この人に会いたい」と感じます。文章の力ってすごいなと。
そこで文章を書くプロに僕の文章書きたい欲と文章を読んでもらいました。
タカハシ「これはエッセイですねー」
ツモマー「ポエム的なものじゃなくて?」
タカハシ「ポエムというより、自由な形式で書いてる感じはエッセイって呼べるものじゃないですかね」
エッセイって響は聞いていたけど、これが、、、そうか。
タカハシさんと別れた後の帰り道で勢いに任せて書いてみました。
これは完全にポエムですね。
もっとエッセイたるものを書いてみたくて、タカハシさんに相談してみました。すると、タカハシさんの周りにも何人かエッセイを書きたい人がいるとのことで、それだったらみんなでエッセイを書くチームを作ってみようか!とゆるりと始まりました。
私たちのエッセイの定義
メンバーが揃い、取り急ぎキックオフMTGをしました。
メンバーは僕以外は普段から文章を書くことをお仕事にしている方ばかりでした。なので、エッセイというものはどんなものか、みんなが書きたいものってどんなもの?というのをヒアリングさせていただきました。
・エッセイ、日記っぽいこと
・何でもない1日を良かったなとか
・自由な形式で、気軽に自分の意見などを述べた散文。随筆。随想。
・思考や論理、感じたことを好きな形式で書く
そんなことをみんなで話してエッセイというのをだいたい捉えることができました。
じゃあ、チームとしてどんなことを書きたいか、私たちのエッセイってなんだろうかというのを探り実際にビジュアルに起こしてみました。
普段は削ぎ落としてしまうことを言葉にしたい
仕草という人の動作は「髪を搔き上げる」「口を拭う」「瞬きをする」などありますが、言葉にしてしまえば簡単に済まさせてしまいます。しかし、時としてその1秒にも満たない仕草には時間以上の情報量があり、それをちゃんと言葉にしたときに感じることは
「やっぱり削ぎ落としてはいけない大切なことだった」
ということを強く感じました。
色気や気品ある行動や逞しいと感じることを伝えることは大切なことで、それを私たちは知らずに捨てるのではなく、拾って言葉にしたい。
そしてロゴと一緒にコンセプトを言葉にしました。
[shigusa]
穏やかな風に吹かれた髪をかきあげたあの人が、くるりとこちらを振り向く。
他の誰かにとっては、目を瞑ればすぐに忘れてしまうような、取るに足らない出来事にすぎないのだろう。けれど私は、いつまでも忘れられなかった
ああ、この瞬間を、感情を、言葉にできたらいいのに。
どきどきして、胸がくるしくて、めまいがしたあのときのことを。
一見、ありふれた毎日の中に潜む「仕草」。
見落としがちだけれど、しあわせも、かなしみも、ぜんぶ詰まったひと時。
私たちは、そんな"仕草"(shigusa)からあふれた一瞬一瞬の言葉や感情を、ていねいに紡ぎます。
やりたかったことを素直に言葉にできたと、すぐにコンセプトメッセージが入ってきました。
これを掲げてこれからエッセイのチームとして動いていきたいと思います。
そして、エッセイを書きたいけどなかなか公開までは行き着かない、大切なはずだったあの言葉たちをゴミ箱に捨ててしまっている人たちにもshigusaが届けることができて、エッセイを書く文化を少しずつ広げられたらと考えています。
共同マガジン始めます
本チャンはWebサイトでみんなで投稿できるものを考えていますが、先行してチームでエッセイを書いていく場所をとりあえず作ろうと、noteの共同マガジンを使ってやっていこうと思います。
投稿ノルマやジャンルの制限は設けていませんので、ゆるりとマイペースになりますがよかったら覗いてみてください。
[Credit]
Art Direction & Design & Photograph : Masato Suzuki
Copywriter : Marina Takahashi
Concept Making : "shigusa" Members
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