古い椅子

過去の詩や、日々の出来事、猫との微笑しいやりとりを、簡単な詩でお届けします。 あなたに…

古い椅子

過去の詩や、日々の出来事、猫との微笑しいやりとりを、簡単な詩でお届けします。 あなたにとって、詩を読む一時が、安らぎの時間となりますよう願っております。

マガジン

  • 詩人の恋

    繊細な詩人の恋を表現してみました。 あなたの青春のひと時と重なります様に・・・。

  • 僕の猫

    猫との日々を回想し ポエムにしてみました。皆様の笑い 安らぎの一時となりますように。どうぞ 日々の疲れを癒して頂けたら幸いです。

  • 美しい花々や自然に思いを寄せて

    美しい花々や自然に思いを寄せて書きました。皆様の思いに重なり 一時の安らぎや共感が得られる事を願っております。

最近の記事

一輪の白いコスモス(改訂版)

(比べなくていいよ・・・ 比べられないんだから。) 四姉妹の末っ子の私は いわゆる出来が悪かった いつも比べられては 最後まで売れ残り  隅に弾かれた 果物の様だった そんな私・・・ 同僚の彼に誘われて  会社の近所から少し離れた公園を散歩した いつも俯きがちな私だけど・・・ 誠実な彼が本当は好きだった そんな私・・・ その後の 彼からのプロポーズが  ・・・・信じられなかった さらに俯き 彼の顔をまともに見れなかった・・・ 手が震えた・・・ ただ

    • 小雨(改訂版)

      どうしてだろう・・・街の活気がさっぱり ! ・商人はうつむいて ・・人々は部屋に閉じこもり ・・・カーテンの隙間から 虚ろな瞳! どうしてだろう・・・なんだか急に寒くなってきて ・おもむろに やがて駆け足で ・・家に帰り 部屋に駆け込んで ・・・何故か慎重に 部屋の鍵をかけてみる どうしてだろう・・・カーテンの隙間から外の様子を見てみると ・商人たちは店を閉じ ・・人々は部屋の明かりをつけたまま ・・・幼い子のように ぐっすり寝入っている どうしてだろ

      • 僕の猫 30

        ねぇ、相棒。 昨日 職場から帰宅途中  後ろの車にしつこく煽られて  大変だったよ~😢 僕は気を使う方だから 無理してスピードを上げたけど 後ろが気になって 早く違う方向に行って欲しかったよ! でもそういう車って 大抵 同じ方向なんだよね~ ほんと、ストレス社会! ルールを守ることは お互い 気持ちよく生きる上で大事なんだね~ なんて 改めて感じたよ! ところで  僕と君との間にあるルールって 何だっけ? ニャ~オ!(俺が王👑!)  えっ 君まで煽るの! あ

        • 詩人の恋(改訂版 6)

          「桜より ほのかに香る梅が好き・・。」と さりげなく 君は  そう 呟いていたね。 心浅はかな 僕は 桜のように美しい 君の容姿に  ただ 見惚れて 浮かれ 本当は 物静かで 清楚な君の その瞳の奥に 佇む  僕への優しい 香りを 察して あげられなかった・・・ 君が去った 今  愚かな僕は 知らない町を あてなく さまよい 心を鎮めている 日々 君には もう 会えない・・・ はずなのに 肌寒い 空気の中 時折 梅の香りと  届く 君の気

        一輪の白いコスモス(改訂版)

        マガジン

        • 詩人の恋
          9本
        • 僕の猫
          22本
        • 美しい花々や自然に思いを寄せて
          7本
          ¥500

        記事

          詩人の恋(改訂版)

          秋が 無言で  赤に 混じって 散って去っていくよ・・・ ・・・そうね。 何だか 秋にあなたを  重ねてしまう 私・・・ (とても 不安なの・・・) どこにも 行かないで・・・・ 大丈夫だよ、心配しないで。 『それより もう 冬か・・・』  ・・・そうね。 秋と冬の間には  もしかして・・・なんて  不安が無くて  (うらやましいなぁ・・・) 「ねぇ、冬美  ずっと一緒にいようね。」   えっ おかしい ? いいえ・・・ありがとう😊。

          詩人の恋(改訂版)

          僕の猫29

          ねぇ 相棒 君はいつもそうやって 呑気にあくびだけして 寝ているけど 目の前に広がる 寂しい この秋の侘しさを感じていないのかい? 風に吹かれて散ってゆく紅葉🍁の1枚1枚が 僕にとっては愛おしく感じるんだけど・・・ 人生には 終わりがある事を 無言で語られている様な気がして 何だか 散って行く紅葉🍁を 全て 受け止めたくなるよ・・・ 君は ほんの少しでも そう感じないかな~ 感じないだろうな~・・・ ・・・ニャ~ (・・・そう思うニャ~) えっ本当❗️

          秋風よ (改訂版)

          秋風よ・・・  日中 苛立ち 彼女の首元に  冷たく 吹き付けないでください… むしろ 君に夜勤を与えましょう… (・・・夜明け) 秋風が 私の瞼を撫でる時 君の誘いに 快く応じましょう なぜなら 既に 私は 目覚めいて  君をずっと 待っていたのです 私は 君の後に付いて行き 外庭へ出て  まだ 空がその瞼を開かぬうちに  私が 夜空を見上げます  澄んだ美しい星々に 瞳を奪われ  それより美しい 彼女のアイシャドウに   私の心は 焦がれるの

          秋風よ (改訂版)

          僕の猫 28

          ねぇ 相棒・・・  最近 仕事以外に 何もやる気が出なくてね、 好きな仕事すら なかったらいいのに なんて・・・思うだけど・・・ 君にも気分の波みたいなものって あるの? ・・・ないのね 。  そうだよね〜 毎日 同じ食事で 長時間の昼寝 運動は 決まったコースの縄張り確認だけ ・・・んっ  って・・・もともとやる気ないタイプじゃん❗️ 君から移ったのかもしれないねぇ? そうだ 君が原因だったのねぇ❗️ まぁ それならいいや・・・相棒😌 ニャ~ロウ〜 

          僕の猫 28

          僕の猫 27

          ねぇ 相棒、 毎日 蒸し暑くて大変だねっ。 僕ら クーラーなしでは生きられないねぇ! でもねぇ 君を見ていると なんだか 恵まれている気がするよ。 君は年中 毛皮を着ているからね。 僕は見ての通り 半袖半ズボン アイスだって 食べれるし 水風呂だって有りだからねぇ! でもねぇ、相棒  クーラーの効いている部屋で 寝そべる君を見て 羨ましく思う 野良猫もいるかもしれないよねっ でも こうして 僕ら 他人を見て感じる幸せって 本当に幸せって言えるのかな〜  多分

          僕の猫 27

          僕の猫 26

          ねぇ 相棒 昨夜、君の子分たちが喧嘩している 騒ぎで 目が覚めたよねぇ。 穏やかじゃないよね、こちらまで。 君がbossなんだから きちんと指導してくれないかな? もっと 仲良くしていくようにってさ。 まぁ、でも人間界も国境線引いて  争いなんかしている様じゃ、何にも変わらないねぇ。 でも・・・ 僕と君の間には、縄張り意識がないのは 何故だろうねぇ、 きっとそれが、相棒なんだろうねぇ! あっ・・・ なんか良い事 言っちゃたかな・・・ ねぇ 聞いてた? にゃ

          僕の猫 26

          愛してるまで届かなければ・・・

          職場で 電卓を弾き 思いは あなたを慕う・・・ あなたが  私の事を想ってくれるのは 嬉しいのよ。 でもね、  愛してる・・・まで 届かなければ 意味がないの・・・ そう 愛してる・・・まで 届かなければ 確実に 何もない・・・ 愛してる・・・までは 届かなければ・・・ 今夜こそ・・・ わたしが私を説得している・・・ そう  わたしの言うとおり 想いだけでは +0 で しかない・・・ プラス 0 でしか・・・ 何も変わらない・・・ (翌

          愛してるまで届かなければ・・・

          僕の猫 25

          ねぇ 相棒! 最近 君について とても ショッキングな記事を 読んでしまってね、 一人 悩んでいたんだ。 それはね、 君たち 動物が 言語を使わないので 君たちには 思考も無いって 書いていたんだ。 考えるのに、言葉が必要だからだってさ。 それが本当だと、今までの僕たちの 会話は 一体 なんだったんだろうって ・・・。 でもね、 でも、君には 失礼な記事だねっ! 君だけは 特別な言語を操るよねぇ。 ほらっ、いつものニャン語だよ、 ねっ! いつもの 話し

          僕の猫 25

          僕の猫 24

          ねぇ 相棒、 ちょっと 聞きたい事が あるんだけど。 この間 夜 寝れなくてさ、 君の夜回りの 後を ひっそり 後ろから つけていたんだよね。 ごめんね、・・・でも そしたら 君の縄張りが  そんなにも 広いのに 驚いちゃったよ~! 君を見た 他の猫も  スタスタ スタスタ 逃げていくしね。 もしかして・・ もしもしかして・・・  以外にも  君って この地区の ボス ? 『・・・』 男は 黙ってボス ❗️ カッコいい ‼️ ヒュー ‼️ 『 シャー

          僕の猫 24

          僕の猫 23

          僕と君が出会って5年がたったね。 本当に月日が 経つのは早いよねっ! ねぇ 君は どう思うのかな? 僕らは いつまで こうしていられるのかな ? 君の残りの寿命が10年、僕のが40年として 残された僕一人の30年は どうやって過ごそうか? ああ、正直言うと 寂しいな~ 。 仮に 君が僕より 長生きしても 僕の事を 時折想ってくれるかな? どう 相棒 ?  ニャ~ ( ご飯くれ〜) ・・・まぁ お腹が空けば   想ってくれるでしょ 😅  

          僕の猫 23

          僕の猫 22

          こんなに長い日々、 どこに行っていたのかい! なんては  僕は聞かないよ 相棒。 聞かなくたって 分かるし 聞かれたくない事も 知っている 僕ら似たもの同士だからね! そうだろ?  違う? ねぇ〜? 『シャー!』(うるさいよ!) ふふっ 元気でよかったよ。(笑)

          僕の猫 22

          詩人の恋 10

          人混みに 消えてゆく君は 肩をすくめて 微笑んでいた・・・       ※ 君が初めて 僕の前で  肩をすくめて 笑った時 少し滑稽で 可愛いらしく思っていた だけだった・・・のに お互いの時が 重なり合うにつれて 君が 微笑む時 いつの間にか… 僕も また 肩をすくめて 滑稽に 笑うようになっていたね。 あの時の シンクロ  お互いの瞳にあった確信は 本物だった・・・と思う。 ただ 二人は  その確信に 安堵し  最後の言葉が 素直に言えな

          詩人の恋 10