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【結果発表!】 『おまえの俺をおしえてくれ』エッセイ寄稿コンテスト


風旅出版刊行の『おまえの俺をおしえてくれ』(著・徳谷柿次郎)出版を記念し、著者にまつわるエッセイ寄稿を募る「おまおれエッセイ寄稿コンテスト」を開催しました!

▼書籍『おまえの俺をおしえてくれ』については、こちらの記事もぜひ読んでみてください!


今回、インターネット上で「おまえの中の柿次郎を教えてくれ」がテーマのエッセイを募ったところ、応募作が30作品以上も寄せられました。

コンテストのなかには、一度も柿次郎に会ったことがないけれど投稿してくれた方も。たくさんのご応募、ありがとうございました!

応募作は、すべてはてなブログにて公開中です。

▼おまおれエッセイコンテスト応募作はこちらから


柿次郎の自叙伝である本書のテーマのひとつが「アイデンティティを他者との対話で探る」

応募いただいた作品は、どれも柿次郎のアイデンティティを探るきっかけになるエッセイ。一つひとつが素晴らしく、甲乙つけ難いのですが、コンテストと銘打ってしまった以上、そして、プレゼントを用意してしまった以上、優秀作品を選ばないわけにはいきません!

募集期間の延長もあった関係でかなり遅くなってしまったのですが、上位10名を選ばせていただきましたので、この場を借りて発表します!

受賞者の方には、書籍『おまえの俺をおしえてくれ』と、2月に同じく風旅出版より刊行した『A GUIDE to KUROISO 栃木県、黒磯。あたりまえに未来が生まれる町』をセットでプレゼントいたします。

もし、「もう待ちきれずに買ってしまった!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ、この本を読んでほしいと思う方に渡してあげてください。

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最優秀賞2名(同率一位)

「『わからない』の輪廻」(記:中野友彦)

【風旅出版メンバーからのコメント】
柿次郎さんと10年以上親交のある中野さんが語る「振り返ると、この時に触れた裸の徳谷柿次郎が、僕にとっては、いちばん徳谷柿次郎だった」の重み…!! 締めの「命を大事に。」という淡白な一文からも、さまざまな視点から柿次郎さんを見つめてきた年月の蓄積、おだやかな気遣いや静かで力強い肯定を感じます。

「徳谷柿次郎のゴリラ化に関する一考察 〜30代の移住・起業を通して〜」(記:藤原正賢)

【風旅出版メンバーからのコメント】
藤原くんが書いてこその調査レポート。継続的な観察を希望します!


優秀賞2名(同率二位)

「柿次郎さんは、宮本武蔵なの?」(記:藤原慶)

【風旅出版メンバーからのコメント】
慶くんにしか書けない文章。ぶっとんでるけど、そこがいい…!

「特殊な野球の手順」(記:大川直也)

【風旅出版メンバーからのコメント】
存在しない出来事を書くことで、こんなに人の性分のようなものを描けるんだ……と驚いた。柿次郎さんのことをよく見ているな……という以上に、なんでそんな書き方で書いているのに、意味がなんとなくわかる気がするんだろう……と表現力のようなものに圧倒されての投票です。


優良賞1名

「柿次郎は二度、しぬ。」(記:荒井慶悟)

【風旅出版メンバーからのコメント】
このエッセイで説かれている「洋平OS説」はとても大事な視点だ。読者が本を読み込み、柿次郎さんと視点を重ねるほど盲点になるし、とはいえ著者自身が読者に対して指摘できることではない。
誰かを真似て誰かになったわけではない人の本を読んで、その人を追ってしまったら本末転倒だ。そこに対して丁寧に解説してくれている注意書きにも感じる。もしおまおれ本が文庫化されるときは解説としてこのテキストが入っててほしい。


佳作賞5名

「追い風なんか待ってられない」(記:風音)

「ぶりぶりざえもん」(記:斎藤和真)

 「たまにしか会わない女より。」(記:竹中陽子)

「白いウソつき。」(記:今井雄紀)

「人類にとって徳谷柿次郎とは何者か?」(記:大島一貴)

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著者・徳谷柿次郎よりコメント

自分の会社で、自分の本を作り、自分に向けたエッセイを自分で募集する。この”自分地獄”はDIY精神とも言えるんですが、あまりにも「おれ」が過ぎるな……と途中精神がグラついた瞬間がありました。いや、でも、「おまえの柿次郎をおしえてくれ」のエッセイが届くたびに気持ちは高ぶり、自己肯定感は爆アゲ。毎日ラブレターが届くような嬉しさに包まれる日々を過ごすことができました。すごい体験だ……。誕生日祝いを兼ねて文章を送ってくれた34名の皆さん、改めてありがとうございました。心の中で毎晩、感謝の正拳突きをしています。

他者の見立てがあるからこそ、自己の輪郭を意識することができる。祝祭に満ちたエッセイもまた鏡となって、私(=柿次郎)を乱反射して誰かに偶像を運ぶことになると思います。1年後、3年後に『おまえの俺をおしえてくれ』が生む影響を全身で浴びていくことになるんでしょうけれど、楽しみで仕方がありません。人生に必要な自己開示と自己決定を今後も繰り返しながら、40代をおもしろく生きていきます。みなさんまたどこかで再会しましょう!


風旅出版ははじまったばかりの出版レーベルです。ありがたいことに皆さんからのご反応、ご感想を多くいただいていますが、ネットの海のなかから拾い上げられていない感想や、感想にはならない気持ちの欠片もたくさん存在しているのだと思います。

このコンテストに寄せられたエッセイたちは、柿次郎について書かれたもので書籍の感想とはまた別種のものだとは思いますが、それでも、自分たちに寄せられた言葉の結晶のように感じています。ありがとうございます。

これからも、我ら風旅出版を見守っていてください。どうぞよろしくお願い申し上げます!

▼全国の取扱店はこちらのページの後半に。ぜひ、お近くの書店さんでお求めください!



■商品情報■

・今、自分は「ある」よりも「ない」だと思っている人
・自分の生き方に選択肢が「ない」と思ってる人
・いつか「ある」状態になりたいと思ってる人
そんな人にこそ、この本を読んでもらいたい。

タイトル :おまえの俺をおしえてくれ
著者 :徳谷柿次郎
出版社 :風旅出版
発行元 :Huuuu
定価 :定価 大人1,800円(税別)
判型 :変形四六判(113 mm ×182mm)
発売日 :2022年9月16日(40歳)

目次(抜粋)
1)自分で自分を編集する
2)異常でしたね。執着が。
3)セロトニンがでない部屋
4)おまえすごいな、最高やな!
5)「遊ばなきゃ」っていう意識
6)ずっと下唇震えてましたからね、急に決断迫られて
7)自分にとって一番いい栄養分があるところに容赦なく動ける
8)おまえの俺をおしえてくれ

本書内にも、柿次郎が人生の節目で交差してきた恩人・仲間などに寄稿いただいたエッセイを収録しています。エッセイを通して、私たち風旅出版メンバーも、柿次郎の新たな一面を知ることができました。

寄稿「おまえの俺をおしえてくれ」(本書p.377〜)
小林直博/原宿/宮脇淳/シモダテツヤ/小野田弥恵/MOTOKO/塩谷舞/カツセマサヒコ/納谷ロマン/小倉ヒラク/藤本智士/友光だんご/石崎嵩人(敬称略)

ご興味を持っていただいた方は、ぜひ、本書を実際に手に取ってくださいませ!
上記の取り扱い店様や、以下のECサイトでもご購入が可能です。


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