ゲイ100%雑感手ごねハンバーグ

ゲイ100%の僕が日々感じたことを、ひたすらこねくり回して形にするページです。ゲイの教…

ゲイ100%雑感手ごねハンバーグ

ゲイ100%の僕が日々感じたことを、ひたすらこねくり回して形にするページです。ゲイの教師なんだけど、病んで適応障害やら鬱やら経験して復職して、生きづらい世の中をゲラゲラ笑いながら這いつくばって生きています。ちょっぴり疲れちゃった人が、明日も生きる!って思えますように。

最近の記事

なぜ桜の下で酒を飲みたがるのか

日本には四季がある。 四季折々、景色が移ろう様を楽しむのが、日本に住む者の特権なのかもしれない。 春、夏、秋、冬…季節の植物、動物、天候など、たくさんの顔をのぞかせる。 春といえば桜。日本人の好きな草花トップ3に入ると言っても過言ではない。 桜の咲く季節になると人は桜の名所に集まる。そしてブルーシートで場所取りをしては、皆で酒と食事を囲む。 とても不思議だ。でも理由を考えたら、昔からの文化だとか、酒を飲むための口実だとか、そんなものしか考えられない。わざわざググる必

    • ジェンダー問題は、独走しすぎなのではないか

      LGBTという言葉が一般的によく聞かれるようになったのは、ここ10年くらいではないだろうか。いやもっと短いような気もする。 最近ではLGBTQと、”Q”の表記もよく見られるようになった。 ゲイの友達と会うと、カミングアウトについての価値観を共有することがある。 A「今もこれからも、全くカミングアウトする気はない。」 B「親しい友人にはカミングアウトしている。」 C「親にも、職場にもカミングアウトしている。」 だいたいそんな感じだ。 性の多様性が世の中で叫ばれているこ

      • 遠いってばよ・・・

        今日は、はじめての方とお会いした。 ゲイの世界では、いわゆる”リアル”と呼ばれるものだ。 マッチングアプリでたくさんメッセージを交わしたわけではないのだが、スポーツ観戦のために遠方から来られるとのことで、帰るまでの隙間時間に会うことになった。 まぁ、これだけフットワーク軽く会えるのは、見た目がタイプであったということに加えて、万が一うまくいかなかったとしても、遠くに住んでいるからこれから会うこともないだろうと諦めがつくところも正直ある。 お相手の用事が済んで、近くまで

        • 生活と心

          みなさんは、部屋の片づけをどのくらいの頻度でしますか。 ”掃除”ではなく、”片付け”です。 もしかしたら、日頃から整理整頓がきっちりとできていて、その都度丁寧に片付けをしている人は、「片付けの頻度」なんて考え方すらない人もいるのかもしれません。 僕は一人暮らしですし、あまり人を部屋に呼ばないので、一人の空間であることが多いです。 だから散らかり放題なんです。 机の上にポンと置かれた空き箱を見つめ、「あ、これ、1カ月前のやつだ。」なんてこともあります。 そして、「ま

        なぜ桜の下で酒を飲みたがるのか

          心根と生きる

          また週末が来た。 休日を迎えたら、ホッとする。 でも、不安にもなる。 一人の時間が多く、自分で考えて過ごさなければならないからだ。 「好きなように過ごせるなんて最高じゃないか。」と言う人が大半だろう。 僕もその考えに賛成なのだが、年々週末を迎えることが不安になってきている。 何をしよう。何をしたら満たされるだろう。 そんなことを考えては、行動に移すことができず、何の成果も感じられない週末を過ごし、虚無感に包まれることも少なくはない。 「最近どう?」 幸せなこ

          人の分まで生きる

          30歳前後からだろうか。人の死に深く思いを馳せるようになったのは。 子どもの頃からずっと支えてくれた祖母。 異動先の慣れない職場で背中を押してくれた同僚。 素敵な笑顔で温かい気持ちにしてくれた音楽仲間。 強がって生きてきた頃よりも、周りの人に支えられていたことに気付き、ありがたみを感じるようになって、人を失うことへの喪失感が増した。 あの人が亡くなっていいはずがない。 そう思って、喪失感とともに、怒りのようなやるせない気持ちになる。 あなたのような素晴らしい人が

          出会いの欲望

          今日もまた実りのない休日を過ごしてしまった。 休日の夕方になると一日の振り返りが始まる。 今日は、散髪をしに街中へ繰り出した。 髪を切る。家具屋を見る。百貨店をぶらつく。本屋で本を買う。 特にこれといったお目当てのものはなく、なんとなくいつものルートをだらだらと歩き時間を潰す。 「出会いの欲望」のために。 僕は、ゲイとの出会いを求めていた。 マッチングアプリで「お茶でもしませんか」的なサインを出して待つ。 僕の家のある住宅街よりは、観光地としても人が訪れるとこ

          注いだり注がれたり

          ビールの話ではありません。 今日は、感情のコップのお話です。 みなさんは、家族や恋人、知人や友人、職場の同僚の話を聞いて、「あー!もううんざり!」なんて思うことありませんか。 話だけではないです。同じ空間にいたり、近くで何かしているのを見聞きしていたりするのも当てはまると思います。 距離・・・とりたくなりますよね。 そんなときって、自身のもつ感情のコップが溢れそうか、すでに溢れている状態なんだと思います。 仕事で愚痴を聞いて、家に帰って家族の相談を聞いて、もうおな

          胸がキュルルンな毎日を

          胸がキュルルンってするときは、どんなときですか。 きっと一番初めに思い浮かんだのは「恋」なのではないでしょうか。 今日は、恋だけに留まらない、胸がキュルルンな毎日を送るためのお話です。 今、僕の文章を読んでいるみなさんは、きっとパソコンやスマホの画面を見ていると思います。 さて、今その場所で自分の好きなもの…いや、胸がキュルルンってするものが近くにありますか。 僕が今、真っ先に見つけたものは、休日に愛用しているTHE NORTH FACEのミニトートバッグ。三角のキ

          胸がキュルルンな毎日を

          季節行事に流されない

          今朝、用事を済ませて、スーパーで買い物をしてから帰ろうとした。 いつもの週末よりも駐車場が混んでいる…あぁ、今日は節分か。 季節行事があると、至るとこで混雑が発生する。 僕はもともと混雑が苦手だというのもあるけれど、みんなでわいわい盛り上がっている場面に遭遇するのも苦手だ。 「静かに買い物したかったな。」と思いつつ店内へ入ると、恵方巻コーナーに人がごった返していた。 以前までは、僕も季節行事をなんとなくやっていたように思う。それが年々、やらなくなってきているのだ。

          ときめきと別れ

          つい先日、キュン体験に切なさを伴う出来事があった。(「切キュン」と呼んでいる。) 今日は、30代ゲイの静かなときめきと切ない別れのお話。 年末に出会い系アプリでとある男性と知り合った。彼は、実家に帰省中ということで、普段はもっと遠くに住んでいる。 年末年始、GW、お盆、連休は、人の移動が多くなりアプリの景色が変わる時だ。ワンチャンいい出会いがあるのではないかと心を躍らせ、アプリを眺めるのがいつもより少し楽しい。 彼とは、何度かメッセージのやりとりをして、会う約束をした

          「甘え」の許されない世の中

          「忍耐」「鍛錬」といった言葉が、時に苦しく感じることがあります。 どうしても世の中は、耐え忍び、鍛え上げられたものを高く評価する風潮があります。 しかし、その評価は万人に通用するものなのでしょうか。 今回は、学校現場で働く僕と、ゲイとしてマイノリティに生きる僕の視点からのお話です。 みなさんは、どんな学生生活を送ったでしょうか。 どんなことにも立ち向かい、叱咤激励の飛び交うアツい学生生活だったでしょうか。 それとも、好きなことを楽しむ、まったりのびのびとした学生生

          「甘え」の許されない世の中

          ”ありのままに生きられない”のは、自分だけだなんて思わない

          ”ゲイは、ありのままに生きられない” 当事者は、そんなことを考えたことがある人も多いはず。 僕も思います。今でも思うことがあります。 でも、意外とそんなことないのかもって思えるお話です。 僕は、ゲイの仲間と過ごす時間が大好きです。 だって、恋愛、美容、グルメ、投資…どんな話でもゲイ要素を入れ込みながら話ができるって、自分の思っていることが伝わりやすいし、共感されやすいからです。 そんな楽しい週末を過ごして月曜日を迎えると、「あぁ、またかりそめの自分になって5日間も

          ”ありのままに生きられない”のは、自分だけだなんて思わない

          友達とは恋人とは

          今日は行きつけのカフェに行ってきました。 マスターはゲイなんですけど、あまり公にしていないのか、お仲間が集まってくることもなく、静かに営まれている素敵な空間です。僕もこの空間がお仲間ばかりになるのはなぁと思い、親しい友達にも黙っているくらいです。 さて、今日も昼前に伺うと誰もいない様子。 「お久しぶりです。Google mapで見たら臨時休業になってましたよ。」 「マジ!?正月から変えるの忘れてた!どうりで少しお客さん少ない感じしたわ(笑)」 と、そんなことからいつも

          電車の車内が小さな社会に見えたときの話

          僕は毎日電車で通勤しています。 電車通勤と言っても、2駅だけでたった5分だけの車内です。 でも、行きも帰りもそこそこ混むんです。 そこそこ混むんですけど、ぎゅうぎゅう詰めでもないくらいです。 あるとき、このくらいの混み具合が社会の縮図のように感じたことの話です。 僕が乗るころには、席が満席で立って乗っている人も結構います。 さて、ここからが僕のチクチク小言タイムです。 まず乗ると立ちはだかるドア際族のみなさま。 あなたの一歩が今から乗り降りする人たちの流れを変え

          電車の車内が小さな社会に見えたときの話

          30代半ばにしての恋

          気付けば34歳。3月には35歳になります。 みなさん。恋はしていますか。 僕は、1年半前に彼氏と別れてから、これといった恋愛はできていません。 歳のせいでしょうか。恋愛の仕方が分からなくなってきました。 仕事の安定とともに収入もそこそこ入るようになり、一人暮らしが長くなるとライフスタイルもなんとなく確立していきます。 これがオトナの余裕ってやつなんでしょうか。 毎年のようにふるさと納税をして、毎月のように積立NISAをして、毎週のようにジムとカフェに行き、毎日のよ