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私の「にほひ」

 今回の部員日記は、理工学部1年宇津木陽太が担当させていただきます。

 あっという間に大学生活の1年目が終わろうとしています。正直、この一年間悔いが残ることがありすぎました。このような一年をあと3回繰り返すだけで大学生活終了を迎えるのは、とてもじゃないですが受け入れられません。

 特に悔しかったのが、慶早戦のメンバー落ちです。先輩や同期がいいプレーをしているのを審判台から見て、誇らしさを感じましたが、それ以上に悔しさを感じました。人間生きていれば悔いが残るものかも知れませんが、そうした悔いを一つでも多く乗り越えて、次の一年間を充実したものにしていきたいです。


 話は変わりますが、皆さん、「いろはにほへと」をご存知でしょうか。「あいうえお」の昔バージョンですよね。全て覚えている方は少ないのではないでしょうか。かくいう私も全く覚えていなかったのですが、あることがきっかけで「いろはにほへと」について調べて、覚えてみました。

いろはにほへと ちりぬるを
 わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
 あさきゆめみし ゑひもせすん

 実は、この「いろは」にはちゃんとした意味が込められているのです。

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず

 これは、『涅槃経(ねはんきょう)』の一説を表すと言われています。「いろはにほへと」の詳しい意味は下記のウェブサイトをご覧になってお確かめください。(宗教の勧誘ではないのでご安心ください。)

・「いろはにほへと」閲覧日 2022年2月13日http://www2.odn.ne.jp/~nihongodeasobo/konitan/iroha.htm

 この文言は「悟りの境地に達すれば、常に安らかでいられるよ」という意味らしいのですが、私は欲が丸見えだと言われるので、いつまで経っても悟りに達することはできなそうです。

 悟りを開くのは諦めるとして、私が着目したのは「いろは」の一行目です。

「香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう」= 諸行無常

という意味なのですが、皆さんはこれを目にしてどのように思われたでしょうか。えも言われぬ香りで宿泊先の部屋を満たしてしまったり、ときどきテニスコートで匂いを解き放ってしまう私からすれば、これは朗報でした。私の匂いもいつかは消えるのです。

 私はこれに甘んじず、自分の香りを改善していこうと思いました。まず考えたのが、香水によって匂いを打ち消すということです。しかし、これは失敗でした。先輩の香水を使わせていただいたところ、香水と体臭が融合して変な匂いになってしまったのです。ですので、体臭そのものを改善していく必要があります。

 私の体臭の原因ははっきりしていまして、それは明らかに食欲丸出しの食生活です。一番上の写真を見るだけで私の満腹中枢はどこかへ行ってしまいます。食べる量を減らすと痩せてしまう可能性があるので、食べるものを変えていくことにしました。野菜を多めにして、脂は少なめに。

 ということで、次から二郎系ラーメンを食べるときは「アブラ少なめ、ヤサイマシマシ」と頼もうと思います。これで、私の体臭は改善されます。



 というわけで、体臭は消しつつ、部の中での私の匂いは消えないように頑張っていきたいと思います。

 長く拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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