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ATARI2600:OINK!

ゲームタイトル:OINK!
販売:Activision
種別:サイドビューアクション
発売年:1983年
カートリッジID:AX-023

1.ゲーム概要

OINK!は1983年にActivisionからリリースされたアクションゲーム。内容としては、有名な童話である「3匹の子豚」の第3フェーズであるレンガの家での攻防を題材としているゲーム。

デモ画面

相変わらず、アクティビジョン特有のきれいな夕日が観ることができる。
なお、元の童話とは異なり、他の家にいた豚はすべてこのレンガの家に避難している状況。この家で狼と生存を賭けたデスゲームが行われる。

ゲームをスタートすると、狼と操作キャラの豚が出現するので、家を破壊する狼に注意しつつ破壊箇所を修復していくことになる。最初は、狼がカメレオンのような異常に長い舌でレンガを破壊するのに驚いたが、どうやらこれは「息」とのことだ。

原作ではレンガで狼の侵入を防げたが、このゲームの狼は謎の進化を遂げ、吐息でレンガを破壊することができるので、豚は部屋の上部にある予備レンガを破壊箇所に並べることで穴を塞いでいく。上のレンガをすべて消費すると、一気に全量のレンガがストックされる。感覚としては、逆ブレークアウトという感じ。

穴が広がりすぎると、狼の吐息に吸い込まれてしまう(絶対触手だろ)。

一旦吸い込まれると、何故か豚は脱出し、部屋の端へ逃げるので狼がそれを追いかける演出が挟まれる。戻ってこないので、多分食べられたのだろう。

このような感じで、最後の1匹が捕まってしまうとゲームオーバーとなる。なお、ゲーム性としてはスコアアタックのエンドレスゲームなので、豚はいずれにせよ全員食される。

2.総評

★★★★☆
意外な題材をゲーム化しているが、ブロック崩しのようなゲーム性で、かつ逆にブロックを戻さなければならない部分が斬新でそこそこハマるゲーム。闇雲にブロックを戻してもだめで、意外と頭をつかうパズルゲーム的な要素もあり、寝る前にさくっとプレイするのに最適なゲームと言う感じ。それと、若干狂った世界観も個人的に好きです。
以下プレイ動画。


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