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「朝に毒はない」なんてうそだ。

「朝に毒はない」なんてうそだ。

朝起きれば、憂鬱な夢のつづきと、ノイズにまみれた部屋から目を背けることはできない。どうしてこうも、難しいんだろうね。

だからまっさらな気持ちなんてものは知らない。「本当にやりたいこと」や「今ほんとうに食べたいもの」みたいに、そんなものは求めれば求めるほど離れていってしまう。

自分が自分であるにはどうしたらいいんですか。そうだなあ、きっとそれは、自分が自分に、近すぎるんじゃないかな。

すべての憂鬱な人へ。悩むことはそれだけでも尊いものがあると思っているから、存分に悩むといい。

嫌いなことは「きらいだ」とは口にせずに、ただ「選ばない」ことを選べばいい。

朝みたいな気持ちが”いい”のだとしたら、きっと一度なにかをあきらめて、きれいさっぱり忘れてみることも、大事なんだろうね。

(最後まで読んでいただけただけで十分です…!ありがとうございます!)