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4月1日 早島 自宅

4ケ月 こちらに何も書かなかった。

その間も、あちこち行ったり、思い立ったことは多々あったのだが、時間がないというより、ここに書いているという行為、書いている内容が、自分ですっと手を動かせない緊張感を乗り越えられなかった、という様子。

1月1日に、改めて、と思っていたら、能登の大きな地震があり、東北でもいまだに先の見えない、一次産業、伝統産業の衰退の問題を、またかという感じで突きつけられてしまったことも大きかった。
そして、この数年、1~3月が極端に忙しいのは変わらないうえ、年度内に終わらせないといけない大きな案件が3つ重なり、そのために、年末、年始もずっと原稿書きを続け、上京の際には飛行機はつかわず、新幹線で往復PCに向かうという日々だった。

それから、勤務先の様子も大きく変わり、それに伴い4月以降の自分が何をするのかも、なかなか落ち着かない。

大きな変化は、公益財団法人大原美術館が、公益財団法人大原芸術財団となり、その財団傘下に、大原美術館と倉敷考古館の二つのMUSEUMがあるという体制に、今日からなったこと。
そして、大原芸術研究所も設けられ、両館の学芸員は、その研究員という位置づけになった。
それに伴い、私は今のところ、財団本部付きの役職となったが、この研究所や大原美術館とどうかかわるかは、すくなくとも私にはいまだよくわからない状況。そうは言っても、あれこれ頼まれればすることになるだろうけど。

一方で、昨秋から、財団法人倉敷民藝館で、大原謙一郎理事長、館長のもと、館長補佐という肩書で、主に学芸面のフォローをする仕事と、人文知応援フォーラムでも、プログラムコーディネーターという肩書で、こちらも何かあれば支援にあたるという様子で仕事を始めている。

仕事の割合としては大原芸術財団7:倉敷民藝館2:人文知1という具合となりますので、引き続きのお仕事が大半です。

それゆえ、大原美術館で開催中のこちらが今の一番の推し。
図録も完成して、販売しております!


倉敷民藝館のこちらは、ロングランなので、四季折々の姿をお楽しみいただければ幸いです。

https://kurashiki-mingeikan.com/gallery20231208.html


ともあれ、この4月からは、週休2日をまっとうできるように努めます。

そういうお休みでは、個人的に発信したり、お声がかかれば、お仕事も出来ればと思っております。

そうした感じで、昨日は、自宅から徒歩3分のNUCAでの、長いお付き合いの柴川敏之さんの展覧会のトークショウ。



小さな展示ですし、柴川さんのお仕事と、NUCAの「なんでそんなんプロジェクト」の流れもわからないと捕まえきれないと思いますが、展示も会期延長されましたので、お近くのかたはぜひ。


個人的には、あらためて、自分の30年を振り返るような時間でした。

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