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4月13日 早島公園

ともかく仕事も一区切りのめどがたち、出張=読書時間増で、複数の読みかけ本も一挙に片付いた、この数日。 それだけ慌ただしかった。 今日は、昨夜8時間寝たので、出張リカバリーも進み、ほんとうにすこしは心穏やかに。 夕方から、我が家から歩いて10分ほどの早島公園へ奥さんと二人で夜桜見物。 おにぎりをこしらえ、近くの魚屋さんで総菜を買い、コンビニで飲み物買ってと、二人だけなら急ごしらえでも十分な準備が整う。 まずは暮れかかる街を見ながらの夕食。 こちらは桜も見事だが、高台なの

    • 4月11日 倉敷

      昨日の東京が、帰りが遅くなるのがわかっていたので、今日は休みにして、ゆっくり起きだして福山へ行こうと思っていたが、それはかなわず、職場へ。 でも、未就学児童の受入プログラムに遭遇して、心安らかに。 早朝の桜も美しかった。 昼過ぎにようやく仕事に方が付いた頃には、もう頭が朦朧。 寝てない私は、どうにも機能しない。 そこからは、家のことだけはして夕食。 東京へ行っても、ゆっくり時間がなければ、お目当ての美味しいものを食べることもかなわず。 今回もご多分にもれだったが、それ

      • 4月10日 東京

        人文知応援フォーラムの仕事で、日帰り東京。 飛行機で日帰りは久しぶり。 本務の仕事では、ほんとうに優れた知性に接し、リアルな社会の現実にどう向き合うのディスカッションに立ち会える幸福。 勉強になりました。 夕方には終わったので最終の飛行機まで、遠出や都内各所の梯子は難しいので、アーティゾン美術館から銀座を抜けて新橋までの近距離梯子。 評判どおりの、ブランクーシ展。 それに、所蔵の彫刻作品をずらりと矩形にならべた圧巻展示に、またそう安くはない新規購入品の初お披露目と見ど

        • 4月8日 倉敷 大原美術館

          降誕会です。 高校生の頃から、4月8日は何かと想い出の多い日です。 写真は、昨日、倉敷市中島にある高蔵寺さんでのもの。 毎月7日は、御本尊薬師如来さまの縁日で、倉敷の街中で、こんなに本格的な!と驚いてします、御護摩と、たくさんの方が集っての信仰の場が生まれます。 そして、今日は休館日の事務所で、ほんとうに珍しく自分たった一人だけで静かにデスクワーク。 PCの中と、机周りを、ゆっくりと片付けております。 好評をいただいている AM倉敷vol.17 高松明日香-光は世界

        4月13日 早島公園

          4月1日 早島 自宅

          4ケ月 こちらに何も書かなかった。 その間も、あちこち行ったり、思い立ったことは多々あったのだが、時間がないというより、ここに書いているという行為、書いている内容が、自分ですっと手を動かせない緊張感を乗り越えられなかった、という様子。 1月1日に、改めて、と思っていたら、能登の大きな地震があり、東北でもいまだに先の見えない、一次産業、伝統産業の衰退の問題を、またかという感じで突きつけられてしまったことも大きかった。 そして、この数年、1~3月が極端に忙しいのは変わらないう

          4月1日 早島 自宅

          11月1日 直島

          1時間ほど滞在すればよい要件があり、夕方の直島へ。 平日の夕方便だが、宇野港から島に渡る船は、買い物の島民と、来島者が半々。 そして来島者の大半は海外からの方。 それにしても宇野港のあたりも、直島の宮之浦港近くも、来るたびに様子が変わっている。 いわゆるアート関係ポイントだけだったのが、カジュアルな飲食店が増えたこと。 夕方に港近くに来ることがなかったから、今までと印象が異なるのも当然か。 そして17時30分の帰りの船は、客席がいっぱい。 こちらも、通勤者と思われる

          11月1日 直島

          10月31日 倉敷 大原美術館

          外国からのお客様も増え、学校団体の来館もかなり戻ったことを実感する今日この頃。 会議などで拘束がかからない時は、私は1時間に1回ほど、5分程度だが館内を歩くことにしている。 もちろん、目の休憩でもあるが、お客様の様子を感じ取るには椅子に座っていてはわからないから。 そして、今日は嬉しい光景に出会った。 それぞれグループ行動で館内を巡った小学生が、工芸館の中庭に集合してから、まとまって帰るのは定石パターン。 今日は、たまたまそこに居合わせた20名ほどの欧米系の観光客と、

          10月31日 倉敷 大原美術館

          10月28日 大三島

          こちらを見逃してはいけないと、奥さんと二人で大三島までドライブ。 我が家からでも、2時間かからない距離。 天気も良いので、しまなみ海道を走るサイクリストもたくさん。 このところ、各所で美術展覧会を見てはいるのだが、なかなかそれを書き留めることはできないので、展覧会のことはお許しを。 ただ、こちらの美術館は、何と言っても大山祇神社の真向かい。 神代の昔から伝わる楠の古木に、群生林も必見。 圧巻の甲冑ももちろんお勧め。 それから美味しいものもたくさんありそうです。 お土

          10月28日 大三島

          人文知応援フォーラム 公開講座のお知らせ

          ひっぱりだこの歴史学者磯田道史さんをお招きしてのレクチャーです。 江戸の文人たちの姿を軸に、お話が進むと思います!

          人文知応援フォーラム 公開講座のお知らせ

          お知らせ 

          気がついたら、1ケ月も、ここに書きこんでいなかった。 この間、近場の展覧会も、東京の展覧会もいくつも見てきて思う所はたくさんあるのだが、ともかく、それを言葉にする余裕がない。 そんな中ながら、お知らせで、こちらに短時間ながら出ます。 東京藝大で登壇するのは、初めてだ。 https://ccs.geidai.ac.jp/2023/10/19/kickoffsymposium/

          お知らせ 

          9月9日 お知らせ

          先週の土曜日に奈義と勝央に行ってきたのが、もうずいぶん前のような感じ。 勝央美術文学館でのコチャエさんの展覧会は、とてもよろしく、かつ、公立施設が取り上げる意義を考えさせられる(もちろん良くやってくださった!)。 そして、大原美術館からもお知らせです。 本来、こちらでもっともっと書かなくてはならないのだろうが、自分が担当だと、どうもどこまで書いてよいのか迷ってしまうのも、よくある事。 でも、素敵なイベントなので、これは強く推します。 ARKO2023 として、素晴ら

          9月9日 お知らせ

          9月7日 箱根

          横浜で夜明けを迎え、夕方の飛行機まで、まるまるフリー。 8月末に、東京から千葉へと展覧会巡りをしたので、見ておきたいものほぼ見てしまったので、思い切って、箱根のポーラ美術館へ。 登山電車の中は半分以上、外国からのお客様。 時間があるからと、小田原までもJRの在来線で向かったので、結局、3時間かかって到着。 山に登るに従い、涼しくなるが、美術館前のこのあたりではTシャツ姿では「さむい」。 お目当てはこちら。 でも、まず入口のこの言葉に立ち止まる。 自館のミッションを、

          9月7日 箱根

          9月1日です

          児島虎次郎が3度目の渡欧に際して収集にあたったエル・グレコやポール・ゴーギャンなどの作品が、それまでの収集品とあわせて倉敷で公開されたのが1923年8月のこと。 その収集品が大原美術館の礎となったわけですが、その直後の9月1日に関東大震災がおこります。 その後の復興財源確保のために贅沢品輸入関税が大幅に引き上げられ、それも一因となって松方コレクションは西洋に留め置かれることになったと思います。 関東大震災は、首都から離れた倉敷の地にある大原美術館にとっても重要な出来事。

          9月1日です

          7月26日、27日 東北から東京へ

          25日の終業後、最終の飛行機で東京まで移動しておき、26日、27日と会津若松など東北にうかがい、帰るまでの間に東京近郊の展覧会を見る旅。 一つ目の目的は、こちら。 倉敷周辺の民藝はわかっているけど、他の地域で、民藝運動がどう産地の再認識やら復興やらに関わったのかに関心があって福島県立博物館。 でもそれ以上に面白かったのが、有機素材(木やら草やら)で出来た籠や衣のMUSEUMでの扱い方。 この展覧会は、美術と民俗担当の方が協力して作りあげたとのことだが、そもそも収集の時点で

          7月26日、27日 東北から東京へ

          7月22日、23日 兵庫県 豊岡市、丹波篠山市

          注目の豊岡へ。 出石は以前から歴史的な町並みとお蕎麦で知られていたが、市町村合併で豊岡市になっていた。 そして、豊岡市立になっている美術館で、渡辺おさむ君の展覧会を拝見。 周辺の賑わいのなか、ちょっと静かな美術館。でもきっとそれは作家のせいじゃないと思う。 豊岡の駅近くでは、できたばかりの「芸術文化観光専門職大学」を外から眺め、高まる期待感。 全国から集い鍛え上げられた卒業生が、何割、この街に残るかで、町の様子はずいぶんと変わるだろう。 その後、豊岡市民プラザを訪問

          7月22日、23日 兵庫県 豊岡市、丹波篠山市

          佐伯祐三 展に思うこと

          東京ステーションギャラリーと、大阪中之島美術館での佐伯祐三展が終わったので、少しだけ、思うことを書き留めておきたい。 私は正面切った佐伯祐三論を書いたことはないが、『1920年代 パリの日本人画家』(1994 岡山県立美術館)、『中山巍と1920年代のパリ 佐伯祐三、マチス、ヴラマンクなど』(2001 共同巡回展実行委員会 ※財団法人地域創造による「市町村立美術館活性化事業 第2回共同巡回展) の図録や、『往還の軌跡ー日仏芸術交流の一五〇年』(2,013 三元社)に掲載して

          佐伯祐三 展に思うこと