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Falling Water 落水荘

 1996年にシカゴを訪れた時、シカゴにはフランク・ロイド・ライトの自宅があるということを知りました。それなら是非訪ねてみたい!そう思った私はワクワクしながら出かけました。もちろんたいへん素晴らしい家でしたが、あれ??あれれ??? 私がイメージしてたのと違う。??? と思ったのです。
 
 今の時代ならネットですぐ検索できますが、まだその頃はガイドブックだけが手掛かりの時代。私の間違いが解決するには少し時間がかかりました。
 私がイメージした家は、この落水荘とよばれるライトが依頼された作品の家だったのです。
しかも場所はペンシルバニア州のピッツバーグ。シカゴからすぐにいける距離ではありませんでした。

 この家を訪ねる、そう思いながらご自宅の方に出かけてしまった私。最初の思いが強かっただけに、この落水荘は、私がいつか訪れてみたい場所のひとつになりました。


「in-depth tour」と呼ばれるツアーで、見学時間は約2時間、内装や特徴などを説明してもらえる。写真撮影も可能とのこと。
日に数回しか行われなので時間に注意。

 いつか訪れたいな、と思いながら色々下調べ。
そして四半世紀以上の年月がすぎて、その日がようやくやってきます。
私のアメリカ大陸横断ひとり旅、そのルートを練っている間に見つけたピッツバーグの文字。これはもう是非!の言葉しか私にはありませんでした。


 エントランスから続くロビー、そこを中心にカフェ、ミュージアムショップ、お手洗いやオフィスが広がります。


Museum Shop

 インフォメーションセンターのロビーに併設されている museum shop は、ロイドのデザインを使った素敵なものがいっぱい並んでいます。
今回もこんな可愛いものを見つけました。

 あの日の積み木のように、家族の思い出を刻んでもらえたらいいなあ。。って祈りを込めて。


思い出をゆっくり綴っています。どうぞまたのぞいてみてください。

1992年からのアメリカ暮らし、ボストンはそろそろ四半世紀になりました。 「取材」と称していろいろ経験したり、観光ガイドも楽しんでいます。 https://locotabi.jp/loco/hyacinth 応援していただけたらとても励みに思います。