対三間対策について考える その1

対振りの話

居飛車党からして、一番大変だと思う振り飛車は多分ゴキゲン中飛車ではないだろうか? 中飛車からの急戦は、バリエーション豊かで頭を抱えざるを得ない。
もうね、中飛車されただけで、わたしは不機嫌だよ。

超速嫌だなぁ、と思う中飛車党の方もいるかもしれない。確かに超速は優秀な作戦だと思います。でもねぇ、薄いんですよ。一発ミスったら、奈落の底コースで生きた心地がしません(こんなの囲いじゃないわ! 棺桶よ!)。
超速で序中盤有利にはそこそこ有利まで持って行けたとして勝ちきるのは本当に困難です。美濃囲いずるい(口癖)。
穴熊は、普段使わない急戦党からしたら使いにくくてこの上ない。組んでからどうやって攻めて良いかわからない。
早めに角交換? 角代わりの感覚を生かして……いや、難しい。
なんにせよ難しいのです。

歴史的にも、ゴキゲン中飛車が優秀な作戦で、居飛車党がかなり頭を悩ませたのは紛れもない事実でしょう。
と、話を大きくした訳ですが、今回はゴキゲン中飛車の話じゃありません。
中飛車の話は、後日するとして、今回は三間飛車についてです。

三間飛車(Sanken-Hisya)

一手の差がわからない将棋指しなので、四間から三間に振られたり、三間から向かい飛車にされたりと、よくわからないですが、三間飛車は本当に有力な作戦だと思います。個人的には一番合理的な振り飛車だと思ってます。
角を使う都合上、絶対に突く歩をそのまま利用する。合理的だね。
早石田、石田流だとか急戦策も持久戦策も用意があります。充実してる。
トマホークが出始めてから、居飛車は何となく穴熊を組むのが怖いなーってなっているらしいです。
穴熊使わないので、わからないですけど、急に銀が来て桂馬が跳ねて来たら怖いよね。超怖い。桂馬すぐ跳ねるの野蛮だわ~(目を反らしながら)。
プロの棋戦は、穴熊多過ぎて三間相手でも穴熊で良いのでは? と思ってしまいますけど、穴熊関係なく序盤研究の上の穴熊。手を消し合って結果普通の将棋になってるらしいです。

それでだ。三間飛車対策の作戦をきちんと用意出来ていないのです。
四間飛車にはエルモ急戦、穴熊、右銀急戦とか(許せ左銀急戦)。
右銀急戦は意味わからんくらい早い玉頭銀された時に愛用してます。
中飛車には超速、一直線穴熊。雁木、あとは早めの角交換。
向かい飛車には、エルモ囲い、左美濃(4八金型エルモ囲いが良さそうという噂を耳にしてます)。感覚的にはKKSに似てるので、場合によっては自分から交換してKKS対策を流用してます。
と、作戦を決めています。

で、問題は三間飛車です。

思ったより長くなってしまったので、ここまでにして、次回に続きます。

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