後手戦法のお話(2024年1/4版)

今晩何食べようと一般人は数日に一回くらい悩むと思いますが、後手番何しようと将棋指しは毎日悩んでいるわけです。
2024年ももうじき四分の一が終わるという嘘みたいな時期ですね。
こんなに寒い上、気圧にDVされ花粉症に泣かされる日々。辛さしかありません。
茶番はこの辺にして本題に入りましょう。

※この記事はアマチュア初段くらいの人が適当なことを書いている記事になります。過度な期待はしないでください。

有力戦法①雁木

後手雁木は、藤森渚四段が後手でほぼ確実に採用して勝ち星を集めていること、後手雁木の存在絶対許せねぇ滅ぼしてやると調べている内に魅力に気付きました。
「君のこと好きだったのかもしれない(愛)」
手の平くるっくるです。勝ちゃいいんだよ、勝利が正義。
将棋ウォーズで指すのであれば、かなり有力だと思ってます。
理由は、六~七割が右四間。残りが矢倉と想定するパターンが比較的少ないことです(少ないとは言ってない)。

隠すことでもないですが、主になべさんの実況を参考にしています。
情報としてまとまっていてとても良かったです。
あと、声が低音で聞き取りやすくて良き(声フェチ)。
局面の暗記はそれなりに得意なので、想定局面をいくつか覚えてしまえばそれなりに戦えるのが雁木の良さなんじゃないかなと思います。
実際に採用してみて、大体半分くらい勝ってます。
ぼこぼこにされて負けるか、ギリギリで勝つかの両極端ですね。
対後手雁木対策を練るためにももう少し採用していくつもりです。

有力戦法②四間飛車(95歩型)

「紫陽花さくら、貴様居飛車を裏切ったのか?」
と言われそうですが、別にわたしは勝てれば良い派。評価値の奴隷なので、プライドなんて捨てる時は捨てます。
95歩を指せた場合、四間飛車や向かい飛車を候補に挙げてくるくらいですからね。
理想は雁木と両天秤出来ることですが、はっきり言って一般人が網羅出来る量ではありません。
94歩96歩の交換が入った場合、雁木で都合の良い変化があります。

一般的な急戦対策を知っていて、95歩型で穴熊をきっちり仕留められることが前提条件。加えてミレニアムや右四間飛車、5筋位取りなど豊富な対策への対処が求められます。
元々四間飛車党で、知識を持っていないとかなり厳しいです。
逆に四間飛車党のサブウェポンとしては、かなり優秀じゃないかなと思っています。
雁木の非にならないくらいの受けを要求されるので、居飛車党がこのルートを辿るとストレスで胃潰瘍になります。多分。
雁木+四間飛車が後手の正解なんじゃないかと最近は思っています。人間に出来るとは言っていないけどね。

しかし、ここで45歩候補に挙がって来るのは少々不服です。

どのような基準での評価は全くわかりませんが、類似局面でも95歩突きこしの方が振り飛車が良いのが微差ながら明らかです。

有力戦法③角交換四間飛車(33銀型)

32金型は存在は認めますが、あんまり好きじゃありません(私怨)。
初段帯程度であれば、受け方わからん殺し出来るのでエース戦法ですが、結局の所、狙いが単純なため受けられたら手詰まりになりやすいです。
黒い師匠が推奨してても、駄目なもんは駄目です。

美濃に組んでる人は、端攻めで痛い目に遭ってください。
横歩取られて、端攻めされたら潰れです。

で、クラシカルな角交換振り飛車が一番厄介という話です。
これも雁木と一緒で、想定局面が若干少な目で経験値で序盤をカバー出来るのがポイントです。
ソフト的には72金型が推奨されますが、人間的には厳しいので無難に美濃に組むのが良いと思います。
その辺の話は、下記の記事で調べてます。

地下鉄飛車構想がアマチュア間では、人気がある対策。
他の対策で代表的なものだと、銀冠や玉頭位取りですが、指し方の難易度が高くて高段者やプロが好むイメージがあります。
地下鉄飛車はどうにもしっくりこなくて、他の対策使うのも下手で困っている所です。仕方ないので、実戦譜を漁りながらソフトと睨めっこする日々を送ってます。
角交換振り飛車の良い所は、ある程度攻められる点です。
居飛車の囲いは基本的に薄いことが多く、評価値的に居飛車良しでも人間的に怖い局面がいくつもあります。
ある程度攻めのパターンを網羅しておくと良いかもしれません。

まとめ

・雁木は想定局面の少なさから学習効率が高そう。今の所最有力と見ている。
・四間飛車は95歩を突きこせた場合有力。雁木と組み合わせれば最有力後手戦法へ昇華出来るが勉強量が天元突破する。
・角交換振り飛車も雁木同様学習効率は高そう。ただし、拒否される場合もある(体感10回に一回くらいある)。その場合は四間飛車や手損して右四間にするなど予備プランが必要になる。

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